虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

算数検定ニュートンの準備  10の合成を学ぶには?

2008-09-23 20:34:38 | 算数
算数検定ニュートン(4歳用)では
10の合成がテーマになっています。

算数検定で設定されている年齢は
幼児期から数に触れることが多くないと難しい内容です。
実際には6歳でニュートンを受けてちょうどよいくらいです。

ですからけっして無理強いしたり、できないからとあせったりしないで下さいね。

簡単な足し算や数への興味が高まってきた子に
10の合成を教える方法を紹介します。

5と5 9と1など
10を合成できる数のペアを子どものレベルに合わせて
紙に書きます。(最初は1~2ペアだけ)
トランプを表にして広げて、
紙にある5と5,9と1などのペアのカードを見つける遊びをします。

こうした遊びが難しいことは、1から順に(12345~)数を探す遊びや
お互いに数を言ってカードを探す遊びをします。
またトランプの数を減らして、
探すのを易しくします。
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赤ちゃんの学び方  「感情」を通して~

2008-09-23 16:48:04 | 0~2歳児のレッスン ベビーの発達
子どもの認知能力の発達に関する研究がすすんでいます。

新・0歳からに教育 「Newsweek」によると

赤ちゃんが知性を形づくって統合し、働かせる原動力は「感情」
なのだそうです。
何をどう考えるか、何をいつ言うか、
何をするか…
それらを指令するのは「感情」にほかならないそうです。

幼児が誰かにあいさつすべきかをまなぶとき、
あいさつすべき相手のリストを覚えるわけではありません。
誰かにあってぬくもりや親愛を感じたら
おのずと近づいていきます。
感情を通して、物事を知り、その知識をもとに判断を下し、行動を起こすのです。

数量のように感情とはまるで縁のなさそうな概念さえ、幼児期の感情的な体験が
理解の土台となっているそうです。
3歳児にとっての「いっぱい」は自分が望んだ以上の量があること、
「ちょっぴりは」期待はずれを意味します。
この漠然とした感じが、数の理解へとつながっていくのです。

時間や空間の概念も、
ママを待っているときの心細さ、
ママが車に近づいてくるときのワクワクした気分など
気持ちや感情と切り離せないのだそうです。

生後1ヶ月の乳児も、自分に対する親の反応が遅いか早いか識別できることが
実験でわかっています。
その後も保育者との関係がどんな感情的色合いを帯びていたか、
どんな微妙なやりとりがあったかが、
子どもの人格形成や知的発達に大きな影響を及ぼします。
いつもかわらない愛情を誰かに注がれた経験がなければ、
人との絆を信頼し、深く関わっていくことができないのです。

赤ちゃんは双方向的なやりとりを通じて
自分が働きかけると、変化が起きることを体験します。
それが論理的な思考、因果関係の理解につながるそうです。


赤ちゃんや幼児は大人とはまったく違う形で
学習するのですね。
「感情」を通して学んでいるとは、不思議ですね。

虹色教室でも、赤ちゃんや幼児が、
うれしい 気持ちいい 楽しい
好き 自分の期待が満たされた 残念だった ゲームに勝った 負けた
心が動かされる出来事を通して、何でも吸収し
知的な成長を遂げていく姿を
いつも見ています。
子どもの「頭脳」に働きかけようと、
「さあ、覚えなさい」と言っても、覚えないわけですね。

幼児は「感情」を通して学ぶ

は脳の研究の大事なキーワードだと思います。

写真では、穴から色が見え隠れするのに「あれ?」っという驚きの気持ちが、
興味につながっています。

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漢字が好きになる遊び♪ 2

2008-09-22 18:57:34 | 国語
漢字が好きになる遊びを長い時間楽しむ方法を紹介します。

漢字だけでなく、計算や学習もこの方法で
長い時間楽しめます。

どんなゲームでもかまいませんから
すごろくのようになっているゲーム盤を用意します。
さいころを振って、駒を進めたら、漢字カードを1枚解きます。
ヒントなしで答えられたら15点
ヒントあり(ちらっと答を見て書けた)10点
ヒントたっぷり(見ながら写せた)5点
の得点カードをもらいます。

ゴールできたら、得点を計算します。

子どもの能力に合わせて得点の計算方を工夫すると
大きな数に強くなります。

10点を並べていき
5点と5点を引っ付けていきます。
そうしてから10~20~30~と数えていきます。

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漢字が好きになる遊び♪

2008-09-22 18:43:47 | 通常レッスン
漢字を覚えたり書いたりするのを楽しむために
漢字のクイズカードを作りました。

漢字を見ながら

「玉」でしたら、

「王さまのイラストにほくろ」

「早」でしたら

「お日様のイラストに10」といった具合にカードを
作っていきます。
自分のカードは作っているときに覚えてしまうし、
お友達に出してもらう問題は解くのが楽しいです。

