都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

エセ理詰め経営の嘘(伊丹敬之):痛快な大御所のご意見

2010-06-18 05:02:19 | マクロ経済

 一橋大の名誉教授の連載まとめ。最近、大御所の著作が多いな。論旨は「思いっ切った」戦略の必要性を説く。特に、アメリカの賃金二極化と仕組みの懸念は面白い。<o:p></o:p>

 富裕の偏在のシステムは<o:p></o:p>

     情報や資源の極端な偏在<o:p></o:p>

     特定職種の退出の脅威と限定供給のイメージ<o:p></o:p>

     情報や資源の少ない人の無謀な投資回避<o:p></o:p>

 面白い見解だ。富の階層間で移転と情報の力を分析している。<o:p></o:p>

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 証券化については、「リスクの転売」でアメリカが儲けたこと、「投資という名の投機行為」は当然な指摘だ。「証券化という手法そのものへの疑問」、「現場での責任ある経済行為」がを問題点としている。<o:p></o:p>

 結論は「チマチマした差別化よりも、大胆な経済合理性」であり、目の前よりも遠くを考え、「なまじ芸があるだけ身を滅ぼすこともある」としている。<o:p></o:p>

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痛快な論旨だ。これでもっと具体的なら言うことはない。<o:p></o:p>

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コメント
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