虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

「真田丸の水攻めシーンを再現したい!」

2019-02-04 12:35:43 | 通常レッスン

小2のAくんとBくんのレッスンで。(年中の弟くんも参加)

「真田丸の水攻めシーンがやりたい!」と意気込むAくん。

アイパッドで水攻めシーンの映像を見直して、どういう風に作るか話しあいました。

「水を止めているところは木じゃないとダメだよ。ひもを切ると、パアーッと水が出てくる

ようにしなくちゃ!」とAくん。

Aくんの構想は大きく膨らむものの、水を扱えるもので教室にあるのは

スーパーボールすくいに使っているプラスチックの衣装箱くらい。

牛乳パックの空き容器も切れています。

水が流れる通路をどうしたものかと思案したあげく、厚紙をサランラップで覆うことにしました。

Aくん、Bくん、弟くんの3人は、水で流れる敵軍を表現するために、

ラップにプラスチック人形(50体100円です)を貼りつけていました。

 

それにしても、水を木でせきとめておいて、一気に放出するなんて

できるのでしょうか?

「絶対、ひもを切ったら、バシャーッて水が流れるんじゃないといやだ。そうじゃなきゃ、真田丸の水攻めじゃない。それと、

水を止めているのは、木だから!」と

Aくんが力説するので、「ひもを切ること」と「木でせきとめていること」の2点さえ守れば、

後はまあいいか……と、簡単な作りにすることにしました。

木の扉を貼りつけたペットボトルの口にひもを縛り、ひもを天井にあるフックに通しました。

ペットボトルの底は水用通路に貼ってあります。

エレベーターを吊り上げる要領でひもを引っぱり、ペットボトルが立つ位置で

ひもの先を木製のドールハウスに結びつけました。

ペットボトルに水を注いで準備完了。

はさみを切った瞬間、水が入ったペットボトルが倒れ、木の扉を押しのけて

水が流れ出しました。

プラ人形たちが流れて、迫力のシーンができあがりました。

Aくん、Bくん,弟くんが、めいめい、水攻めシーンの指揮を取り、

3回、録画しました。

算数タイムにピグマリオンの算数脳トライアル2~3年生の問題を解きました。

逆思考の必要なかなり凝った問題です。

ふたりとも、とても難しい概念を理解していて感心しました。

 


年少さんの数遊び と 工作の様子です

2019-02-03 20:10:05 | 通常レッスン

年少のAちゃんの算数のレッスンの様子です。

教室には数えることを楽しむための小道具がたくさんあります。

写真はご当地キティ―ちゃんの人形たち。

なまはげに扮したキティーちゃんや、キタキツネのかぶりものをしたキティーちゃん、

金のしゃちほこ姿のキティーちゃんなど、見ているだけでワクワクしてくる

かわいらしさです。

子どもが最初に数と触れ合う時、数えるだけでも、「ああ、面白い!」と思って

ほしくて、せっせと集めたキーホルダーの一部です。

普段は日本地図と親しむときに活躍しています。

 

10のくぼみがある製氷トレイの上に、「1,2,3,4、~」と数えながら

キティーちゃんを置いていきました。

Aちゃんは楽しくてしかたがない様子で作業をしていました。

10集まったら、トレイに移します。

3,40個数えられるかな?とトレイを4つ用意していたら、

40個入れ終わっても、「もっと数えたい!」とがんばっていました。

それで、トレイをいくつか補充。

でもAちゃんの熱意は冷めず、さらに補充。

九つトレイに入れ終わった時、「もしかして、100個までいけるかな?でもキティーちゃん、100個も

あったかな?」と心配しながら、もうひとつトレイを用意。

すると、ちゃんと100ありました!

