朝は、ホテルのブッフェでいまひとつ。それでもしっかり食べて広島駅に。周遊券の西端が新岩国、新幹線ですぐ。岩国バスは有料で300円程。9時前に錦帯橋に着くとなんと工事中。1月にサンアントニオの運河パセオ・デル・リオを見学に行ったら、運河の水を干上げてどぶ浚いをしていたのと同じくらい落胆した。橋の欄干の外側と下に仮設があり風景を楽しむことも、橋の構造を見ることもできない。せめて駅とバス乗場に「工事中」の表示くらい欲しいものだ。それでも渡るのに310円、全く面白くない。まるで、クリストの包むインスタレーションだ( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88 )10時過ぎのバスで竹原に向かう。
竹原へは、広島で新幹線を降り、呉線で海沿いを走る。13時頃到着。塩田を産業とした豪商と酒屋の町だ。魚飯を楽しみにしたら観光案内所で「予約しないとない」と言われた。
本町通(本町、元町は最も古い町の場合が多い)を歩く、ふと、蕎麦かんの が目に入り蕎麦を楽しむ。良いお店で荊妻はみかんをお土産に頂いた。お願いごとがかなう おかかえ地蔵 も荊妻が挑戦。月曜日で閉館が多く街を歩く。漆喰が立派で、軒下まで波状に塗り込んでいる。また、なまこ壁( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AA%E3%81%BE%E3%81%93%E5%A3%81 )も多い。駒寄せの六角名栗、四角名栗と変形(http://naguri.co.jp/about )が多い。水路の上には、硬質の木でつくった格子でふたをしてある。
旧笠井邸を拝見したが、斜めの格子の襖、2階のガラス窓、繭型の窓など色街建築のような佇まいであった。塩田の歴史が良く分かった。心が和む街並みで良いなと思った。造り酒屋も多い。格子が綺麗な邸宅が多い。地割が明示され、船場の背割り排水のような水路がある。
隣町の忠海からは大久野島ではうさぎと毒ガス軍施設があるらしいが寒くなってきて日も沈み諦めた。こんなことなら錦帯橋に行かなければよかったと反省しきり。
三原で乗り換え、蛸の町らしいが閑散としていた。広島に帰り、ホテル近くでお好み焼き、鉄板で食べるとうまい。
1万8千歩 22階