春は五山の絵を描き続け、昨年やっと完成。
①大文字
枚数があります。秋も描いています。好きなのは人の活動を描いたもの。光あふれる情景です。
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春の大文字です。うららかな春でした。
②舟形
賀茂川から狙えました。堰と落水、菜の花など入れ、近景・中景・遠景でまとまります。
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菜の花を春は。
賀茂川の上賀茂神社近く。堰が二段になっていて水の音が激しく、その様も描いてみました。両側の緑の重なりも新緑で爽やかです。奥に船形を入れました
③妙法
「妙」は高野川から簡単に決まりましたが、「法」はなかなか絵にならないので困りました。そのため最後に回しました。
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五山シリーズの最後は「妙」。水と描こうにも全くなし。手前は自動車教習所かスポーツ公園。公園を選ぶと朝から周りのテニス・コートが楽しそう。手前はテニスのネットなどでまるで絵にならない。奥の道路の擁壁も同じで省略。パースもないため早く描きあがる。
妙の山は真ん中の谷に水道施設への道がある。鉄の火床があるが「妙」に見えるのかどうか不思議だ。手前の花見月が白い花を咲き誇っていた
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妙法が両方見える水辺もありましたがいまひとつ。
「妙」だけを高野川から堰が二段なのは賀茂川と同じ。構図もよく、まとまりが気に入っています。水の音が大きい。新緑がやっと映えだした頃です。
④左大文字
水のある風景としようと、紙屋川から狙いました。望遠レンズのような構図。
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左大文字と水をテーマに場所を探した。紙屋川の曲がったところから見える場所を見つけた。周りは住宅が多く、絵にならない要素は変えた。望遠の視覚で近景のコンクリート橋、中景の家並み、遠景の左大文字の対比とした。この周りは西陣の奥で紙屋川の回りは段差がある地形で階段が多い。
⑤鳥居形
近づいた構図で決めました。山奥の感じで手前に水で好きな絵です。
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鳥居形の左側を瀬戸川の曼荼羅橋の先から描きました。のんびりとした春の光のなか、構図がすぐきまりました。
木が多く、時間がかかります。鳥居の火は鉄の足がついた炉のようです。鳥居は低く見えにくいのですがこのような仕組みだったのですね。瀬戸川は用水としてか堰や分流が多く仕組まれています。
山の下は竹の秋で黄色くなっています。奥の黄色は椎の花です。
絵を描いていて気がついたのは、賀茂川・高野川・鴨川とも堰で狭められ、落水となり、放水路も噛んだ構造です。上流からは狭められ、堰で広がるという形が続いています。親水と治水の融合のようです。( http://www.pref.kyoto.jp/kamogawa/documents/1263367156617.pdf )