虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

小学生の子らのごっこ遊び

2013-07-09 21:49:26 | 幼児教育の基本

小学3年生の★ちゃん、☆ちゃん、4年生の●ちゃんの

3人の女の子たちのレッスンで、

小さな小さなかき氷作りをきっかけに、ごっこ遊びの世界がどんどん広がっていました。

ごっこ遊びは幼児のものと思われるかもしれませんが、

小学生にとっても楽しく、かつさまざまな能力を向上させてくれる遊びです。

 

小さな小さなかき氷作り……というのは、上の写真(写真は、別のレッスンのものです)の

てのひらに収まるサイズのかき氷機械に砕いた小さな氷を入れて

ミニミニサイズのかき氷を作る遊びです。

 

この遊びの後で、子どもたちは「プールを作って、ハムスターを敷き詰めて遊ぼう」という

話でまとまっていました。

作っていたのはこんなプール。

プールができたところで、「水着に着替える場所がいる!」と言って、

家を設置。

最初は、ピンクの大きい家が女の子の脱衣所、赤が男の子の脱衣所ということに

していたようですが、

「これだと着替えているところをのぞかれるから……」という意見が飛び交って、

ピンクと赤の家はふたつとも

「おんなの子のへや(脱衣所)」ということになっていました。

 

そして、男の子の脱衣所は……。

そんなわけで、脱衣所が決まったとたん、子どもたちは次に何をしようかと

考え込んでいました。

そこで、最初に遊んでいたかき氷のことを思い出した☆ちゃんが、

「プールで売っているかき氷を作ろう」と言いだしました。

「かき氷やさんをしよう!」と決まってから、3人が手分けして

材料集めて、機械とチケットを作っていました。

「こんなことしよう」「あんな風にしよう」と自由にアイデアを出しあって

協力して遊びを作り上げていく姿を見るのは

とてもうれしいです。

箱の上に設置したじょうごに綿を入れると

下の皿にたまります。

大量のかき氷券は、1枚1枚手作りです。

ハムスターが券を手にかき氷屋に並んでいるところらしい。

こういう熱意……小学生ならでは……!?

 

 この日の学習は、サピックスのぴぐまりおんの応用問題でした。

長文の読解を苦手としていた☆ちゃんが、

複雑で長い文章問題を

全部自力で解ききってびっくりしました。

そういえば、遊びの場でも

お友だちと協調しながら遊ぶのがとても上手になっていました。

 

遊びの世界が豊かになってきたから、勉強でもしっかりと

頭が使えるようになってきたのか、

勉強でがんばれるようになってきたから、

遊ぶのも上手になってきたのか、

きっとそれらの相乗効果なのでしょうが、

子どもが成長していく姿を見るのはとてもうれしいです。

 

 


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