Aちゃん、ニコニコの笑顔です。

 

先日、ウンチョコという動物の形の箱に入った駄菓子を食べて、

空き箱を教室に置いて帰った子がいたんです。

それを見つけたAちゃんが、「これ持っているよ!」と教えてくれました。

そこで、ウンチョコ人形を、なみなみ段ボールで作る競馬場で走らせてみた

ところ、ピッタリサイズで、ちょこちょこかわいく走りました。

「お姉ちゃんのと私のウンチョコの走るところ、作りたい」とAちゃんは

はりきって工作していました。

少し難しい部分もあったので、一部手伝ってあげましたが、

厚紙を自分でどんどん切って、最後まで根気よく仕上げていました。

(仕上がりの写真を撮りそびれて残念)

切っている間も笑顔笑顔。


小2の女の子グループの工作と算数の学習の様子です 3

2019-01-20 19:13:22 | 通常レッスン

 またまた、1と2で紹介したグループとは別の女の子たち。

小2の女の子グループのレッスンの様子です。(このところ、女の子グループの

記事が続いています。男の子のグループはというと、すざまじい勢いで散らかしながら

工作をするので、写真を撮るどころじゃなくなっています。近いうちにアップしますね。)

ドイツから来た男の子のおみやげのグーテンベルグの印刷技術の超ミニ本を見た子たち。

「ミニチュアが作りたい」と言いました。

小さなお菓子の箱の展開図を描いて、工作しています。

 

Aちゃんが展開図に折りこむ部分もつけています。

Aちゃん作のミニミニクッキーの箱。

ランドセルを作ったBちゃん。金具の部分を、アルミ箔を圧縮させて作っています。

 

 <分数の大小ゲーム>

分数の大小ゲームをしました。

写真のCちゃん、間違えてしまったようですね。

みなで、どうしたら正確にどちらが大きいか調べられるか考えました。

 

折り紙1枚を1として分数を学習中。

自分で折っていろをつけると、さまざまなことに気づきます。

 

 

<折り紙を使った分数クイズ>

縦と横に2分割ずつして、4分の1 を色付けた折り紙を、

今度は横にもう一度折ります。

そうして開くと、8分の2になっていました。

 

「もう一度、全体を半分に折ると、色をつけた部分どうなるかな?」

とたずねると、「8分の4」 という答え???

実際にためしてみると、16分の4でした。

「それをもう一度、半分に折ると?」とたずねると、

みんなは分子が6だと予測しました???

どうも数が数列のように、2,4,6と増えると思ってしまうようです。

でも実際に折ってみると、「そうか、全部、半分ずつになって、

もうひとつずつ増えるから倍になるのか。

だったら、分子は6じゃなくて、8。32分の8でしょ」と

最後はみんな意味をよく理解していました。

 


小1の女の子グループの工作と算数の学習の様子です 2

2019-01-16 13:40:27 | 通常レッスン

小1の女の子グループの工作と算数の学習の様子です

の記事で紹介したグループとは別の1年生グループのAちゃんとBちゃんの様子を紹介します。

今回、お休みでした。

Aちゃんはこれまで工作で、「南国の島と人魚」や「犬小屋」を何度も作ってきました。

が、今回作りたいものは、意外にも、「お城」でした。

立体パズルのお城の模型を見ながら、どんな風に作るのか話しあいました。

すると、台形を4つ貼り合わせて土台から作っていくという考えでした。

そこで、長い帯状の紙を折って、四角(の空洞)を作ってから、

端を斜めに折れば、台形4枚を貼り合わせたのと同じになることを教えると、

この作り方がとても気に入った様子で、どんどん上に作っていきました。

 

カメラを向けると、なぜか……ゆるきゃら?

