虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

ひとつの不思議から、次の不思議が生まれる

2018-06-20 21:05:00 | 理科 科学クラブ

地震のご心配いただきありがとうございます。

教室は大丈夫です。

みなさんのご厚意に感謝しています。

 

年中のAくんは、不思議に感じるものを見つけて、それをじっくり探求するのが

好きな男の子です。これまでも、のび縮みするバネを使った工作や氷の変化などに

夢中になってきました。

今回のレッスンで、Aくんが、ラップの芯を覗いて、潜水艦のについている覗き眼鏡だということにして

遊んでいたので、100円ショップの眼鏡を曲がる部分につけてあげると大喜びでした。

見栄えは悪いですが、後で自由にはずすことも考えてそのまま取り付けています。

下から、天井の方向に芯を覗いているのに、部屋の壁面にあるものが見えるのが、

不思議でたまらない様子。

Aくんは筒を倒してみたり、上に向けたり、斜めに向けたり、曲がった先の方向だけ

変えてみたりして遊んでいました。

面白くてたまらない様子です。

 

Aくん、今度は、「もっともっと筒を長くしたい!」と考えていました。

それから、「これ、お風呂で見ることができる?」とたずねていました。

 

もっと筒を長くしたり、もう一度曲がるところを作ってもう一枚鏡を取り付けたり

すると、もっといろいろ探求できますよね。

Aくんが、お風呂の中の様子を覗きたがっていたので、

牛乳パックで同様の覗きめがねを作ることを提案しました。

 

鏡の不思議に夢中になっているAくんと、簡単な万華鏡もどきを

作って遊びました。

3枚の鏡を三角になるように置いて、中央に小物を入れたり、下に絵柄を敷いたりして

覗きます。

顔を近づけて中を覗きます。

自分で作るので、万華鏡の仕組みがよくわかります。

 

 


シャボン玉で描いた顕微鏡の中の絵

2018-03-31 22:27:42 | 理科 科学クラブ

もうすぐ1年生の女の子たちと、シャボン玉で絵を描いて遊びました。

シャボン玉の液に絵の具を少しだけ混ぜで、画用紙の上にシャボン玉を作ります。

すると、長い間、シャボン玉が割れずに保たれるほど、縁のある魅力的な形ができあがります。

『粘菌』の本や『いのちのひろがり』の本を見ながら、「これに似ているよね」「ミカヅキモみたいよね」といった

話をして盛り上がりました。

 

3歳ころから形が好きでたまらないAちゃんが、『粘菌』の本にあった

粘菌アメーバーの拡大図が気に入ってねんどでも作っていました。

算数の勉強は、買い物クイズとサイコロの数あてをしました。

「130円のお金を持って、3個パンを買います。どれとどれでしょう?」という

問題に、みんな苦しみ、いっしょに来ていたお姉ちゃんにヒントをもらっていました。

今、春休み中で、お兄ちゃんやお姉ちゃんも来ていたので、

同じパンを使って、こんな問題を出しました。

「パンは全部、50円です。3個買うごとに1個、おまけしてもらえます。

500円では、何個パンが買えるでしょう(もらった分もふくむ)?」

この問題に、大きな子たちが喜んでいたので、パンじゃなくて、これが牛乳で、

飲み終わったら空き瓶回収で、新しい1本をもらうのだと話が変わってくるよね」と言うと、

興味しんしんだったので、パンをパン型のジュースだということにして、

いっしょに問題を考えました。

楽しい時間でした。

 

 


太陽系を作ったよ♪

2018-02-27 22:17:52 | 理科 科学クラブ

子どもさんが幼い頃、レッスンに来ていただいたり、ワークショップにご参加いただいた方から

こんなコメントをいただきました。

今、幼い子を育てている方の励みになれば、と紹介させていただきます。

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 ご無沙汰しております。
久しぶりにコメントさせていただきます。

早いもので娘は中1、息子は小5になりました。
4月には、またひとつ学年が上がります。
気づかないうちに自分も同じだけ年をとっているのですね。
月日の経つはやさに驚いています。

娘と息子は小さい頃の喧嘩が嘘のようになくなり、
時にはライバル意識を持ちつつもお互いに尊敬しあう関係に成長しています。
それぞれ、性格や学習スタイルは違いますが共鳴しています。力関係は小さいときのまま、娘>息子
は変わりませんが。

最近は、子供たちは時期が来れば自然と深い思考に入っていくものだと実感しました。

娘は私のいい加減な性格に駄目だしをして、世の不条理を論破してきます。もうどちらが大人か分からないくらい冷静に今の自分を見ています。

息子は将棋に興味をもったと思ったら、あっという間に親を負かすようになりました。
また、娘の中学入試の経験から息子も触発されて中学入試の問題の面白さにはまっています。
特に算数、理科の問題の着眼点が面白く感じている様です。今年の灘の理科の問題で、日の出を一日に2回見る方法は?という問題の解説をyoutubeで一生懸命見ていました。

