都市と楽しみ

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垂直型複合開発(MXD)は変化への対応や効率に課題がある

2011-03-02 05:52:30 | 都市開発

商業施設は変化の時代で、デパートが専門店に変わるのは日常茶飯事だ。オフィスも競合があり、使い易く効率的な、ワンフロアの大きい整形のフロアが求められている。<o:p></o:p>

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もともと複合開発(MXD)は駐車場の利用効率などがあった。土日は商業、平日はオフィスといった具合だ。また複合用途の集積でマグネット効果を高める狙いもあった。しかし、今や、施設は過剰の時代で「使いやすさ」、「変化への対応」が求められている。<o:p></o:p>

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垂直複合開発の課題を述べる。 <o:p></o:p>

     垂直に重ねる課題 <o:p></o:p>

・エレベーター・シャフトの取り合い、コアの増大、外形(ホテルとオフィス)の取り合い、オフィスの形状や有効率の低下<o:p></o:p>

     エントランスの取り合い<o:p></o:p>

・おのおのの用途別の入口の用意、用途別セキュリティ確保、バック動線(搬出入)の取り合いと時間<o:p></o:p>

     管理の複雑性<o:p></o:p>

・開館時間、セキュリティ、複合した従業員、設備管理<o:p></o:p>

     建替え・リニューアル<o:p></o:p>

・権利関係、工事時間(オフィスは休日が、ホテルは平日が好ましい、商業は休みが少ない)<o:p></o:p>

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複合開発は連立した棟が並ぶ形式が良い。例えば品川の再開発 西梅田ハービスや阿倍野タワーの再開発は入り組み、上下の複合であり今回の課題があてはまる。拙論をご参考まで ( http://www15.plala.or.jp/n7ohshima/toshinnkousin.pdf )<o:p></o:p>

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複雑な垂直複合開発は設計者の腕の見せ所かもしれないが、時代変化対応や資産として問題が大きい

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コメント
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