 

Bちゃんは粘土でウサギを作っていました。

絵具を混ぜてピンクの粘土を作り、先に、それぞれのパーツの形を作ってから

それらをつなぎ合わせる自分流の作り方。

「うさぎ小屋を作りたい」と見つけてきた箱。

Bちゃんは立体図形をイメージするのがとても得意な子です。

箱を見たとたん、「ここを切って窓にして、ここを切ると、この部分がパカッと上に上がるから、看板みたいになる」

と説明し、作るとこんな素敵なうさぎ小屋になっていました。

 

Bちゃんのすごいところは、作りながら考えるのでなくて、最初に頭の中だけで動きをともなう

工作の完成図をイメージできることです。

「看板を閉じた時に、窓が閉まり、ウサギの絵が見えるようにして、屋根のところには、

あみから黄色い光が入っているようにする」と言いながら、

下のように作っていました。

 

AちゃんもBちゃんも洞察力が高く論理的に考えるのを得意とする子です。

1年生用の算数脳トライアルは、ほぼどれもやってしまったので、

2~3年生用の算数脳トライアルの少し凝った問題を解きました。

最後の一問は、大人もうなるほどの難しさで、

いくらがんばり屋のふたりでも投げ出すのではないかと思っていたのですが、

何度も消しゴムで消して、最初から考え直す作業があってもあきらめず、

最後まで解ききっていました。

そこに、今回、お家の用事でお休みしていたCちゃんが現れました。

教室の近くでお家の用事があったそうなんです。

Cちゃんも「勉強だけチャレンジして帰りたい」と同じ問題に取り組みました。

時間はかかりましたが、Cちゃんも最後まで解くことができました。


小1の女の子グループの工作と算数の学習の様子です

2019-01-13 19:09:01 | 通常レッスン

小1のAちゃん、Bちゃん、Cちゃんのレッスンの様子です。

下のようなレゴのカラコロピタンというピタゴラ装置の作り方を

紹介してくれているテキストを見た子どもたち、「こういうの作ってみたい!」と乗り気でした。

教室では、こうした本を参考にすることはあるのですが、本の通りにそのまま作ることは

あまりありません。

本の通りに作るとなると、たいてい材料を探してその通りに組むことに終始して、

プラモデルを作ったような満足感で終わりがちだからです。

それに、お家に同じ形のレゴがないと作れない、とあきらめてしまうか、足りないものを求めて、

「買って!買って!」と

ねだるのも困りものです。

ですから、子どもたちには、見本やお手本をよく見て、

今、周りにあるもので代用できないか、紙などで作ることはできないか、

判断させたり、考えさせたりしています。

そうやって、見本からアイデアだけもらって工作していると、

今回も、その通りに作るだけでは出てこなかった

本にあった最初の見本以上の独創的なアイデアが次々、生まれていました。

 

下はシンプルなデュプロのタワー1本だけで、4つのレールを

ビー玉が移動するビー玉コースターを作ったAちゃんの作品。

(写真はお母さんに見てもらっているところです。)

 

装着部分。 テープで補強していました。

 

うまくいかなかったことの改善。

ビー玉の力が強くて、紙の壁を押して飛んで行ってしまうのを防ぐために

厚紙で補強してありました。本では、軽い素材の玉を使っているためそうしたことが起こらないんです。

でも自分の手持ちの材料で作ったがゆえの問題点を解決する力は大事だと思いました。

 

Bちゃんは下のレールの作品はデュプロで作ったレールを装着せずに

乗せるだけで、転がるように作ってありました。

 

Cちゃんはレールを作る際、デュプロの幅と同じレールにするために

物差しで幅を測ることに熱中していました。

そのためレールを作るだけで手いっぱいになり、家で続きをすることになりましたが、

測ることについて、さまざまな気づきを得たようでした。仕上げることより大事なプロセスです。

 

<算数タイムの様子です>

Aちゃん、Bちゃん、Cちゃんは、3人とも算数が大好きな女の子たちです。

少し難しい問題にチャレンジしてもらうことにしました。

 

「1か月に70円のおこづかいをもらいます。5月から12月まで、おこづかいをためると

いくらになるでしょう?」


という問題にチャレンジ中。5月から7月まで、とか6月から10月まで、くらいなら解けた子たちも

期間が長くなると苦戦していました。でもお金を勘定するのはお手の物で、上手に計算できていました。

 

