虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

かしこいのは幼児の間だけ…というアドバイス

2009-04-26 19:36:56 | 教育論 読者の方からのQ&A
地域の親御さんたちの集まりに出たとき、

利発でハキハキした幼児を育てている親御さんに
小学校高学年や中学生の子を持つ親御さんたちが、
「かしこいのは今だけよ~小学校に上ったらどんどんフツーの子になるから…」
とアドバイスしているのを聞いたことがあります。

この先輩母さんたちは、
別段、意地の悪い気持ちからそうしたアドバイスをしているわけでもなくて
よくある事実…自分たちが経験したことをそのまま口にしているだけなのです。
現実に幼児期に輝いていた子たちが
小学校生活を送るうちに
ごくごく平均的な能力の子に近づいていく…のはめずらしくありません。
小学校受験を終えて、有名な私立の小学校に通っているという子も
同じような道をたどるとよく聞きます。

私も月一度の工作教室をしていたころ、こんなことが何度かありました。
幼児期には言語力も思考力も発想も巧緻性もずばぬけているな~と感じていた子が小学生になった後、
親御さんとお会いしてお話すると、
算数や国語の成績も普通で、あれから工作をすることもない…とおっしゃるのです。
とても賢い子ですから、それは一時期のことで、
高学年、中学生になると伸びてくるのかもしれません。

それにしても、なぜ幼児期に能力が高かった子が
だんだん学力が平均化していくのでしょう?

私は小学生の暮らしや遊びから
脳に良いもの 脳を育てるものが
どんどん失われているからではないかな…と感じています。

塾や習い事に行っている時間が長いと
頭を使っているように錯覚しますが、
実際には脳の一部分を慣れによって鈍らせた形で繰り返し使っていることの方が
多いと思います。
主婦にしてもパートで同じような作業を繰り返していると
しんどいし、確かにその仕事の効率は良くなり技術もマスターするでしょうが
脳そのものが高度になるわけではないですよね。

私が子どものころは、小学○年生 の付録は
説明書とにらめっこしながら何時間もかけて作らなければならないものばかりでした。
田舎に帰省すれば将棋や難しいゲームを習って
年上の子のグループに入れてもらってました。

小学校ではあやとり、シャーリング、編み物、お手玉、読書などが
休み時間のみんなの楽しみでした。
放課後は友だちといろいろ計画しては実行し、失敗しては学びました。

遊び時間も長かったから話したいこともたくさんあって
「せんせい あのねという作文帳には
毎日書きたいことがたくさんありました。
親に聞いてもらいたいこともたくさんあったし、
友だちとじっくり話すこともいろいろありました。
先生に読んでもらったお話は、そのまま妹や近所の幼い子に
話してあげていました。
また暇な時間がたっぷりあったので、読書もずいぶんしました。
特にかつての子が賢かったわけでもないでしょうが、
塾に行く子なんてめずらしかったけれど、学校の勉強についていけない子はほとんどなかったように思います。

それが最近の小学生の暮らしや遊びは、

話す 表現する 相談する 友達に習う あこがれる 
聞く 読む 書く 見る 考える 改良する 発想する 想像する 推理する
作る 学ぶ 感じる 感じたことを伝える 選ぶ 反省する 計画する
熟練する 達成する

など…放っておいても小学生が内側からの衝動で
自然に発達させようとするものを伸ばせる
時間も環境も精神的な基盤も
貧しいのです。
そうしたものの代わりに
テレビやビデオや携帯や携帯ゲームや習い事などが
隙間を埋めています。

私は、小学生には、表面的な成績につながりそうな勉強や
外から評価される習い事の技術を上げることにばかりさせるのでなく

脳を育てる

という観点からのアプローチが大事なのじゃないかな? と思っています。

それは、その子のやってみたいという活動…
(ビーズのアクセサリー作りやキャンプでも秘密基地作りやお料理など)
にじっくりかかわらせてあげることです。子どもは自分の脳に必要な活動を
その時期ごとにやりたがりますから…。
その後、親子で言葉を使って感想や感動を伝えあうと良いのではないでしょうか

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積み木遊びのテーマについて♪

2009-04-25 09:45:51 | 積み木  ピタゴラスイッチ
ラッタくんの年齢がまちがってました。5歳ではなくて4歳です~。しっかりしているので、4歳とお聞きしていたのに5歳とまちがえてしまいました。

子どもといっしょに積み木やブロックで遊ぶとき
私自身も没頭して十分楽しむようにしています。
また積み木を通して子どもに伝えることができる学びのテーマを
大切にしています。

