漢字の教え方について、コメント欄で質問をいただきました。
「漢字は見せているだけでも幼児の脳に働きかけるので良い」と、聞いて我が家でも気の向いたときに漢字カードを見せています。
それで、漢字カードについてお聞きしたいのですが、
その子の好きな分野から始めればよいのでしょうか?
娘の場合は、幼稚園のお友達の苗字の漢字「山」とか「口」とか教えて!と言ってきますし、息子は動物が好きなのでその動物の鳴き声をして漢字を見せると喜びます。
それとも、色々なほかの分野(乗り物、食べ物)など見せた方が良いでしょうか?
覚えやすいものから始めるのでしょうか?
また、漢字はあまり小さいときに難しいものを覚えると小学校に入ってからやる気が薄れると聞いたことがあるのですが、本当でしょうか?
漢字の教え方は、その子、その子の好きなものから教えるのがいいと思います。
お友だちの苗字の漢字「山」とか「口」とか教えて!
という娘さんは実用的で日常生活に役立つ漢字から
覚えていくと思いますので、
漢字を書いた切符を入れたら、
商品が出てくる自動販売機を作ったり、
パーティーの招待状作り
遊びの時に使える漢字で子どもが喜ぶことが書いてある券などを作ってあげると、
どんどん覚えていくのではないでしょうか?
動物の鳴き声を聞いて喜ぶ弟くんの場合、
雨や消防車のように「ザーザー」「う~う~う~かんかんかん」
といった音で表現できるものから、動物以外の漢字も見せてあげては
いかがでしょう?
<漢字はあまり小さいときに難しいものを覚えると小学校に入ってからやる気が薄れると聞いたことがあるのですが、本当でしょうか?>
というご質問ですが、
漢字や計算、暗唱など記憶中心の学習ばかり幼児期に繰り返して、
思考力を育てる遊びをしていないと、
そうしたことが起こってくると思います。
あくまで知的刺激を与えて脳を育てるために
漢字を教えて、忘れたり、ある日ぷっつりしなくなる日が来ても
気にしないなら、
いくら教えても大丈夫だと思います。
頭を使うのが好きな子の中には、
手作業を嫌う子がいます。そうした子に工作や手を使った遊びをさせずに
漢字の「読み」ばかり教えると、
実際書いて漢字を学ぶ頃に、嫌がる子もいます。
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