そんな今の子供たちを見ていると、子供たちが未就学児の頃は、他の子と比較して成長の遅さばかりを心配していたあの頃の自分が少しおかしく思えてきました。

ブログの記事にあるように、家の洗面台の三面鏡に顔を突っ込んでたくさん鏡に映っている自分を見て驚いていた小さかった頃の我が子の姿を思い出し、懐かしく思います。こういうひとつひとつの興味が今につながっているのだと思いました。

短所にとらわれず長所を伸ばしてあげる環境が大事だと、このブログをみていつも再認識させていただいています。ありがとうございます。

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年中のAくんは少し前に教室でスペースシャトルを作って以来、宇宙の話をしょっちゅうするようになりました。

今回も「太陽とか火星とか木星とかを作りたい」と言うので、ねんどで作ることにしました。

ねんどは、100円ショップの「かるいねんど」を使うと、手につかず、着色が簡単です。

<惑星の作り方>

100円ショップの軽い粘土に、100円ショップの水性マジックで上の写真のように

点を打つように色をつけます。

少しだけ粘土を練り直すと、惑星の模様のような美しいマーブル模様ができあがります。

 

太陽系の順番に作った惑星を並べて大満足のAくん。

 

 

Aくんとバトルシップゲームで遊びました。

まだ座標の理解があいまいなので、簡単なルールで遊びました。

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こちらの記事にいただいたコメントをコメント欄に埋もれさせたくないので、

こちらに貼っておきます。

なおみ 先生へ

久しぶりのコメントなのに記事に取り上げていただき
恐縮です。
今、子育てに悩んでいる親御さんは、このブログを見て
我が子はまだあれができないとか、これができない、と
思っている方がいるかもしれません。
私も昔はそうでした。でも、しっかり目をかけていれば
いずれその子の良さが出てくるのだと、ようやくわかりかけてきました。でも、まだ、まだです。
人が育つ過程では、失敗が許される環境が、とても大事だと思います。
これからも、一緒に成長できたらいいなと思っています。

話は変わりますが、息子の影響で私も将棋や中学受験の問題に付き合う羽目になりました。
以前、息子さんが灘を目指していた訳がすごく分かります。
面白い問題が多いですね。今はネット環境があるので入試問題をyoutubeで東大生が解説してくれています。
一緒に問題を解いた後、親子で解説をみて感心しています。


鏡で遊びました♪

2018-02-25 22:10:32 | 理科 科学クラブ

年少さんたちといっしょに、100円ショップの鏡を使って遊びました。

道と草と池の絵を少しだけ描いて、鏡を乗せると、

不思議な世界が広がりました。

 

絵を鏡で囲ってしまうと、内部にどこまでも鏡の世界が見えます。

 

 

合わせ鏡で遊び中。

 

ただ書きなぐった線も、鏡を載せる位置によって、お家になったり

ハート型のスティックになったり、木になったりします。

 


3、4歳の子の科学遊び

2018-02-19 21:08:22 | 理科 科学クラブ

3~4歳の子向けの科学遊びを紹介しますね。

 

<影絵用スクリーンを作って遊ぶ>

デュプロで作った影絵用スクリーンです。

ブロックの棒の間にコピー用紙を1枚はさんだらできあがり。

 

手前の水の入ったペットボトルは、

『サイエンスコナン レンズの不思議』という本に載っていた手作りレンズです。

横にすると背後にあるものが逆さまに見え、立てると同じ向きに見えます。

 

↓ 遊び方 ↓

<色で遊ぶ>

セロファンで色のついた光の中に浮かぶ影絵を楽しみます。

 

<信号作り>

セロファンで信号を作って、影絵の背景色を変化させて遊びます。

 

 

<鏡の反射を使って>

 

鏡を利用して、ライトの光を反射させて影を映します。

 

 

<虹作り>

CDにライトを当てると、反射した光の中に虹が浮かびます。

 

<影を2つに増やす手品>

一つの人形に二方向からライトを当てると、影が2つになります。

 

<影が大きくなったり、小さくなったり>

人形やライトを前後に動かしながら、大きさが変わる様子を観察します。

 

 

<簡単な望遠鏡>

 

サイズの異なる2つの虫めがねの

大きいほうを窓につけ、離れた位置から小さいほうの虫めがねでそのレンズを見ると、

遠くの景色が拡大されます。

レンズのサイズの違いが大きいほど、拡大されます。

 