子どもが積み木で遊ぶとき、
子どもの能力のさまざまなものが育ちます。

たとえば、想像力が育つ時期の子は、積み木で何か作ることより
むしろシンプルすぎる形を(積み木の1個のかたまりのままで)
お母さんにしたり、家にしたり、動物に見立てたりして
その後のごっこ遊びに興じます。
そうした時期には、より実物に近い形を作らせようとして
想像力の育ちを阻むのではなくて、
積み木ひとつをドアにしたり、空飛ぶ鳥に見立てたり、
ポストや手紙を回収に来る郵便やさんや、
だるまさんがころんだをして遊ぶお兄ちゃんおねえちゃんに見立てたりして
より想像力に広がりが出るように手助けします。

また立体の組み合わせについて敏感な時期の子は
ベットや椅子など組み合わせの基本構造となるものを
作る活動に熱中したりします。
そうした時期には、無理にお城作りに誘うのでなく
基本の形の理解が進むように
斜めに使えば滑り台、
横に並べていけば道路、
といった形の変化への気づきを助ける活動に誘います。

積み木やブロックはイライラやストレスの解消にも役立つので
子どもが自分勝手にむちゃくちゃな作り方をしたいときや
幼稚に見える活動を繰り返すときは
自分をそうして癒している…と理解して
そっとしておきます。

本や図鑑で子どもの興味をひくものが出てきたら
いっしょに作ってみるのも
興味の幅を広げます。
絵本などで、滝が出てきたら、積み木で滝をいっしょに作ってみる
海外の建物を作ってみるのも楽しいです。

積み木やブロック遊びをしながら
小学校受験の基礎知識を体感させておくこともできます。
さまざまな方面から
できあがった作品を眺めたり
受験問題を積み木やブロックを使って楽しく解くこともできます。
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2歳児、3歳児の遊びを知的な学びの世界につなげるには? 1

2009-04-25 08:09:20 | 幼児教育の基本
写真は2歳の☆ちゃんと
ドイツのお人形さんとドイツのお城を作って遊んだときの写真です。
☆ちゃんが、世界のお人形や国旗のカードをしまっている
キティーちゃんのキャリーケースを引っ張りだしてきたので、
そのケースを開けて、お人形や国のイラストカードを見るついでに
ブロックでドイツのお城を作ってみました。


1歳児、2歳児の場合は、
理解させるとか
本人に作らせるとかではなくて
世界の地理や科学の世界などを身近に感じさせたり触れさせたりすることで
十分だと思います。
とても感受性が豊かな時期なので
色や雰囲気や音の響きから
そうした世界に親しみを持ち、別の場所で国旗を見たり
民族衣装を見たりすると「あっ!あっ!」と強い興味をしるしたりします。

いすを丸く並べてひざ掛けをかぶせて
エスキモーのお家やモンゴルのお家などもよく作って遊びます。
子どもはもぐりこむことが大好きですから!

また5歳の3人さんが幼いころには
アルミ箔を丸めて惑星を作り
それを椅子の裏にひもでつらして
ねころがって眺めるプラネタリウムなども楽しみました。

幼い子は、色、匂い、味、音、身体を使った体験(もぐる、のぼる、とぶなど)気持ちよさ、を通して知的なことを吸収します。
そして、そうしたことに愛着を覚え大好きになります。
虹色教室では
宇宙飛行士になりたい!と言う子が続出中(小5の女の子まで…)です。


工作で食べ物を作るときは
お子様ランチのように
小さな国旗を作って添えたりします。
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小学校に行ってから大きな力となるカード遊び

2009-04-24 19:12:39 | 幼児教育の基本

前回に続いて4歳のラッタくんのレッスンから~♪

1~50までの数字がついている電車のカードを
1~10 11~20 21~30 31~40 41~50
に並べています。

数の敏感期が半ばを過ぎると
こうした遊びに熱中する子はとても多いです。

いっしょに楽しみながら並べるのがいいと思います。
ひとりで完成させるからいい…のでなくて、
こうした遊びを繰り返す中で、数のルールに気づき
頭の中に数の秩序が整理されていくことの方が大事です。
ほどほどに援助しながら
何がわかっていて何がわかっていないのか、課題は何かを探ります。

子どもがこうしたことに熱中し始めると
一人遊びをしてくれて助かった…とすぐに場を離れる方もいますが、
それを繰り返すとこうした活動が一時期の熱中で終わって、
学習にまでつながらないように感じています。

知的な作業をしているときはできるだけそばにいて、
励まし、子どもの発見に共感してあげてくださいね

虹色教室に小学生になってから通ってくる子を見ていると
1年生で5+1や10+1はわかるのに
32+1や41+1がわからない…という子がいるのです。

大人にとっては数の常識も
子どもにとっては未知の世界。
数がどんどんつながっていくイメージを
上のような遊びでしっかり身につけていないと
教えられたこと以外、まったくわからない…ということもあるのです。

