哲学的と言われる作者。形而上と形而下の間の形而中とは面白い概念だ。生きる過程を、親子の関係、食べ物が体に入り出て行く、入れ子となぞらえる。内と外、右と左のつなぐものと区別。曖昧だが面白い。シニフィアンとシニフェの概念に相当する考えとして「以」という漢字で例示がある。<o:p></o:p>
人体が「蚊柱」という入れ替わりの関係性という例示も楽しめる。快楽と不安が「おしっこを漏らすときの快感」というのは頭と体、その対比を超えた抜けるものの例示か。素直で、あけっぴろげで、自分の道を持っている方だ。<o:p></o:p>
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知的興奮がある。<o:p></o:p>
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