くわしい遊び方は次回に書きますね。

お友達と遊ぶ時のしつけにちょっと注意♪

2008-09-22 09:32:02 | 教育論 読者の方からのQ&A

昨日、なのたんといっしょに子どものための博物館のキッズプラザに行ってきました
とっても楽しかったです。詳しい様子はこちらです。

キッズプラザには、キッズストリートという
幼児版の職業体験のコーナーがあります。
スーパー、こうばん、ゆうびんきょく、びょういん、おすし屋、サンドイッチ屋、すしやが並ぶ小さな町で、お仕事を体験できるのです。
小さな子たちにはとにかく人気で、子どもでごったがえしていました。

そこでなのたんにおすし屋さんやサンドイッチ屋さんを体験させて
あげようとした時、気になることがありました。

「さまざまな遊びの場で、子どもは順番を待つ」ということを教えられているのですが、
「協力し合っていっしょに楽しめる」遊びの場でも、
つきそいの親(キッズプラザの職員ではありません)の指導の下、
順番を待つというルールを厳守させられているのです。
それで、すぐうしろにボーっと自分も遊びたそうに立っている子がいても、
その子が仲間に入りたいんだなと気づく子も気にかける子もおらず、
立っている子も「入れて!」ということもない。

子どもが集っていても、「遊び」があるのではなく、
「物」を自分で触ることを 時間ごとに交代でしているだけなのです。
そこで、私が4歳くらいの女の子ふたりに
「おちびちゃんも入れてちょうだいね」と言って
なのたんを遊びの中に参加させてもらうと、ひとりひとりで食べ物のおもちゃを触っていたふたりに困惑の表情が広がりました。

しかし、「トマトとハンバーグのサンドイッチをちょうだいな」「ジュースをくださいね」と頼むと、うれしそうに作ってくれ、表情に笑顔があふれました。
それから注文したりされたり、なのたんもお姉ちゃん達の真似をしたりと、楽しい時間が持てました。

大人は集団で過させるというと、
集団のルールを守らせることばかりに気持ちが行きがちです。

そこでは、いすがふたつ並んでいるというだけで、
ふたりずつ椅子をすわる順番を待つ遊びを大人が勝手にこしらえてしまっていました。          かなり自由な遊びの場にもかかわらず…です。

でも ここでとても気をつけなくてはならないことがあると思うのです。

自閉症の枠組みのひとつにある知能は高いけれど
人の気持ちを推測することが難しい高機能自閉症やアスペルガー症候群の子は
「ルールは厳守して守るけれども
柔軟性がなく お友達の気持ちを察したりすることが苦手」
というハンディーキャップを持っています。
他者のふるまいを見た時に、自分の頭の中でも
同じふるまいをしているように思いをめぐらせ推察する
ことができるミラーニューロンという神経細胞の働きが
弱いのではないかといわれています。
ミラーニューロンは、他者の意図をくみとったり、
共感したりするために働いているのです。

しかし高機能自閉症やアスペルガー症候群の子が持つ
「ミラーニューロンが働きにくい」というハンディーを
多くの障害がなく生まれた子たちが
育ちの中でわざわざ学習して持ってしまうことが多い気がするのです。

さまざまな遊びの場で、
4~5歳の子が、あまりにも周囲の子の心に無関心なまま遊ぶ姿、
共感もなく、協力することもなく、
自分の目の前のおもちゃだけを相手にする姿を見かけます。
そうした子に軽度発達障害のある様子はありません。
ただ、どうしたらお友達に声をかけられるのか、
おもちゃで「一緒に」遊ぶにはどうしたらよいのか、
が わからなくて、ぼんやり順番を待っているのです。
その場にあわせて柔軟に対応できないのです。
たくさん子どもが集まっていても、
どの子も自分以外の子に自分と同じようにいろいろな思いが宿っていることに
気づいていないのです。


子どもを遊ばせる時は、
心よりも「ルール」ばかりをを優先して
子どものミラーニューロンの働きを弱めたりすることがないよう気をつけることが
大事だなぁと感じました。


男の子のためのちょこと工作♪

2008-09-21 12:28:28 | 工作 ワークショップ
男の子と工作を楽しむアイデアを紹介します。

写真は、駅で無料でもらえるパンフレットです♪
「アンパンマン電車」かわいいですね。

見終わったら、捨てる前に、
電車やキャラクターを切り抜きます。

次回に続きます。

男の子のための積み木遊び♪

2008-09-21 12:24:17 | 積み木  ピタゴラスイッチ
男の子が喜ぶ積み木遊びのアイデアを紹介します。

100円ショップの大きめのビーズで
工事現場を作ります。
積み木で坂を作り、トラックの荷台にすべりおりる仕掛けを作ります。

レッスンの様子一通り見せますパート2    (6)

2008-09-19 18:29:53 | 子どもの個性と学習タイプ
最後に☆くんが最近お母さんと作った作品を見せてもらいました。
「はめるだけでできる簡単な作りでした。
1000円のところが、500円だったんですよ。」
という話でした。

☆くんのお母さんが手伝ったのは
コードをつなぐ部分だけだったそうです。
☆くん上手に作れていますね。

☆くんは、今日、遠足の日だったそうで…レッスンが終わって
奥の部屋に引っ込んだかと思うと、めずらしく寝てしまいました。

これでレッスンはおしまいです♪

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