「1か月に60円づつおこづかいをもらいます。5月から8月までもらうのですが、8月だけはとくべつに

ふだんの月より20円多くおこづかいをもらいました。ぜんぶでいくらになるでしょう?」

という問題。Bちゃん、間違えずにおいて、すばやく計算しました。

 

おこづかいの問題は3人ともよくできていたので、

お城の入場料の問題を出しました。

 

「おとなは100円。こどもは大人のはんがくです。

おとな5人、こども3人がにゅうかんしました。にゅうかんりょうはぜんぶでいくらになるでしょう?」

といった問題です。

AちゃんもBちゃんもCちゃんも、入館料の問題は、ミスなくどんどん

解いていました。

 


「間違ってないよ!本当のことだよ!」

2019-01-04 21:02:59 | 通常レッスン

年中のAくんは三人兄弟の真ん中さん。頭脳パズル好きで集中力や根気のあるお兄ちゃん、

甘え上手で人から学ぶのが上手な弟君にはさまれて、

普段は目立たないことが多いのです。

「家では、ひとりの子の話を聞き終わる前に兄弟が割り込んで、きちんと

聞くこともできないので、たまにこの子だけの時間を作ってあげたい」

というお母さんの希望で、少し前から、

兄弟とは別に、Aくんだけが虹色教室に通う日を設けるようになりました。

 

そうしたAくんのレッスン日に、こんな出来事がありました。

ブロックをどんどん積み上げるうち、どれだけ高く積めるか確かめたくなったAくん。

Aくんの背より高くなったところで、教室にある1メートルまで測れる長い物差しを出してきて、

天上からぶらさげたバネを使って物差しをブロックのタワーの横に立てると、

Aくんの目がきらきらと輝きだしました。

そして、「こんな長い物差しお家にもあるよ」と言いました。

それを聞いたAくんのお母さんが、Aくんのかわいい間違いを面白がる様子で、

「こーんな長いのはないかなぁ?」と言って笑いました。

「そんなことないよ。あるよ、ほら、お父さんの~」とAくんは必死になって

お母さんに説明していました。

 

Aくんはとても観察力がある子で、虹色教室でも、2、3歳の頃から、

見たものを正確に表現しようとする姿や自分の頭で考えたことを

別のものと比較しながら言い表そうとする姿がありました。

「そんなAくんが、懸命に『ある』と言い張るのだから、

身長計とか50cmの長めの物差しなど、何か根拠となるものを

目にしたんだと思いますよ」

そんなことを話していると、Aくんのお母さんが急に思い出した様子で、

「そういえば、あります。あります。1メートルの物差しが。

Aの祖母が使っていた洋裁の物差しで~」とおっしゃいました。

やはりAくんは正しかった……!?

算数の時間、子どもは買い物したいだけ(教室の)ATMでお金をおろすことができます。

Aくんは、「500円ほしい」と言いました。

「Aくん、お店の品物は全部10円だから、500円分も買うとしたら、

50個も品物を選ばなきゃいけないよ」と言うと、

それでも、「500円がいい」と言います。

「10円、20円~」とがんばって数えていき、500円分買い終えました。

買い物も大変です。

 

 

火山を噴火させる実験をした後で、大好きな水の中の生物を海や川において

遊びました。そして、いっしょにいろいろな魚の載っている本を読みました。

本には、恐ろしいピラニアの写真と説明が載っていました。

それを見たAくん。

「お父さんは前にピラニアを飼っていたんだよ」と得意そうに

言いました。

それを聞いたお母さんが思わず吹きだして、「ピラニアは、ちがうわ。ピラニアは飼っていないと思う。

そんな怖い魚は飼ってないと思うよ。

別のピのつく魚かな~?」とまたもやAくんのかわいらしい間違いを訂正するように、

笑いながら言いました。

「ちがう。ピラニアを飼っていたって、お父さんは言ってたんだよ。ピラニアなんだよ」

Aくんは必死になって、言い張っていました。

 

