5年生の☆くんの夏休みの自由研究のお手伝いをしています。
といっても、テーマ選びと全体のまとめ方をアドバイスする程度ですが…。
この「テーマ選びと全体のまとめ方」って
ものすごく大事なポイントだと思っています。
ただ、自由研究の本に載っているものを真似してするだけでは、ただダラダラと作業をするのを叱って終わることになりがちです。
せっかくの夏休みですから、テーマはその子の本質に迫ったものでありたいですね。
幼児期から子どもと学び遊びを共有していると、すぐに取り組みたいテーマが浮ぶし、子どもの方から「次はこんなテーマを研究してみたい!」と声が上がると思います。
それでも、だいたいの子は、ぐずぐず~とテーマを決めるのに悩みます。
そこで親御さんがいっしょにテーマとまとめ方を考えてあげる場合、私がしているいくつかポイントを紹介します。
まとめ方は、その子が普段、遊びなら喜んでする活動を中心にしています。
☆くんは工作好きで、大胆に切ったり貼ったりする作業が好きなので、色画用紙を台紙にして、そうした作品を貼って、タイトルと説明、調べたことを書き込むまとめ方をすすめました。
白いレポート用紙やノートを前にすると、頭が真っ白になってしまう子なんです。
絵が苦手な子には、カメラを渡します。
テーマは、その子の興味や関心を大人の視点から捉えなおしたものがいいように思います。
ビー玉を転がすのが好きな子なら「運動の動きや向き」「傾斜を転がるビー玉の動きについて」
昆虫が好きな子なら「虫の記憶力についての実験」「アリの通り道を遮断するとどうなるか?」
など、本人の普段の遊びを研究と言えるものに近づけてあげるテーマを設定して、参考になる本を用意してあげます。
もしビー玉を転がすのが好きな子に、「朝顔の観察」をテーマにさせたりすると、すごくいいかげんな研究になってしまいますよね。
でも好きなことをテーマにすると、少し難しいテーマでも調べているうちにのめり込んで行きます。
今回、私が、☆くんに選んだテーマも大成功!!でした。
☆くん、ものすごく熱中して取り組んでくれました。
☆くんの自由研究は「動く仕組みの研究」です。
滑車やギアの模型を紙で作りながら、そのしくみや活用法をまとめていきます。
以前、デュプロブロックで動くおもちゃをたくさん作ってくれた☆くんならでは…自分でも回転する仕組みや、見えたり見えなくなったりする仕組みなど、考えだしてくれました。
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