鏡餅を切って丁寧にカビの部分をくりぬいたのをいただいた。
飾っていた鏡餅はかたくて切るのは大変だったと思う。
私が育った家ではひび割れた鏡餅をひびにそり割って焼いて食べていた。
切られたパーツを並べてみると丸くなった。
急いで畑へヨモギを採りに行ったらとうとう寒さで枯れてしまったミニトマトの木だが実はプチプチ状態で転がっていたので拾ってきた。
ミニトマトはカビの部分をくりぬいた凹みに乗っけた。
よもぎは周りに飾った。
鏡餅は2時間ほど水につけておいたのをバターで焼き途中湯がいたヨモギをミキサーにかけたのを乗っけて混ぜるとヨモギもちになった。
キナコをまぶしてヨモギの香りを楽しみながら食べた。
子供のころ正月の餅はヨモギが入ったのが好きだった。
今でもそうだがヨモギが入った正月用の餅は売ってない。
少し遅れたが鏡餅一枚分だと充分ヨモギ餅が楽しめる。
よく母が話してくれるのだが私が4~5歳のころホッペも手も寒さで紫色になりヨモギを摘んできたそうだ。
母は自分が好きだから私が摘んできたと思っているらしく今にあの姿がわすれられないと涙声で言う。
私も覚えているが摘んできたヨモギを母がゴミや枯れた葉を種分けするとほんの少しになったことや私がすきなヨモギ餅のヨモギを摘むのがとても楽しかったことを。
ほんの小さな子供のころからズーット食べられる草を摘んでいるんだとふと思った。
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