 <3~4歳の子の科学遊び 続き>

↑ 写真は3~4歳児グループの写真ではないのですが、

レンズを使ってこんな遊びもできます。身体にアンバランスなほど

大きな頭が乗っているように見えるように調節しています。

大きなレンズは、100円ショップの虫めがねの枠をはずしたものです。

 

 

<水玉レンズ>

 

クレパスを画用紙に塗って、その上に水滴を落として

半球形の水のレンズを作って遊んでいます。

 

 

<ストローで水滴作り>

水の中にストローの先をつけて、ストローの上部を指でふさいで

水をクレパスの絵の上に落とします。

この作業、幼児にはとても難しいのです。それと同時に

できるようになると、何度も何度もやってみたくなる魅力的で不思議な作業のようです。

 

<小さな水滴を合体させて大きな水滴に>

水滴をいくつか落として、ストローで吹いて、水滴同士を合体させます。

クレパスを塗った上では、水の玉が生き物のように動くので面白いです。

 

<水玉サッカーゲーム>

サッカー場の絵を描いて、水滴をストローで吹いて、

ゴールポストに入れて遊びます。

 

<水玉迷路>

クレパスを塗った上に迷路の絵を描くと、水滴をストローで吹きながら

迷路遊びをすることができます。

 

<コピー遊び>

折り紙の裏にクレパスで色を塗り、紙をもう一枚敷きます。

裏から楊枝で文字などを描くと、下の紙に写ります。

 

<ビー玉を使った実験>

 

 

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<1~2歳の子の科学遊び>

 

1~2歳児グループの科学遊びの様子を紹介しますね。

 

 

「回転する仕組み」 について学ぶ箱から、歯車を出して遊びました。

いろいろな動きをする歯車を組み合わせて、一つだけ回すと、別の歯車も回りだすのが

面白い様子です(もう少し大きな子のグループでは、右左どちらの向きに回るのか

推理します)。 

 

<コマの模様や色の変化>

 

 

<氷で遊ぶ>

氷をあまり熱くないお湯の中に入れて、「どうなるかな?」と

見ています。

 

 

ティッシュの空き箱に小さな穴を開けて、光の筋を作っています。

 

 

<空気を捕まえて……>

ビニール袋の中に空気を入れて遊んでいます。

 

 

↑は、科学遊びではなく、1~2歳児さんグループの電車ごっこで

キップを口に座席に座らされていたマグロです。

100円ショップの光ファイバーを使ったインテリアグッズの土台(光ファイバーの

束は使っていません)を使って、いろいろなことを試して遊んでいます。

この商品がない場合、ライト類のコーナーに売っているほかの商品(何色かの色の

変化を楽しめるようなもの)でも、同じような実験が楽しめると思います。

 

<水を入れたペットボトルを乗せてみる> 

写真のようにペットボトルの形が変化する部分が

光ってとてもきれいです。懐中電灯で試すのもOKです。

 

ほかにも、透明の物や半透明の物を乗せてみて、

どこがどのように光るか試してみると面白いです。

 

 

<鏡を使って>

鏡を使うと、色のついたきれいな光を床面や壁などに

映すことができます。

 

 

液体の入っている万華鏡の一部をライトに当てたがった子がいました。

試してみるととても神秘的できれいでした。

 

 

万華鏡を色のついた光の方向に向けて、のぞいてみると……。

 

 


実物の1000万倍サイズのDNA模型

2018-02-05 18:10:40 | 理科 科学クラブ

 

教室で人気の『科学実験大図鑑』の本。

本を見ながら、「どれかやりたいことある?」とたずねたところ、小1のAちゃんとBちゃんが

選んだのは、DNA模型作り。

 

画用紙を切って、裏表を塗り分ける作業は思ったよりずっと

大変でした。

Aちゃんは30枚、Bちゃんは15枚ぶんチャレンジしました。

 

 

下の写真は、教室で人気の玉のおもちゃ。

12のレールに12個ずつ玉が入りました。

「玉はいくつだと思う?」とたずねて、いったん、10段目のところで切る真似をして、

わたしが、「100でしょう?それから、ここが20で……」と言いかけると、

Aちゃんが、きょうみしんしんの様子で、「わかった、そして、こっちも20で、ここが4だから

144個でしょう?」と言いました。

Aちゃんの算数のセンスにびっくり。

<算数のレッスンで>

AちゃんもBちゃんも算数が得意な子なので、

2~3年生の算数脳トライアルの難しめの問題を解きました。

とてもしっかり解いていました。

 

 