その翌日、教室が始まる前にAくんのお母さんから電話がかかってきました。

Aくんの名誉挽回のための電話でした。

何とお父さんは、昔、本当にピラニアを飼っていたそうなのです。

Aくんが正しかったのです。

 


小1の男の子たちのレッスンの様子です

2018-12-01 23:03:10 | 通常レッスン

小1の男の子たちのレッスンの様子です。

「火山噴火の実験がしたい」とAくんが言ったので、Bくんも協力し、立派な火山ができあがりました。

小麦粉に重曹とクエン酸を混ぜ、食紅で色付け。

噴火開始です。2歳の弟くんもわくわくした表情で見守っています。

気味が悪いほどの大爆発でした。底に残ったまだ化学反応を起こしていないところをストローでつついています。

 

算数のレッスンでは、最れべ問題集の最高レベルの問題をしました。

 

さいころを3つ投げる問題。

「3つのさいころの うちの 1つの目が いくつで あれば、

ほかの2つの さいころの 目がいくつであっても、 3つをたした こたえが

16より 小さく なりますか。」

という問題にみんな頭を抱えていました。

□をふたつ書いて、「まず、2つまでさいころの目を決めてしまおう。いくつであっても

いいってことを確かめたかったら、いくつにしておいたらいいだろう?」とたずねると、

「6と6。そうすれば、一番大きい数になっても、大丈夫ってわかる」とAくんが言いました。

Bくんもすぐに解き方がわかった様子。さっさと答えを書き込んでいました。

Cくんは自分の考えを練りながら、考え込んでいましたが、しっかりと問題と向き合っていました。

3人とも自分の頭でじっくりと思考する習慣が育ってきています。

 

 Cくんが作っていた宇宙の模型です。

とてもかっこいいですね。

 

虹色算数オンライン教室のサンプルページの場所がわからないという問い合わせをいただきました。

サンプルページのURLを貼っておきます。

http://nijiiroonline.moo.jp/wordpress/?tag=sample

興味のある方はごらんください。


歴史が大好きになる活動いろいろ 2

2018-11-15 23:04:25 | 通常レッスン

忍者好きの子たちとした活動の様子(過去記事です)

をいくつかアップすることにしました。

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『ブロックで忍者屋敷』

年中のAくんと年長のBくんといっしょに忍者屋敷を作りました。

(AくんとBくんのお母さんたちにも手伝っていただきました。)

 

武家屋敷のからくりの一つです。

途中までしか階段がないので落ちてしまう危険な廊下。

下にはとがった竹が……!

 

手前の黄色い部分は『刀かくし』です。

 

『刀かくし』の床をめくると、刀が隠してあります。

 

『どんでん返し』です。

 

Bくんはブロック制作や工作がとても得意な子です。

天井から降りてくる梯子を作っています。

 

一休さんやきっちょむさんのとんち話が大好きなAくん。

忍者の逃げ方や隠れ方の知恵にとても興味を持っていました。

↑は、『水とんの術』水中に隠れて、そのまま逃げます。

 

他に『木とんの術』や

『火とんの術』なども再現して遊びました。

 

手裏剣を折っているBくん。

 

何を作ろうかと『忍術・手品のひみつ』を熱心に見ていたBくんは、

忍者の剣に目をとめました。

ブロック人形に剣を持たせるのでは物足りなかった様子です。

割り箸をつないで、自分用の剣を作っていました。

 

バッチリ決まっていますね。

 

『おしいれ』という板を押すと地下道への

入口が開くからくりです。

 

字を書くのがブームのBくん。

 

算数タイムに推理ゲームをしました。

 

 トランプや手を使った計算遊びも面白かったです。

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『忍者屋敷のどんでん返し』

 

 NHKの大河ドラマの『真田丸』。

子どもたちにも人気があるみたいですね。

教室で大阪城に出かけて以来、歴史に興味を持つようになった子がたくさんいます。

新年中~新年長の子らのレッスンで、(新小3のお姉ちゃんも参加)

