青春は脂と油だった。早稲田のオトボケの脂だらけのジャンジャン焼、新宿のつな八の天ぷら定食(900円だった)、マーユだらけの桂花ラーメン(400円だったかな)で学生時代の想い出がある。
いまは、どれもダメで、ビフカツよりステーキ、焼肉よりしゃぶしゃぶ、ラーメンよりうどんになってしまった。しかも、野菜が好きで、汁物でも五目汁そばやちゃんぽんが好きだ。自宅で冬は豚汁、夏は冷やししゃぶしゃぶ、または豆腐ご飯に薬味山盛りという嗜好だ。
とくに揚げ物はいまひとつ、うまいとんかつなら別だが。キャベツをたんまりあわせてたべる。生の強い刺身も疲れる、コブ締めや今なら新子あたりが良い。要は、選ぶと高くなるが量を食べないのと飲まないから高くはならない。割烹でちょっとあたりが一番良い。
あっさり志向に変更のおかげで健康なのかもしれない。
ときどき、梅田の第一ビルの天丼かえん の前など通りかかると食べたくなるが避けている。食べると、食後の胃もたれが想像できるからだ。あっさりと上品な天一の天丼が梅田の伊勢丹の地下にあった頃は良く食べたが。
それでも、東京に行って、好きな店巡りをしたいがコロナ禍でできない。初秋の一週間程、天ぷら、寿司、鰻、蕎麦、とんかつ、やきとん など食べ歩いてみたいものだ