都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

あべのハルカス:ややこしい乗換と床レベルの違う百貨店

2014-08-18 05:50:15 | 都市開発
 完成後、やっと訪問。展望台が16階、オフィスが17階、ホテルが19階のスカイ・ロビーで乗換という複雑なシャフト構成。また、百貨店のタワー館とウイング館の間は吹き抜け状でセンター・エレベーターが通る。タワー館は中央にWエスカレーター(当世の標準)があり分かり易いが、ウイング館はエレベーターが点在し使いにくい。

 新旧の百貨店、オフィス、ホテル、展望台の混合がメガ・トラスと複雑なシャフト計画を呼んだのでは。分かり難い施設構成で、ホテルの車回し、百貨店の搬入、オフィス・エントランスなどは取りあいの苦労が分かる。

 百貨店はタワー館とウイング館のレベル差と間の吹き抜けが中途半端だ。なんで統一しなかった(できなかった)のか不思議だ。売り場面積は3万坪で日本最大級だが、百貨店は6割で1.8万坪、残り1.2万坪は専門店となっている。歩いてみても、百貨店なのか低層部の専門店(solaha 大丸のうふふガールズみたいな位置付けか)なのか良くはからない、1階と地下の食料品は百貨店のようだ。タワー館が従来の百貨店でウイング館は専門店志向のようだ。

 あべのハルカスダイニングで「大坂通」は千成瓢箪がモチーフ。大阪のお店が多いが、すし萬と昭和町BOSTONは良いとして、古潭らーめん、ピッコロ・カレーが同列というのはどうかな。京都からはグリルキャピタル東洋亭だが、つばめグリルのような感じだ。

 オフィスのスカイ・ロビーは見晴が良い。高層用はフラッパー・ゲートとテンポラリー・カード発行の機械や受付がある。広々として気持ちが良い。ここから下りのエスカレーターは未来的で楽しめる。

 複雑な構成でなかなかついて行けなかった
コメント
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