虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

生命誌の紙工作 とても魅力的です

2017-08-04 14:40:01 | 工作 ワークショップ

生命誌研究館のホームページで

生命誌を立体的に表現した紙工作の展開図をダウンロードすることができます。

とても魅力的です。

http://www.brh.co.jp/seimeishi/cards/papercraft/


100円ショップのおもちゃの宝箱をピラミッドの財宝風に装飾

2017-05-26 21:58:27 | 工作 ワークショップ

 

100円ショップのおもちゃの宝箱を、ピラミッドの財宝風に装飾してみました。

青い油性マジックで色を塗った後で、100円ショップのネイル用の金箔と金箔風のテープで

飾りました。写真だとうまく色が写らなくて残念。

実物はかなりいい感じの

出来栄えになりました。


小さい舟から豊臣秀吉の船へ

2017-05-20 20:57:16 | 工作 ワークショップ

 教室では、子どもたちの工作リレーがよく起こります。

年中さんたちが作った小さい舟。

いかりはアルミホイルで形を作ってから、こすって固めています。

 

別の日にきた小学2年生たち。歴史マニアのCくんの指示のもと、

豊臣秀吉が挑戦に繰り出したお城が乗っている舟(安宅船)を作りました。

狭いけど、この船に4人、乗り込んでいました。

 

「乗りこめー!船が出るぞー!」と歴史上の人物になって

遊んでいました。

Cくんは加藤清正と伊達政宗。

Dちゃん(Eくんの妹)石田三成(Cくんによると、女性の可能性があるから)

Fくんは織田信忠(すでに信長は亡くなっているからなのだそう)

Eくんは参加したがらなかったため、船に乗らず、敵の亀甲船のイ・スンシンということになっていました。

 


祇園祭 <熱い工作熱 2>

2017-05-14 21:04:45 | 工作 ワークショップ

 前回の記事に続いて、今日の工作の様子です。

小5のAくんとBくんが、祇園祭の様子を再現していました。

Aくんは山車。Bくんは、人形に着せる衣装です。

山車の車輪には、一枚一枚、金色の色紙が貼ってあります。どのパーツも

とてもていねいに作られています。

Aくんの工作技術は、わたしよりも上手で、プラスチックスのものに穴を開ける時は、

熱した きりやカッターを使っていました。

AくんとBくんも正三角形が転がる際の動点の問題にチャレンジ。

円の面積や円周の問題、比の問題なども解きました。

工作の後の算数は、とても楽しいです。どんな問題も解ける気がします。


徳島の渦潮、つり橋『星のブランコ』、交差する道路、宝箱 <熱い工作熱 1>

2017-05-14 18:58:46 | 工作 ワークショップ

今日は、午前、午後とも、小学生たちの燃えあがる(?)

工作熱に圧倒されっぱなしでした。

連休も明けて、落ち着いた生活が戻ってくる中で、

連休中に経験したさまざまな経験が、自分の内面できれいに結晶化したり、

次への好奇心につながっているようです。

小学3年生のAちゃんの『渦潮』。

ゴールデンウィーク中に徳島で見てきたそうです。

Aちゃんは、この頃、作りたいものを家でメモしてきます。

写真に撮りそびれたのですが、下の絵といっしょに、ぐるぐる巻く渦のような絵を描いた

ものを持ってきて、「ブラックホールのような……。」と書いていました。

「ブラックホールが作りたいの?」とたずねると、「ちがうよ」と言いながら、

あれこれ説明してくれたものの、結局何のことかわからず、

お母さんがお迎えにいらした時に、徳島で見てきた渦潮を表現しようとしたんだと

わかりました。

 

裏面も隙間なく青いビニールテープを貼るAちゃん。

どこまでも手を抜きません。

渦潮の中央部分は、ままごとで使っていた100円ショップのアイスクリーム用の

容器を使っています。渦は、なわとびのひもに青い毛糸をからめ、下地にセロファンをていねいに

貼って作りました。青いPPシートで作った水面の下には、水色のロウを敷く力の入れようです。

素材に凝っているため、本物の作品は写真よりずっときれいです。

 

 

小学3年生のBちゃんの交差する道路。

お家で留守番している幼い弟のために作りました。

Bちゃんは弟君のために何度も何度も、ミニカー用の道路を作ってあげています。

いつもすぐ壊されているため、今回は壊れにくさにもこだわってていねいに作りました。

いろいろな穴からミニカーがのぞけるようになっています。展望台と道路の上には

シート状の虫眼鏡を貼っているので、ミニカーが大きく見えます。

何度も作っているので、手慣れたもの。

あっという間にすばらしい作品ができあがっていました。

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下の写真は、小2のCちゃんのつり橋です。

先日、『星のブランコ』という つり橋を渡ってとても感動したそうです。

 