忍者屋敷のどんでん返しを作ることになりました。

「大きくて自分たちが通れるのがいい」と言うので、ちょうど

サイズの大きいダンボールをいただいたところなので、子どもたちと

どんでん返し作りにチャレンジすることにしました。

自分たちの身体のサイズに合わせて、とびらの四角を切り抜いて、

とびらを半分に分けた位置に伸びるポールを貼ります。

回転とびらの横の長さの半分の位置にしるしをつけているところです。

ものさしを使わず、ポリひもを使って半分の位置を測ったのが印象的だったようです。

「( ポリきもを)半分に折ればいいのか!」と感動の声。

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前回の記事で紹介した『マイコー雑記』というブログの

「STEM分野での活躍に繋がる空間認識力は工作など『組み立て体験』を通して高められる」を示す研究まとめ

という記事で、こんな話題が紹介されていました。

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ある調査では、科学、テクノロジー、エンジニアリング、数学 の分野で高い成果を収めた人々は、

平均的なアメリカ人よりも、実践的なクラフトや趣味についての広範囲な体験を持っているとのこと。

例えば、木工、メカニックス、電子機器を用いた活動など。

一生を通してこうした活動に従事する人は、

特許を認可されるような発明品を生み出す傾向にある、とのこと。

 

「子どもたちのモノづくりの体験を、これからも応援していきたい」と強く思いました。

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前回の続きは、近いうちに書きますね。

どんどん溜まってくる写真を、とりあえずアップしていきます。

 

年長さんの★くんが作っていた『忍者屋敷』です。

板をスライドすると……床が抜けて……

 

この通りまっさかさま。

何の変哲もない松の木は、くるっと回転させると……。

忍者が潜んでいました。

くるっと回転させる仕組みは、線路の切り替え用の回転部分を利用しています。

 

製作時間が終わる頃に空中を滑り降りる忍者が作りたくなった★くん。

試行錯誤の末、空中移動が成功しました。

忍者屋敷にはさまざまな隙間や穴に忍者が隠れています。

★くんとお父さんのふたりで

断面図を推理する問題にチャレンジしてもらいました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー『女の子の忍者屋敷作り』

物作りが好きでたまらない小1のAちゃん。今回、何がしたいのかたずねると、

「忍者屋敷が作りたい」とのことでした。

Aちゃんには、屋敷の家部分にあたる基本の形の作り方を学んでもらいました。

100円ショップのスパンコールで簡単工作

の舞台に似た作り方ですが、今回は同じ高さの形を量産するため、

紙の折り方を工夫しました。

Aちゃんは工作慣れした子なので、基本の作り方をどんどん発展させて

自分なりの世界を広げていました。

 

形を作り出す折り方に強い関心を寄せて、

「同じサイズの長方形2枚を重ねて、3対1くらいの比率で折ってから

一方をひっくり返して貼りあわせると長方形の筒の形になること」や、

同じサイズの左右対称な台形4枚を貼り合わせるとお城の石垣の形になること」などに

心から感動していました。

(↑写真の右上に小さく映っているのが、長方形2枚をひっくり返したときの様子です)

 

感動したときのAちゃんの口癖は、

「すごい!すごい!家に帰ってから、もう一回全部自分でやってみたい。もう一回、最初から全部自分で作りなおしてみたい」です。

 

 

Aちゃんの畳はタイル風でした。

スパンコールのカギと星で忍者の武器ができました。

 

