虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

レッスンの様子一通り見せますパート2    (5)

2008-09-19 18:22:44 | 子どもの個性と学習タイプ
ワークの時間…いつもは机で解いているのに
今日はお行儀が悪いですね。

☆くんがチャレンジしている問題は
ピグマリオンの2~3年生用です。
☆くんはボードゲームが大好きな子なので、とにかくルールを理解する力が
高いのです。
しかし、書いてコツコツ練習することは苦手です。
そっちはボチボチですね…

図形パズル好きの☆くんにもなかなか手ごわい問題でした。
にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る

レッスンの様子一通り見せますパート2    (4)

2008-09-19 18:13:01 | 通常レッスン
☆くんが絵を描き始めたので、
それで画面が動くテレビをいっしょに作ることにしました。
横においてあるのは、☆くんがあっという間に作った???です。

「携帯」だそうです…

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る

レッスンの様子一通り見せますパート2    (3)

2008-09-19 18:01:30 | 子どもの個性と学習タイプ
パズルモードの☆くん、
その後ブロックをだしてきて遊んでいたのですが、
私が作った問題にも初チャレンジしてくれました。

正面から見た図
横から見た図の
応用編です。

正面から見ると黄色と赤の2色になるという発見を
体験しました。

手描きの問題は見た目は不細工ですが、
バラエティー豊かな問題に楽しくチャレンジできます。

☆くんが2~3歳の頃、☆くんのお母さんがニキーチンの積み木を
手作りしたのですが、☆くんが興味を持たなかったので、
無理強いせずに片付けてしまってました。
4歳半頃、デュプロブロックにむちゅうになった後で、
急に、ニキーチンのパズルや図形パズルの問題にはまりだしました。

今や☆くんは大のパズル好きです♪

まだ続きます~

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る

レッスンの様子一通り見せますパート2    (2)

2008-09-19 17:49:30 | 子どもの個性と学習タイプ
☆くんのレッスンは、工作モードの日、ボードゲームモードの日
実験モードの日、知能パズルモードの日でずいぶんちがいます。
今日は、知能パズルの日です。

写真は、私が数独スタジアムというゲームのシートを
パズル用に作り変えて作った問題です。

中学入試問題を
色板を使って易しくしています。

上から見た図を参考に
正面から見える色と
横から見える色を当てていきます。

☆くんには簡単すぎた様子です。
重なる部分を作るとレベルアップするのですが、
それは次回にまわしました。

やらせて~と楽しんでいるうちにやめることが
大切なので…。

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る

レッスンの様子一通り見せますパート2    (1)

2008-09-19 17:40:22 | 子どもの個性と学習タイプ
少し前に書いた「レッスンの様子一通り見せます♪」の記事を
とても喜んでいただけたようなので、
さっそく第二段です。

5歳の☆くん(前回とは別の男の子です)のお家でのレッスンです。

☆くんは、ゲームのルールを理解する力が高く
工作が好きな男の子です。
レッスンのスタートは、写真の積み木を大量に使って
山を作る遊びをしていたんですが(写真を撮りそびれました)
途中から写真のような問題作りをしました。

正面から
上から
横からの
絵柄を描いて立体パズルを作っています。

こうしたものはお受験教材でも売っていますが、
自分で作ると

作る楽しみ
出題する楽しみ
解く楽しみ

が味わえる上、深い部分で子どもはこうした意味を理解します。

☆くんとはこれまで、
設計図のようなものや地図を描くことを楽しんできました。

☆くんちょっと色がはみだしてますね。
☆くんは頭の回転はとっても速いんですが、
丁寧に作業することが苦手です。
それで、文字を上手に書く練習は☆くんが好きな遊びの中で
ゆっくり上達するよう工夫しています。

まだ続きます~♪

子どもが字を喜んで書くようになるには…?