 

わり箸をたくさん並べて、布テープでとめてから、毛糸で編んでいきます。

つり橋の強度を上げるため、4角のわり箸は、はりがねでとめました。

女の子たちも、「きり」「カッター」「ニッパー」「ペンチ」といった

ちょっと危険な道具にも慣れてきています。

 

いっしょに来ていた小5のお姉ちゃんはきれいな宝箱を作りました。

お姉ちゃんがしていた正三角形が転がる時にひとつの頂点が描く図について

小2、小3の子たちも三角形やコンパスに触れながら学びました。

 

今日は、みんな工作にとても熱中していたので、算数のレッスンは、

それぞれ自分の作った作品について、まわりの長さや必要なものの数などを考える

簡単なものにしました。どの子も確かな思考力が育っています。


感覚が優れている子の工作のプロセス

2017-05-12 13:32:52 | 工作 ワークショップ

年長のAくんは、感覚が優れている男の子です。写真はAくんが作ったレコードプレーヤーです。

この日、Aくんは、タゴラスイッチの本で

レコードプレイヤーの上に「ピタゴラ」の文字のついた旗が立っているのを見つけて、

「これ、作りたい」と言いました。

 

工作の材料入れを物色して、適当な箱とDVDケースの一部を見つけてきました。

感覚がすぐれている子たちは、触感を楽しむことから工作に入っていくことが多々あります。

Aくんは、作りたいと言っていたレコードプレーヤー作りはそっちのけにして、

教室のままごとコーナーから見つけてきたおはじきをさすったり、手で押してみたりして、

長いこと遊んでいました。しまいに、掃除用の立方体のスポンジにおはじきを貼りたがりました。

まだ使っていないスポンジだったので、貼らせてあげることにしました。

といっても、テープでつく素材ではなかったので、おはじきごとスポンジをテープでくるむように貼りつけました。

 

このすべてを覆ってしまうという作り方も、感覚が優れている子たちが好む作り方です。

色なども、隙間なく塗りつぶしたり、紙や布テープを貼ってデコレーションする時も、小さい隙間にこだわって、

後から貼り重ねていくのです。

レコードプレーヤーの土台にした紙箱も、オレンジに近い黄色のガムテープでぐるぐる巻きにするように

覆いました。

道具の使い方を覚えると、完全にマスターするまで道具を何度も使いたがるのも

このタイプの子らの特徴です。

レコードプレーヤーの針をつけるために、目打ちで穴をあけてあげると、

自分でもあちこちに目打ちで穴をあけたがり、

「ぐるぐるまわすねじをここにつけたい」と言われました。

ねじをつけてみました。ボルトのサイズが小さくて下までとめれませんでした。

でも、それが幸いして、押し上げできる音の出るスイッチができました。

おまけにボルトを自分でつけるために開けてあげた四角い穴に、おはじきを貼り付けたスポンジがぴったりはまり、

押し心地抜群のスイッチになりました。

こちらも偶然、ねじがあるおかげで、押してもスポンジが入ってしまいません。

 

レコードプレーヤーがくるくる回転するようにペットボトルの上部を

箱の中に入れています。

 

こちらはいっしょにレッスンしていたBくんが作った刀です。

持ち手部分がすごく凝ったできだったのに、写真に納まっておらず、残念。

 

 


物作りで世界の国々の文かを味わう

2017-04-24 08:15:04 | 工作 ワークショップ

 

国立民族学博物館への遠足後の教室の様子です。

小学3年生のAちゃんが、民博で見たさとうきびを絞る機械を教室で作りたい、と

設計図をかいてきてくれました。えんぴつで描いていた図が写真によく見えなくて残念。

ストローでさとうきびを作りました。

緑のストローの蛇腹部分を半分に切って、ストロー同士を接続していきます。

以前、六角柱のおみくじを作った経験から、立体を作るのが上手になってきました。

今回は、円柱を作って、さとうきびを絞るためのローラーを作っています。

 

ヨーロッパのイコンに感動していた小2のBちゃん。

今回、教室では、「何もしたくない~」とぐたぐたしていたのですが、イコン作りを提案すると大乗り気でした。

Bちゃんがエランだネットの画像を参考にして、段ボールとクリアファイル、折り紙などで

作っていきました。

渾身の作。家に帰ってから、金色の部分をもっと飾り付けるそうです。

Bちゃんの作品をカメラ内の画像で見た他のグループの女の子もイコンを作っていました。

 


