谷崎潤一郎が通ったというお茶屋「吉初」を生かした中華料理のお店。一力の先にあり艶っぽい立地。お茶屋建築らしく、入口から人目を忍ぶ迷路の様。入口横の井戸が珍しい。中庭があり、手水鉢の流れが面白い。(陰陽の陰の象徴か?)築100年とあるから明治の建築か、数寄屋風だが派手目の造り。天井仕上げが、竹竿、網代、葦の三種で面白い。塗り込みの垂れ壁が後付だろうか。
お料理は蟹の揚げたのが名物、他に海老や帆立があり野菜も多い。油通しで広東風の味付け。楽しく会食できる。
8時過ぎの帰りに、四条名物半分屋台の祇園みよしや が丁度開店。お土産に(1本百円)、お土産にと買い求め、愚妻にも5本ほど。久々で好評だった。