2008-09-19 08:55:53 | 幼児教育の基本
私は以前、児童館で月1回の工作教室をしていたことがあります。
対象は3歳以上でしたが、まだ1歳、2歳の弟さんや妹さんも
いっしょに教室についてきていました。

下のお子さんはいっしょに工作をするわけではなく、
工作をしているそばで
児童館のおもちゃで遊んでいるだけです。

子供たちの工作の世話をしていると、
4歳半を過ぎた子は、自分の作りたいように作っていったり
私のこしらえるものを真似て作っています。

しかし3歳代の子だと、
他の子が作っている間は、うろうろしていて、
何か面白そうなものが出来たのを見ると寄ってきて、
私に「作って~!作って~!」せっつくのが専門です。
そんな時は、私は、作り方のポイントがわかりやすいように、
ゆっくり作ってあげていました。

こんな時に、「自分で作りなさい」と突っぱねる方もいますが、
私はまだこの段階なら見せるだけでも十分だと思っています。
「作って~!作って~!」が多く、
私がたくさん作ってあげた子ほど、4歳を過ぎる頃には
熱心に上手に作品を作り始めることを
それまでの経験からも良く知っているからです。
手作りの作品は、手にして
遊ぶだけでもその構造や作り方が伝わってくるものです。

それに人には、他者のふるまいを見たとき
自分の頭の中でも同じふるまいをしているように感じる
ミラーニューロンという脳細胞があるらしいのです。
赤ちゃんはこの脳細胞を使って、親の真似をすぐしはじめますよね。

そうして、作って~作って~の子らが、1年ほどして、
それまで作ってもらっていたものを自由に作り出したとき、
びっくりすることがありました。
それまで、お客さんだった1~2歳児が2歳、3歳になった時、
今度は「作って~」の時期はなしに、
はさみを上手に扱って、丁寧に絵を描きだしたのです。

それまで、一度も工作をさせようと働きかけたことが
なかったにもかかわらず、兄や姉のように
それまで工作教室で見てきたさまざまなアイデアを駆使して
物を作り始めたのです。

それからも私は、これは文字でも同じことが起こるのではないか…?と
字を喜んで書く子と、
なかなか字を覚えない子の環境の違いを
観察するようになりました。
すると早くから字を書き始めたり、書くことに熱心な子は、
小さな兄や姉が書いたり描いたりするのを観察する機会が多く、
しかし自分に対して(準備が整う前に)
書く事を強要されていない子が多いことに気づきました。

また、お母さんが絵を描いたり、手紙を書いたり
しょっちゅうするのを見ている子も
書くことに熱心です。

えんぴつを持つ前に、
敏感期の活動…穴にコインを入れたり、コップを重ねたり、水を移し変えたり
などすることに集中していたこも
字を書くことを好みます。

ただ、それには個人差があるのも事実です。
頭の回転が速い子の中に、
「字を書く」といった根気のいる手作業を好まない子もいるのです。
(0~3歳の頃、あまり敏感期の作業に熱中しないという特徴があります。)
そんな時、無理に字を書くことを強制していると、
せっかく頭の良い子が、勉強嫌いになってしまいます。
良い面を伸ばし、苦手なことはゆっくり育てていくことが大切です。
頭の良い子の場合、学校に上がっても字が書けない…という心配は無用です。

そんな風に字を書くことに熱心かどうかには
個人差の部分も大きいようです。

しかし、たいていは、「子どもに字を教えてもなかなか書こうとしません」という
相談を受けて、
「お家でお父さんやお母さんが字を書いて何かしているところを
たっぷり見れる環境でしょうか?」
とたずねると、
「いいえ、ぜんぜん…」という答えをいただくことが多いです。

おそらく、子どもの頭の中に「えんぴつを持って書く」という
イメージがたまっていないのだと思います。

0歳児でも、小さい兄や姉がいつもえんぴつで何かしているのを
見ている子は、えんぴつに向かってハイハイで直進していきますから…。
こうしたイメージなしに、子どもにえんぴつを与えることは、
大人が、いきなり目の前に使い方のわからない機械を
押し付けられるのと同じくらい、難しいことなのだと思います。

これは読書にも言えて、
絵本をたっぷり読んであげても、
大人が読書しないお家の子は、
絵本から児童書へ、児童書から大人の本へ、と移行する時に
まったく本を読まなくなってしまう子もいるようです。

子どもは見ることでも、直接体験のようにリアルに感じ取れる
心の仕組みを与えられていますから、
身近な大人の姿が、将来の子どもの姿となってくるんですね

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る




どうして幼児教育がうまくいかないのでしょう? 