幼い子たちと楽しむ理科遊び と 巧緻性を育む遊び

2018-01-22 18:32:58 | 理科 科学クラブ

幼児も簡単に楽しめる理科の実験を紹介します。

<風船の氷>

『科学の実験大図鑑』に載っていた実験です。

風船を水道の蛇口にはめて水を注ぎます。

風船の口を結んで、冷凍庫に一晩おくと、風船の形をした氷ができあがります。

風船を破ると、簡単にはずれます。

 

風船の形の氷に塩を振りかけると、ナトリウムイオンが水を分解して水に変えます。

食紅を振りかけるときれいな色付きの氷ができあがります。

氷の玉に小物を乗せて、時間が経つとどうなるか

観察するのも楽しいです。

<不思議なコップ>

デザイナーの販売しておられるグラスのアイデアを真似させていただきました。

プラスチックのコップに油性マジックで絵を描きます。

手前は赤ずきんちゃん。 コップの反対側にはオオカミの絵を描きます。

 

水をそそぐと、水がレンズの役割をして

オオカミだけが大きくなります。

 

「大きい」と「小さい」が気になる2歳のAちゃんと、

動物たちの傘を作りました。

傘の形のものに曲がるストローをつけたらできあがり。

Aちゃんは、とにかく大喜びです。

幼い子たちは、傘がとっても好きですね。

ストローに短い毛糸をつけて、まきまきしてキャンディーを作ります。

できたらセロテープをペタリ。

空き箱にキャンディーをさす穴をあけてお店屋さんにしました。

 

 


どっちが大事?子どもの発想 大人の提案?

2018-01-03 21:57:12 | 理科 科学クラブ
図鑑を見ながら、ちょっとした実験などをするとき、
「こんなことやってみよう!」と大人が提案するのがよいのか、
子どもの「こんなことしたい」を待つのが良いのか悩むという方がいます。

私は、どっちも五分五分で、どちらでもいいけど、
途中では、できるだけ子どもの発想や気づきを優先させると
良いと思っています。

いろんな方法に正しい、正しくないという○×をつけて、
良いことばかりすると、結局子どもが伸びない気がします。

子どもの自由にさせていっさい口出さないときもいるし、
きちっと大人の指示に従わせるときも必要。
子どもが試行錯誤して失敗するのを見守るのもいるし、
きちんと手本をしるして、そのとおり真似させるのも必要。
大人が「こんなことしてみない?」と誘うときも、
子どものやりたそう~に敏感に反応するのもどちらも大事ですね。
大目に見るときもいるし、ビシッと叱るときも必要。

こうしたことって、一貫性のない子育てとは、ちょっとちがいます。
情報でだけ、「一貫性のない子育て」が悪いと知ると、
偏ってバランスが悪くなっても、目の前の事実から目をそらして、
思考停止状態で自分の信じる情報に従う方がけっこういます。
でも、そうして思考停止でいつも同じことをするのは、
本当に一貫性のある態度と言えるのでしょうか?

現代のように情報があふれる世界では、
大人自身が、凛とした気持ちと柔らかな感性で、
「今」を正直に生きていないと、
子どもに教えることも、伝えたいことも、
何が何だかわからなくなってしまいますね。

宇宙をテーマにしたお泊りのイベント

2017-12-20 19:41:25 | 理科 科学クラブ

宇宙をテーマにしたお泊りのイベントを終えました。

太陽系。

夏の大三角。

小3のAちゃんが、

折り紙の展開する構造を活かした

宇宙ステーションを作っていました。

最初は、上の写真のように小さいサイズです。

 

小さく折り畳まれた形で、宇宙に飛び立ち、

惑星に着陸してから、折り紙構造の建築材を広げます。

 

こんな記事でも紹介されています。

古くて新しい!?折り紙技術

 

お泊りイベントでは将棋やチェス、頭脳パズルなどが大人気でした。

算数の文章題もがんばりました。

<おまけ>

教室で。

年中のBくんとわたしの合作です。

(段ボールのおおまかな形はわたしが。塗ったり、

貼ったり、レバーを取り付けたりしたのはBくんです)

 


ちりめんモンスターの水族館

2017-10-15 09:06:58 | 理科 科学クラブ

 

海老を食べている最中の魚を発見!!

 

 

 

小2の女の子たちのグループレッスンで、

ちりめんじゃこの中に混ざっているタコやエビ、他の魚類などを探し出して、

水族館を作りました。

スーパー等で売っているちりめんじゃこはよく選別されていて、

こうしたチリメン以外の魚介類があまり見つからないので、

http://www.kanejo.com/tirimon/tirimon.html

の会社で、ちりめんモンスター探し専用のちりめんを購入しました。

 

虫眼鏡を覗くと、不思議な世界が広がっています。

 

 

算数の学習では、大きな数の目盛りを読む練習と算数の文章題を解きました。

苦手があるとお聞きしていたのですが、どの子もしっかり理解してよくできていました。