海を作業場にするときは潮の満ち干が大事な要素になる。
去年に続き遺跡海岸を再度作業場にするにつき引き潮になり始めて2時間後に行った。
引き潮だった去年とは全く違う表情。
引き潮であればテトラポット群がいい借景になるが足場が悪いので疲れる作業になるだろう。
向かいに因島が見える穏やかでいい場所だ。
村上水軍が活躍した時代には因島水軍の基地の一つだったらしく磯には遺構がある。
去年帰り際に遺構を発見し来年は遺構があるあたりを作業場にしたいと思った。
引き潮2時間後では遺構は海の中だった。
滿汐2時間後に再度来たときは遺構は出現していた。
その日は中潮だったが時間を選べば作業はできそうだ。
去年の作業場あたり。
流れ着いていた仕掛け編みや巨大牡蠣殻、時代物のような小槌は素材として確保しておいた。
なるべく現地での素材で創作したい。
以前作業場にした近くの海岸行くとなぜか海の色が泥色だ。
きれいな色だったのにどうしたのだろう。
護岸工事された上から落っこちてきた木々だが枯れなかった木もある。
根元ににはツルナが茂りハマダイコンの花が咲いている。
いい景色が出現。
近くに素材になりそうなロープが流れ着いていたので一緒に記念撮影。
ロープは素材にするため流れ出ない場所で確保。
この場所にはない石を発見。
手繰っていくと護岸工事された部分が崩壊して工事用の石が流れ出ていた。
以前素材にした巨大ハンノキはまだ健在。
どんな根っこかと調べたが迫力満点。
同じ場所でも自然は刻刻と変化し、見る目も変わってくるので伯方島を作業場にし今回で9回目になるが作業場には困らないだろう。