2008-09-18 08:31:00 | 幼児教育の基本
よその子はきちんとしている。
でもうちの子だと、同じことをしてもうまくいかない。
どうして幼児教育がうまくいかないのかな?

と感じている方がいるかもしれません。
「うまくいかない」とおっしゃる方の教育法を見ていると、
いくつか共通点があります。

まず、とても<急いでいる>ということです。

例えば、前回の「一通りレッスンを見せますの☆くん」のような学習は、
ブログで見ると
「いろいろやってるな、こういうポイントがあるんだな」
と盛りだくさんに見えるかもしれませんが、
<急いでいる親御さん>の場合、
現実にこうしたレッスンを2回も体験すると、

英語や体操教室や、リトミックや字の練習や暗唱や知能テスト等が気になり始め、、

ブロックなら家でできるし、
絵本を勝手に読むんじゃレッスンじゃないし、
もっと本格的な理科実験らしいものをさせたいし、
こんなにたらたらしていたら他の子に遅れをとってしまう…

どこまで進んだかもっと目に見える
プリントの進度表とか、IQのテスト結果とかがないと
意味が感じられない

「お子さんはお任せください、うちの教室にさえ入れば、エリート道一直線」
「うちの教材さえ買えば、天才間違いなし」
と、宣伝文句でも良いから、断言してもらわないと安心できない

という心の状態になって続かないことが多いです。
そうした心の状態だと、目の前の子どもが正確に見れなくなっていますから、
わが子の興味や子どもの学ぶリズムや発達段階を無視して、
子どもをひっぱりまわしてしまいます。

その結果、子どもの中に、もうお勉強はこりごり…という
思いを育ててしまうのです。

前回紹介した☆くんが、地理や理科や国語や物作りや知能テストに
喜んで取り組むのを見ると、
この子は特別だ…と感じる方もいるかも知れません。
しかし
子どもはどの子も4~6歳になると「文化の敏感期」という時期がきて
地理や宇宙のことに関心を寄せる時期がくるよう脳にプログラミングされて生まれてくると言われています。

そうしたことに無関心な子がいるのは、
食事前に甘いお菓子をたくさん食べさせるように
テレビや多すぎるおもちゃで子どもの好奇心をスポイルしてしまっているか、
その年がくるより前に過剰に子どもを急がせて
学ぶ意欲を奪ってしまっているかのどちらかである場合が多いです。

子どもをその子の興味にそってのんびり育てていると、
そんな悠長なことをしていると
恐ろしい事になりますよ…とアドバイスをする人がいます。

お金持ちは中高一貫の私立や高額の塾に子どもをやって、
国公立大学に進学させることができるけれど
貧乏人の子は、満足な教育が受けさせてやれない
所得と子どもの学力をしるす統計が証拠…

そんな風に説得されると、どうしても気持ちが急かされてしまいます。
でも、現実にお金があったって、
中学受験塾で子どもが毎日、勉強に追われ、
週末はテスト、家では宿題とテスト勉強。
わからないところは親が面倒をみてあげる
そんだけのことをこなしても上位にいけるのはごく一部。
そうした現実を受け入れてやりとおせる家族は、
親も同じ道を通ってきたというお家だけなのかもしれません。
(そうした受験への道の険しさは、
お受験ブログを読めば、よくわかります)

要は、お金のあるなしで、
受験を勝ち抜けたのではないかもしれないのです。
ただ、それが子も親もこなせて、運も味方してくれたところで、
親が塾を選び、フォローし、子の学力や時間を管理してうまくいったのなら、
中学になっても
高校になってもそれを続けるのでしょうか?
予備校の先生と家庭教師に託すのでしょうか?
いったいいつ子どもの手を離せば良いのでしょう?
高校生になってそんなに素直に大人にしたがう子がいるんでしょうか?

