都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

モネ、風景を見る目(東京 上野 国立西洋博物館):セザンヌが良かった

2014-01-29 00:21:38 | 趣味
 東京なら美術展かコンサートが多い。上野へ。お昼前で空いていた、常設展もあわせて1,400円で2時間楽しんだ。
 モネ展とあるが、セザンヌが良かった。
・オーヴェール=シュル=オワーズの茅葺の家
 確かな構図、手前に見える道にある緑の曲がり、中景での構成の要点となる茅葺の三角の存在感、遠景がバック
・ポントワーズの橋と積
これは好きな絵だ。堰にたまる水は水面が穏やか、手前に水が落ちて流れる。水面の反射が控えめだが的確。奥の端が水に写る。両側の木は風に揺れる。手前の木の枝はさっと火と刷けで風と動きがある。巧いとしか言いようがない
・プロヴァンスの風景
 後期の完成した画風。山の斜面、建物の垂直線、軒線のリズム、日射と陰、木の緑と影が単純化されたフォルムで折り重なる

 この3つの絵で30分は佇んでしまい疲れた。他の印象に残った絵は
・海辺の母子像:ピカソ
すっきり、無駄の線、青い画面、うまい

その他、モーリス・ドニ、キース・ヴァン・ドンケンなどが珍しかった。

 この後、常設展を見ると大変疲れた。ロダンの「美しかりしオーミエール」が目立つ展示になっていた。なお、本館は改修中。世界文化遺産になると良いな


コメント
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