自分がやってみたいことと
実際できることの落差から
かんしゃくを起こすことがよくある4歳のTくん。
(優しさや ユーモアの面もすごく成長してますが‥)
そろそろ本選びに
新しい視点が必要かなぁ?と感じて
何冊か本を選んできました。
(ただ 今回 感情の流れを扱った本が
手元になかったため 次回図書館で見つけてくる予定です。)
わたしは 子供がだだをこねたり すねたり うそ泣きをしてみたりする
ことは 心が成長するための大切なステップだと
感じています。
実際
こうしたさまざまな感情を 自分で味わい体験しなければ
心の底から 物語を理解し楽しむことはできません。
ただ 子供が自分のいらいらする気持ちをきちんと言葉にできないままに
押さえつけられてしまったら
いつまでもそうした衝動に振り回されたり
見られているところではいい子だけれど
中身は幼いまま‥
という子に
なってしまいます。
ですから 子供には
自分の気持ちをぴったり言い当ててくれる
さまざまな種類の質のいい絵本や本が必要なんですね。
わがままを言う子やはちゃめちゃな子と
自分を重ねて読む中で
客観的に自分をながめてコントロールできるようになっていきます。
大きく展開する物語に接する中で
自分のもやもやした思いを 希望や夢に変化させていきます。
ですから 子供には今の子供の心の課題にちょうどあった本を
与えることが とても大切
です。
いい本だから‥と幼児に宮沢賢治の本(いくらいい本でも 内容が子供の発達課題とは違う次元にあるので)を読み聞かせたりして
表面的な本好きにするのでは
読書から得られるものは あまりないのではないでしょうか?
話がそれましたが 本選びです。
Tくんはいつも やってみたいこと 作りたいもののスケールが大きいのです。
それでイライラしがちです。
そこで想像の世界で 自分の夢を空や世界や宇宙に
羽ばたかせる絵本「だんごむし そらをとぶ」松岡達英
「ぼくのロボット大旅行」松岡達英
を選びました。
また 絵本から本への移行も大切なので
「かいけつゾロリのようかい大リーグ」を。
将来 算数パズルの本を楽しむために
「むちゃのねこ丸ゲームブック」
お手紙を書くことに 興味を持ちつつあるので
「ゆうびんやさんのホネホネさん」
作文指導のための「はるまつり」
Tくんの心の機微を表現してくれる
「くんちゃんのはじめてのがっこう」を選びました。
Tくんは 毎日 お母さんに選んでもらった絵本
自分で選んだ絵本もたくさん読みきかせをしてもらっています。
最近は 電気を消してからお母さんが作った即興のお話を
楽しむことも多いそうです。
(絵がなくても想像しながら聞く 大切な練習になります。)
これは4歳児の本選びの例ではありません。
子供の心の状態や個性にあわせて どのように本を選んでいるのか
参考にしてくださると幸いです。
お子さんの生活と興味 個性をよく見つめて 本を選んでくださいね。
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