今 大きな本屋さんに行くと
いろいろな種類のカルタが
売られています。
アニメのキャラクターものや トミカの車…
漢字やことわざ
花や鳥の図鑑のようなものまであります。
それぞれに良い所があるので
何種類か買うのもいいですね。
私がオススメするのは
絵本がカルタになったものです。
「ばばばあちゃん」や「ぐりとぐら」
「カラスのパン屋さん」など…出ています。
写真は 「11匹のねこ」カルタで
お話作りをしているところ。
自由に絵札を選びながら
お話を作っています。
Tくんと私の共同作品は…
じいじが公園で「そうだ Tくんにプレゼントを
送ってやろう!」と思いつき
ケーキとオモチャを送ったら
Tくんは 寝ていて夢をみていたよ。
たくさん魚が取れた夢。
大きい魚もがっぷり食べて
お腹がぱんぱん…
お空へ飛んだ…
どうですか? ラストの展開に無理がありますか? Tくんはそれが入れたいらしい…です。
このように絵本がカルタになっているものは
1枚から
想像が広がります。
他に 1枚引いて
簡単な劇をして
英語でおしゃべり…という遊びもします。
虹色教室では
時々 0~2歳児のお預かりもしています。
今回は 虹色教室流
赤ちゃんとのお散歩の楽しみ方を
紹介しますね。
赤ちゃんとのお散歩には
ウェットティッシュや飲み物 お菓子といった定番品の他に
虫眼鏡 色セロファン 空のペットボトル
厚紙を動物の顔などに切ったもの…
などを持って行くと
ちょっと面白いお出かけになります。
お散歩をしながら
赤ちゃんが見たがるもの
やりたがることに
ゆっくりつき合ってあげます。
この ゆっくり…という点を
守っていると
赤ちゃんがお散歩の度に
前回の散歩の経験を覚えていて
新しい発見をしていることがわかります。
例えば 自動販売機のところで
必ず抱っこして
お金を入れるまねをしたり
ボタンを押させてあげたりすると
ジュースの名前を言うだけで
指差ししたり
「んーひゃんちぇん。」と言いながら
ボタンを押すようになったりします。
お花も ゆっくり観察していると
とげとげしている葉っぱ
果物に似ている花など
赤ちゃんは どこにどんな植物があったのか
よく覚えていて
近くを通る時に
「トマあった!(トマトに似ている植物がある)」
などと 教えてくれます。
虫眼鏡を持たせてあげると
よりじっくり観察します。
公園の遊具で遊ぶのもいいですが
色セロファンや厚紙で作った動物で
面白い影を作ってあげると
追いかけたり
自分でも影を作ったりして喜びます。
もしお水をくめる所があれば
空のペットボトル(小)に
いくつか穴をあけたものに注いで
虹を作ったりして
遊べます。
犬 猫 かめなどを見てまわれる
お散歩コースを 開発します。
赤ちゃんは 小学生が
遊ぶ様子を じっくり観察するのも
大好きです。
「学校 おねーちゃん 先生」などの
言葉も覚えます。
赤ちゃんを遊園地に連れて行ってあげると
すてきな思い出ができます…が
こうした毎日のお散歩を
より楽しむ工夫をすると
赤ちゃんにとっては
毎日が 遊園地に行った時と同じくらい
うれしい刺激的な体験となります。
ラミキューブは
虹色教室で定番のおもちゃです。
「ビスコ」サイズの駒に
1から13までの数字。
数字の色は4色あります。
それからジョーカー。
何かに似ていますよね。
そうです。
トランプとそっくり…
それでいて とてもシンプル。
学習教材としても
スグレモノです。
本来の遊び方だと
8歳以上が対象ですが
トランプの7並べや神経衰弱として
遊んだり
ラミキューブのルールーを
易しいものに変えれば
幼児も楽しく遊べます。
この他に
虹色教室では
2枚ずつ駒を取って
すばやく その「公倍数」を言う
遊びをしています。
そうして遊んでいると
分数の学習が始まった時に
通分をするのが
簡単になります。
1枚1枚駒を増やしながら
足し算していくのも
だんだん計算が素早くなっていく
うれしい遊び方です。
電池で動くおもちゃもいいけれど
ラミキューブのようなおもちゃは
「100倍おいしい」玩具です。
とっても面白い
理科の本を
おすすめします。
「使いきりカメラで あそぼう!」
くもん やすし作
PHP研究所
定価 1250円
使いきりカメラを使って
どっきり写真を作る方法や
ウルトラマンみたいに
「ビーム」出してる写真の
撮り方など
イラスト入りで
簡単に書いてあります。
ダンボールと虫眼鏡で
手作りカメラを作る方法まで
載っています!!
