コロナ禍のなか、席を半分くらいにひとつずつ空けて配席している。また、換気が良いのか寒いくらいで手袋・帽子が目立った。
演目は、https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/minamiza_202101/
小山内薫=作「息子」は江戸から大阪に行ったきり19年の親子の葛藤をしみじみと。近代を感じさせる劇だがイギリスのハロルド・チャピン作「父を探すオーガスタス」を翻案とあり納得した。楽しめた。
狂言舞踊「茶壺」は踊りが楽しめる狂言。背景には老松の絵と両側に竹で松竹らしい。
南座自体は大林の改修できれいに完成していた。昔の歌舞伎の小屋は暗い、汚い、臭いの3Kであり、逃げ場所としての芝居茶屋が近傍にないと楽しめ無かったと聞く。確かに、照明、椅子、空調(換気と温度管理)もなければ大層現代とは違う環境だ。当時の歌舞伎の衣装や動作が派手だったもの暗いからだったのだろう。
とまれ、新春に良い体験になった