算数が得意なAちゃんは、最レベ1年生の問題は、最後の算術特訓の問題以外は、

最高レベルのものもすべて簡単だったという話でした。

でも、算術特訓にあった集合の問題では混乱しているようでした。

そこで、「16人子どもがいる」という前提を頭に入れたうえで、

えんぴつをもらった14人の子を白丸でかきだし、

えんぴつもけしごむも両方もらった10人の子を黒丸でかきだしでから、

「14+10=24 子どもは全部で24人であっているかな?」とたずねました。

「それはおかしい!だって、子どもは全部で16人。」

「そうよね。ねこが好きな人?ってたずねて、Aちゃんが手をあげて、犬が好きな人?ってたずねてもAちゃんが手をあげたら、

1,2、2人だなってカウントすると変よね」

そんな話をしながら

どんな風にこの問題を整理したら正しい答えが出るのか、

いろいろ試してみながら話しあいました。

Aちゃんは集合の問題に興味がわいたようです。しっかり理解して解いていました。

「三角形の3つの角を切り取ってあわせると180度になる」ことを利用した手品を披露して遊んでいたら、

Aちゃんが四角形で試したがりました。

Aちゃんの予測は、「丸になる(360度のことのようです)」そうです。

正解。

わたしが「、四角形の4つの角をたすと、360度になるのよ。」と話すと、

Aちゃんは傍らにあった電卓に何かを打ち込んでから、「やっぱり、360度になった!」とうれしそうな声をあげました。

「360度というのは、三角形の3つの角の合計の180度を2回たしたものじゃないか」と

思ったそうなのです。

 

確かに折り紙で見ると、半分までの円にあたる形が180度なら

丸いかたちが360度だというなら、それをふたつたすと360度になるんじゃないか」と予測するのもわかります。

Aちゃんは物作りを通して、実際目にしているものを使って

さまざまな視点から物を考える習慣が身についている子です。

 


歴史が大好きになる活動いろいろ 1

2018-11-15 23:01:18 | 通常レッスン

教室には、「テレビの時代劇から歴史が好きになった」

「大阪城に出かけて以来、大のお城好きになった」

「幼稚園や学校で武士の話題が流行っている」

「忍者好きから歴史も好きになっていった」といったきっかけから、

歴史に関する話題が大好きになったという子らがたくさんいます。

 

上の写真は、3D立体パズル の大阪城と姫路城です。

この3Dパズルのシリーズは比較的安価ですがとてもしっかりした作りです。

作るのも楽しいし、作った後で、縄張り図を見ながら

ブロックや積み木でお城の周辺を再現すると遊びが広がります。

 

縄張り図を見ながら……といっても正確なものではなく、迷路作りの延長ですが……。

 

 

今は販売されていないと思いますが、『風林火山』ゲームです。

ルールを易しくして、幼い子や発達に凹凸のある子たちも楽しめるようにしています。

 

<ルール>

サイコロをふたつ振って、出た目の組み合わせが書いてある陣地に

自分の色の武士を置いていきます。

同じ陣地を取りあうことになったら、トントン相撲で勝負します。

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過去記事から歴史やお城やお寺に関する遊びの様子を

紹介しますね。

↑はブロックで作ったお城とお城の周辺。

敵が攻めてきた時に橋が落ちようにしています。

 

寺院好きの小2の女の子たちが作った三重の塔。

 

小1の城好きの男の子が発泡スチロールカッターを使って

作ったお城。お城の守りの方法を研究するのが好き。

 

小学3、4年の子たちの彦根城。

 

『狭間(さま)』 ↑  戦闘の際、ここから鉄砲などで攻撃した

壁や塀に作られた三角形や四角形の隙間。

 

9~11歳の子らが協力して作った清水の舞台。

 

 


縄文時代ブーム

2018-11-07 19:40:29 | 通常レッスン

娘が大阪府茨木市の山間部に位置する『まだま村』という藁葺屋根の古民家の中で、

縄文時代の食事ができるカフェに行ってきたそうです。

「竪穴式の住居がすごかった」と感動していました。


まだま村のホームページ


縄文ランチ


虹色教室では、今、土器づくり。古墳づくり。埴輪と土偶づくり。

遺跡のなぞ調べなどがブームです。

興味のある方はぜひ縄文ランチを味わいに行ってみてくださいね。