女の子の工作 簡単なドレッサーの作り方

2017-04-20 15:11:49 | 工作 ワークショップ

「シルバニア用のドレッサーが作りたい」と年長のAちゃんに相談されました。

紙コップの一部を切り取って、コップの底に貼り付けたら、

それだけでドレッサーみたいに見えました。

銀色の紙を貼って、ストローでデコレーション。

 

いつも読ませていただいている

Follow your bliss

 というブログでこんな話題を目にしました。

小学生のお子さんがいらっしゃる方は必見。

小学生が人間関係を学べる本

 

ユーモアの力で心を開く試み

 


 

 

 


勉強の面白さで集中する

2017-04-14 09:24:40 | 工作 ワークショップ

小学生限定の工作のワークショップ(数名の幼稚園児も参加)の様子です。

「図形」と「分数」をテーマにした学習もたっぷりしたのですが、

どの子も前のめりになって夢中になって考えてくれて

うれしい限りでした。

 

↑ 分度器やコンパスを使わずに

円を3分の1に正確に切り分ける方法を考えているところです。

答えのお手本を見せると、

幼稚園の子らまで息もしていないほど

真剣に観察していました。

 

↑四角柱や五角柱の形や展開図を絵にしています。

お菓子の箱を切り開いて答え合わせをすると、

子どもたちの心に強くヒットした模様でした。

学習タイムが終わっても図を練習し続ける子が何人かいました。

 

↑ 立方体をふたつに切り分けた図を見て、

展開図に切り込み部分の線を入れているところです。

この展開図はこんがらがるような折り方になるので

かなり難しいのです。

子どもたちはいつの間にかぞろぞろ集まってきて

われこそは……と解いていました。

実際に自分の答えを試してみるための

折り紙で作った展開図を配ると、「わたしもいる」「ぼくもいる」と

どの子も手を出して、自分で試していました。

↑小学2、3年生の子たちも初めて学んだ

時速や体積の問題を、はりきって解いていました。

↑みんなで手作りした分数ゲームとさいころです。

さまざまな形のサイコロ……

各面の出る確率が異なるサイコロ、六角柱のサイコロ、一度に2つの面が出せて

足し算して目の数にするサイコロなどオリジナリティーあふれる作品が

たくさん作られていました。

↑ 正確な立方体のさいころを作るのに

真剣です。

↑幼稚園児の弟くんはプラモデルを制作中。

 

今日は『中学入試用の暗記物クイズ大会』の日でした。

子どもたちはとにかくやる気満々でした。間違えることを気にせず

よく知らない問いにもどんどん手をあげていました。

それだけ真剣に取り組んでいたおかげで、

どの問題もしっかりマスターした様子。

 

最初にしたのは天体や星に関するクイズ。

冬の大三角や夏の大三角の星の名前やその星が含まれる星座の名前、

太陽系の惑星の名前などを当てていきます。

今日は天体マニアの子らの参加が多かったので、

天体についての問題を出したい子が続出し、

かなり難しいうんちくもしっかり頭に入りました。

ボランティアのお姉さんと漢字クイズ。

それぞれの子が6年生までの漢字辞典から

最高に難しいと思う漢字を選んでホワイトボードに書きます。

それから2秒後に画用紙で隠し、

瞬間で記憶する力を競いました。

子どもたちはこの遊びを通して、

どんなに難しい問題を出そうとしても

たいてい2秒で覚えられることを実感していました。

次は『自分のコレクションしているもの』について

作文のように話す時間。

 

自分が集めているもの(好きな物)についての説明。

集め出したきっかけ。

具体的にどのようなものがあるか。

なぜ好きなのか。

みんなに教えたい面白いところ。

など……。

 

この時間は思った以上の人気でほぼ全員が話したがりました。

また自分の番には、他の子の表現方法を取り入れて、

さらに磨きをかけて話していて感心しました。

↑の写真は、時刻表と切符のコレクションを見せてもらいながら、

お友だちが作文を作るように話すのを聞いているところです。

 

歴史のクイズは、

縄文時代や弥生時代、江戸時代などの絵本を見ながら、「縄文時代がなぜじょうもん時代と呼ばれているのか?」

「高床式倉庫が何に使われていたのか?」とか、「江戸時代の漢字を2秒で覚えて書く」などで

盛り上がりました。

他にも理科や社会のクイズをいろいろ楽しみました。

 

特に子どもたちが喜んでいたのは、

てんびんの重り当てクイズ。

最初は意味がさっぱりわからなかった子らも、

他の子らが解答するうちに

直観的に解き方を理解していました。