お地蔵様の祀られているお堂の境内がまた明るくなっている。
一昨年は海に面した斜面に生えていた木々が切られたためだったが。
見回すと一昨年素材とした桜の古木が切り倒されていた。
その周りには潮風で赤くなりながらも新芽がたくさん芽吹いている。
思わず野外教室前日に仕上げた解いた着物地で作ったブラウスを置く。
ブラウスは着物地を解いた布で再生した。
切られた桜の古木は木の部分がだめでも根がしっかりしているからたくさんの新芽が芽吹いているのだろう。
ブラウスもしっかりした絹地だった。
応援のつもりで桜の芽吹きの上にはアカメガシワの新芽、ブラウスには黄色い布で作ったアームカバーを置いた。
境内にはもう一本3幹の桜の古木がある。
ますます元気にとの思いを込めて着物地を解いて作ったブラウスとアカメガシワを置きブラウスに続く3幹の一本の上にもアカメガシワを並べた。