小学上級向けですが
幼い子たちにとっても
興味をそそられる簡単な実験ばかりです。
親がまず
こうした実験にいろいろ取り組んでみせると
幼児さんにも
「本を見ながら
いろいろなことにチャレンジする…」
という型が
身につきます。
本屋さんや 図書館で見かけたら
ぜひ のぞいてみてくださいね。
動物や植物
乗物…などの
絵(写真)がついているカード。
たくさんあると
知能を高める
いろいろな遊びができます。
手作りでも 市販の絵カードを何種類か混ぜたものなど
何でもOKです。
りんご バナナ いちご ポストのカードを並べて
「仲間はずれは なあに?」とたずねてみます。
「ポスト」と答えたら
「どうしてかなぁ?」といっしょに
考えてみます。
「果物じゃないから…?」
「かたいから…?」
カラフルなカードを使うと
「知育用のワーク」で学習するより
ずっと楽しいし
子どもの言葉や新しい概念の世界を
広げてくれます。
「バナナも黄色いから仲間はずれだね。」と
異なる視点から
見ることも教えることもできます。
絵カードで
文字や言葉を教えるだけでは
少しもったいないですね。
「りんご」のカードを見せて
「りんごを食べる」という文を作ってみせると
子どもは すぐにルールを飲み込んで
「みかん」や「バナナ」のカードを指しても
「みかんを食べる」「バナナを食べる」と
言えるようになります。
子どもは 文法を直感的にマスターする天才ですね
こうした遊びを続けていると
いつの間にか自然に 文章を書く力が
身につけていきますよ。
100円ショップに行くと
子どもの知育教材になりそうな
いろいろな物が売っています。
私が特に
「これは 良さそうだ!」
と目をつけるのは
「色がカラフルで
同じ形のものが
たくさんセットになっている」グッズです。
知育用に作られたものでなくても
面白いものがあります。
ピルケース
台所用品
ガーデニング用品…
上の写真は小さい消しゴムのセット
18個セットで100円
教材用に 3セット買いました。
☆色の微妙な違いを見分けてあわせる遊び
☆同じディズニーのキャラクター見つけ出す遊び
☆選んだキャラクターを
推理しながら当てていく遊び
などをします。
色彩感覚 識別力 論理力を伸ばします
幼児教育は「親のエゴ」なのでしょうか?
わが子の豊かな発達を願って
幼児教育を始められた親御さんも
ある時 ふと そう感じて…
また 他人から指摘されて…
そうした迷いの壁に
ぶちあたることがあります。
私自身は 幼児教育を
とてもすばらしいもの
大切なものと考えていますが
その方法が
子どもの心理や発達にそった
ナチュラルな場合…という条件つきです。
確かに
その あり方次第では
幼児教育は
単なる「親のエゴ」でしかなく
子どもの心も
成長する力も破壊してしまう
「危険な一面」があるとも
考えています。
火や包丁の扱いに無知な人が
お料理をすると
命に危険が及ぶことは
誰もが知っています。
けれども
子どもの心理や 発達の課題
幼児教育をする上での最低限のルールに
無知なままで
子どもの教育に熱中することが
どれほど多くの危険をはらんでいるのか
知らない人は
多いのです。
ですから それに警鐘を鳴らし
幼児教育の危険を訴える方々の存在は
ありがたいことです。
でも 危険だからと
お料理をしない人がいるでしょうか?