そうして全てが順風満帆に行っても、東大生の2割がニート予備軍と言われている日本の現実は、
そうして親がプロデュースして子どもを人形のように動かしていく育て方への
警告のようにも思えるのです。

情報のあふれる社会で
子どもの自然な成長を信じて、大らかに子育てするには
とても勇気がいります。
それでも、情報の中でおぼれてしまわないためには、

わが子が喜ぶことは何か、
わが子の素敵な部分はどこか、
いっしょに楽しめることは何か、
わが子だけでなくお友達とも楽しめることは何か、

が、一番重要な情報なのだと忘れないことが、
幼児教育を成功させるカギとなるはずです。

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る




教室の一回のレッスンを一通り見せますね♪ 7 これでおわりです

2008-09-17 20:10:57 | 通常レッスン
最後に小学校受験のワークをしました。

推理の(後ろから見たら)は難しい分野だったので、
この問題に入る前に、

後ろから見たらどうなるだろう?

という点に意識がいくように、

工作
ブロック遊び
鏡の実験
などで、

左右が逆になる

という感じをこれまでのレッスンで繰り返しつかむようにしてきました。

今日はひとつだけ難しいものがあったようですが、
あとは、「まず、これかこれだよね」と絞ってから
ポイントを押さえて選ぶことができました。
その後、2枚、ワークをしました。

今日のレッスンはこれでおしまいです。

子どもはそれぞれ個性や興味や才能が違うので、
子どもに合った学習の内容やペースはどの子もちがいます。

☆くんは、週1回通ってきてくれています。虹色教室以外の習い事はしておらず、
お家でのワークやプリントはしていません。
親御さんは☆くんの興味に合わせて遊びに付き合ったり
環境を整えたり、
科学館や博物館に連れて行ったりしていらっしゃいます。
工作と立体パズル、クイズ、地理と理科実験が大好きで、
のびのびと楽しい毎日を過しています。

☆くんのレッスンが、ご家庭での教育の参考になればうれしいです。
(他の子のレッスンも、またの機会に、一通り紹介しますね。)

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ

教室の一回のレッスンを一通り見せますね♪ 6

2008-09-17 19:51:22 | 通常レッスン
☆くんが☆ドラえもんのにほんちず
の本を読み始めました。
☆くんが、最初に地理に興味を持ったのは、
☆ゆるキャラ大好き♪地理大好き♪で遊んだ時です。
その後、地理に興味を持ち続ける☆くんと、

☆<レゴブロックを使った地理学習をしました。

またカルタで遊んだり、工作したりもしました。
今は、「大阪はどこなの?なら、奈良県は?」と
県の場所や特産品の写真に興味を抱いています。

幼児は、県名を教えていけば丸暗記で覚えはしますが、
それでは、少し経つといっぺんに忘れてしまいますね。
それに本当の興味や知りたいという意欲にはつながりません。

興味は楽しい体験の中で少しずつ育んであげるのが良いと
考えています。

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ

教室の一回のレッスンを一通り見せますね♪ 5

2008-09-17 19:18:00 | 通常レッスン
☆くんは、本を読むこととクイズが大好きです。
今日はチャレンジ2年生のはてな?はっけんブック
の「はたらく人の本」
を読み始めました。
そして、私にいろんなクイズを出してきます。

☆くんが、気に入っていた問題は

わたしが やっているコンビニエンスストアには、1日に
何人くらいの おきゃくさんが来るでしょうか?
①5000人
②1000人
③10人

という問題です。

お家でお子さんのこんなシーンを眼にしたときは、
「あ~クイズしているな」と思うだけではなく、

「今、数への関心が高いんだな」

と察して、
宅配便遊びや
パーキング遊びや
レジのレシート作りや、
レンタルショップ遊びなど、
数ともっともっと親しめるように工夫してあげるといいですよ。
数が好きでたまらない、そんな敏感期もあるんです♪

レッスンはまだ続きます。
にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