電力の今後の課題を考えてみる<o:p></o:p>
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① 拙速な停電計画と対応<o:p></o:p>
信号、公共交通機関への優先配電は基本ではないか。だれが、エリア分けという「計画停電」を了解したのだろうか。政府の対応もおざなりといわざるを得ない。通商産業省に節電のお願いはあるが、停電は東電からとなっている。( http://www.meti.go.jp/electricity.html )<o:p></o:p>
経済の機会ロス(出社できない 等)、生産性低迷(コンピュータが頻繁に落ちる 等)は、計り知れない。いつまで続くのかも良く分からない。これでは、電力の安定供給自体が揺らいでしまっている。<o:p></o:p>
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② 節電か停電か<o:p></o:p>
原発の停止を受け、「今後も」電力が何%不足するのかが明らかになっていない。(現在ピーク時供給力は、3,500万KW程度で推移し前年比の75%位、夏は5~6,000万KWとのこと)25%位の節電は家庭ではできそうに思うが、マストラや産業用など節電があまりできない比率が高いのかも知れない。どちらにしてもピークの平準化が要点であり、昼間の電力使用を減らすのが方策のようだ。<o:p></o:p>
計画停電にするのは、広域停電を防ぐため方策なのか。 輪番停電の風評と停電リスクのトレード・オフを東電は考えているのか。むしろ、これから東京から大阪などへの移設・移転も出てこよう。東京集中の分散による需要減と節電をあわせる方策が最も良いと思われる。更に、需要のピークが問題で、夏の休日の甲子園とエアコンなどを押さえ、夕方の打ち水で冷やす方策を今から考えておくのはどうだろうか。<o:p></o:p>
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③ 損害と責任は<o:p></o:p>
地震の予見はあり、津波の想定もあった。しかし、それを越える津波の高さで、非常用電源が流されたという。これは、インフラの過信に過ぎない。若しも「連鎖したら」の想定がなかった。(電源切れの場合は想定していなかったようだ)しかも、非常用発電のメンテナンスが悪かったとの指摘もある。<o:p></o:p>
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電力供給、放射線と放射線物質による汚染につき会社の責任を明確にして、より良い発電をすべきだ。その原資はいうまでもないだろう。<o:p></o:p>
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