都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

早春の桂離宮は工事中だが発見が多い

2011-03-15 05:55:51 | 京都

今年も冬は工事が多い。園林堂の西の土橋が架け替えをしていた。見ると、桁を渡した上に、デッキプレートのような断面の銅版を乗せ、土を突き固めていた。こういう構造とは知らなかったが、確かに木の上に直接土を載せると木が腐るだろうから合理的だ。<o:p></o:p>

 ご案内と解説は「この方が面白くていいじゃん」の名調子の方。締めくくりは、「池にはまらず(30年で約30人とのこと)、桂離宮にはまってください」との落ち。宮内庁も人材が豊富だ。<o:p></o:p>

 参加者はシルバー層が多く、熱心。<o:p></o:p>

 いつも忘れるが、桂離宮の四季の解説から(定説だろうか)<o:p></o:p>

松琴亭 冬(松と枡型から)<o:p></o:p>

賞花亭 春(秋という場合も、春は[吉田屋] 、秋は[龍田屋](今出川からの移築の名残)の暖簾)、消夏の風で夏とも。<o:p></o:p>

笑意軒 夏(風通しよく、水田に面する)、梅が前面にあり春とも。<o:p></o:p>

月波楼 秋(米の収穫、、鎌型から)<o:p></o:p>

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定説がないのが良いところだろう。今回はいつも渡れない賞花亭から古書院への土橋を渡った。<o:p></o:p>

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久々に建物を眺めると笑意軒の裏の曲がっている柱や、月波楼の屋根裏の曲がった飾り柱の佇まいには驚く。構造的には無理があるが、意表をつく面白さがある。<o:p></o:p>

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次は梅雨の季節に予約ができた。雨の情景も良い。<o:p></o:p>

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コメント
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