都市と楽しみ

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調布の東京外かく環状道路大深度工事による陥没は技術の陥穽

2020-12-30 02:19:36 | 都市開発

 大深度工事( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B7%B1%E5%BA%A6%E5%9C%B0%E4%B8%8B )は「地下40m以深、基礎杭の支持地盤上面から10m以深」では「大深度法」( 2001年施行 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B7%B1%E5%BA%A6%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E3%81%AE%E5%85%AC%E5%85%B1%E7%9A%84%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E7%89%B9%E5%88%A5%E6%8E%AA%E7%BD%AE%E6%B3%95 )による公共的使用(土地収用が不要)だが、今回調布市東つつじヶ丘で陥没が発生し、NEXCO東日本は「要因のひとつ」として工事との因果関係を認めた。

 もともと、この用地は自然地形が氾濫平野で人工地形は切土と盛土がなされている。( https://maps.gsi.go.jp/#16/35.658497/139.580016/&base=std&ls=std%7Cexperimental_landformclassification1%7Cexperimental_landformclassification2&disp=111&lcd=experimental_landformclassification2&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0&d=m )トンネル工事による振動で土砂が流動化となり空洞ができたのかもしれない。とまれ、40mの深さがどこでも正しくないという反証がこれでできた。また、軟弱地盤の梅田・中ノ島、日比谷、広島市などでは30m超の掘削もある。それなら基礎下は40m以上になる、さらに基礎杭はもっと深い。(参考: http://seisan.server-shared.com/643/643-121.pdf )

 しかも、日経の記事によると衛星解析により工事で地表が数cm沈下したとある( https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/20201218-00935704-fisf-stocks )

 今回の事故を受け、「表層が軟弱地盤の場合」の深度や工法、沈下の測定など

の但し書きが増える可能性がある。大体、地下に構造物を勝手に通すというのはリスクがある。地盤は何が起こるか分からない。

 技術の陥穽を陥没で証明した

コメント
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