幼児教育も 危険だからとやめてしまうと
そこにもまた 危険な落とし穴があるのです。
昔なら大家族や
近所の遊び仲間のおかげで
知らずと受けていた多くの知的な刺激を
現代の子どもはほとんど
受けることができません。
折り紙 あやとり メンコ遊び なわとび
といった伝承遊びは
子どもの感覚を統合し
脳の成長を助けるものですが
幼児教育を考えてはじめて
そうした遊びを与える…
というくらい
現代の子どもを取り巻く環境や文化が
自然に子どもを成長させる力を
失っているのです。
それに 子どもにとって
強すぎる刺激が
与えるダメージ同様に
刺激のない環境も
多くのダメージを与える元と
なるのです。
ですから
幼児教育は「いい」とか「悪い」とか
簡単に○×つけれるものでは
ないはずです。
それよりも
大切な子どもたちが
「すくすく育つ環境作り」に向けて
子どもを持つ人も
子どもの持たない人も
みんなが協力しあって
知恵を絞っていかなければならないのだと 思います。
そして すくすく育つ…の環境から
知能の発達を切り捨ててしまったら やっぱり不自然ですよね。
幼児は親とおしゃべりしたり なぞなぞをしたり
カルタをしたりするのを喜びます。
それらは「親のエゴ」からでなく
「幼児の欲求」から始まる幼児教育です。
幼児教育肯定派も
幼児教育否定派も
それぞれ いろんな意見を出し合って
子どものより良い未来を
作っていけたらいいですね
イモリくんがいます。
ペットショップで170円で見つけてきた
お買い得品。
観察したい子のお家を
ぐるぐるまわしている間
「どこかのお家で死んじゃったりしたら
困るなぁ。」
とやきもきして待っていました。
ところが
この170円で買った命
無事で教室に帰ってきてくれただけでなく
かなり 長生きしてくれています。
そういえば 去年の夏は
近所の市場で
パックにつめられて売られている
サワガニを見つけたのでした。
もちろん食用に売られていたのですが
洗面器の中でちくわやお米を与えて
飼いました。
ときどき 子どもたちと
カニつりもしましたよ
この食卓へ直行するはずだったカニたちも
虹色教室の人気者として
おそらくサワガニの天寿を全うしました。
生き物と身近に触れていると
どれだけたくさん図鑑を見るより
生き物について
学べます。
そして学校で「イモリは何類ですか?」などと
習う時には
きっと強い興味を抱いて
学習に取り組んでくれることでしょう。
それから おまけのように写っている
赤いポスト…
100円ショップで買ってきた貯金箱です。
小さな手紙を入れて 郵便やさんごっこをして
遊んでました。
でも実は 生徒の一人が
落として割れてしまったんです。
そこで その子のお母さんが
ていねいにボンドで修理してくれました。
おかげで100円の当たり前のポストではなくて
ひびを見せながら
「これはね いっぺん割れて
ボンドを貼って 元通りにした すごいポストだよ。」
とお話できる
世界で一つだけのポストになりました。
実験や観察が大好きです。
特に年長さんのYくんは
今年に入って 科学の世界に目覚めちゃったようです。
実験となれば どんなめんどうもいとわないし
電子ブロックで 難しい回路を組み立てるのも
ひとりでこなします。
何冊かの本の中から自由に好きな本をもらえる日
Yくんの選んだ本は「たいふう」の本。
(台風が起こるしくみが、書いてあります。)
Yくんの中に
少しずつ育ってきた Yくんらしさを
大切に大切に 守って生きたいです。
Yくんは元気で好奇心が旺盛な男の子です。
最初の1年半ほどは 算数教室ではなくて
体操教室のような授業になってしまいました。
大人がさせようとすることよりも
自分がやりたいことがあって
嫌なことは やりたくないタイプ。
Yくんの興味からスタートして
勉強の内容を決めてきました。
でも 年長さんとなった今は
算数の難しい問題に取り組む時も
工作や実験の最中も
真剣そのもの。
スイスのすぐれた心理学者
ジャン・ピアジェも
大人のいうことを何でもすぐ
受け入れるようでは
子どもは内面の思考を発達させる
ことができなくなる。
と言っていましたっけ…。
子どもは 自分の解釈体系を発達させながら
積極的に自分の知識を構築し
組みかえている
存在なのだそう。
ピアジェがすすめる最高の教育は
☆広い範囲で子どもに
直接経験させること
☆自分で考える時間を与えること
(のんびり過ごす日々)
です。簡単ですね
でも… 今の時代 一番難しいことかも…
写真は虹色教室の「いろいろ実験セット」です。
輪ゴム レンズ じしゃく 鏡
懐中電灯 空圧銃 バスクリン
壊れた機械まで入っていて
「ちいさいさん」たちと同じで
がらくたばかり。
それらで
伸ばしたり 引っつけたり 光らせたり
写したり 水に溶かしたり
分解したりして
遊んでいます。