ラッタくんは、1~20くらいはきちんと並べていたのに、
25の次に31を並べたり、
32の次に37並べたしていました。
が、ちょっとコツを教えると
的確に置けるようになっていました。こうした作業は
数について深い理解をもたらすのです。

数とは別の話ですが
教室には○○式で中学生のレベルまで
学習が進んでいる能力の高い子がいるのですが、
積み木の数についてたずねると
見えない部分がまったく推測できず、幼児の幼い子のレベルのままなのです。
また線分図でおおまかに数を把握することも困難でした。

幼児期の体験からくる感覚は
何枚プリントをこなしても身につきません。
幼児が自分から繰り返し熱中する遊びの
大切さは、他のどんな教育法にも代えられないほど
その後の能力を左右するもののようです。


知的な興味を広げる積み木遊び♪

2009-04-24 17:11:18 | 通常レッスン
たくさんのコメントありがとうございます。とても励まされました。


子どもたちと積み木遊びやブロック遊びや工作をするとき
気をつけていることがあります。

ただ遊ぶ…だけでなく

そうした遊びの体験が、
世界の地理や歴史や科学や数学や文学などへの興味に
つながるようにする

ということです。
2歳くらいの子との遊びの中にもそうした要素を含むように工夫しています。

写真は4歳のラッタくんが
世界遺産大図鑑を見ながら彦根城を作っているところです。
「お城を作ってみる?」とたずねると、喜んで取り組みだし
ひとりで黙々と作ってました。
お城ができたところで城につづく橋も作りました。

そうしながら、どうして橋があるのか?
どうして石垣の上にお城が建てられているのか?
について考えました。

お城というのは、戦うためのさまざまな工夫が凝らされています。
そうしたことを学びながら
建築物を積み木で再現していると
家族のお出かけでお城に連れて行くときにも
見方や感じ方が全く違ってきますよね。

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☆前回の続きです

2009-04-23 13:42:29 | 教育論 読者の方からのQ&A
前回の続きです。

お葬式の最中は、価値観がひっくり返ったように
母の短所で、したいとなったら今すぐ!欲しいとなれば今すぐ!
というちょっと衝動的で我慢のきかないところを思い出すときだけ
何だか明るい温かな気持ちになることができました。
式後のお膳に少し口をつけただけで
さっさと蓋をしてふろしきで包み、うつむいて涙をこらえている父に
「お母さんは、欲しいと思ったらすぐに買わずにはおれなくって、ずいぶん無駄遣いもしていたね。布とか粘土細工とかかわいいものだったけど…田舎に帰りたいと言い出せば、周りがなんといっても聞かないし、旅行や習い事も自由にしてた…お父さんもずいぶんわがままをきいてあげたじゃない?
そりゃ、重い病気になって苦しみもしたけれど、好きなものを買って、好きなことをして、お母さんの一生はきっと幸せだったよ」
と言うと、ずっとうつむいて固まっていた父が笑い出し、
「そうや、だまされやすくてな…道端で商売してる妙なやつに
何万もするマットレス売りつけられて…ありゃ、まいった、そんなもんこうたらあかんと言うのにバカやからな~」と言い出しました。
すると隣で聞いていた妹が、
「そうよ~お母さん、お金になんか一度も苦労してなかったよ。好きなもの買ってたわ。ほらステンレスの鍋セット!○十万~買う~って言うから反対したら、子どもやお父さんをアルミ中毒で殺すつもり~?っ言い返されたわ~
お母さんは幸せやったよ~」と肩をすくめて笑いました。

母の人生は華やかとは言えず苦労も多かったし、病魔に冒されてからは痛みとの戦いでした。それでも母の短所がそうした人生の隙間隙間に
思わずふきだしてしまうようなエピソードを残してくれたのです。
また、母のわがままであっちこっちと住居を移したせいで、
父は引越し貧乏の言葉の通り、母の死後、どうして暮らしていったらいいのか
途方にくれているのですが、それはそれで、何だか心残りがなくなって
心を明るくさせてくれる話題でもありました。
「ほんと、母さんに引っ張りまわされるからな、父さんはすっからかんになってしまったよ」そう言って笑うときの父は、心底うれしそうでした。

母が頭で考えるのは、清貧と言うべき暮らしなのですか、
仏教で言う煩悩…のためか、
母の生まれ持った短所ゆえか
清貧のはずのところどころが暴走して
貯めたお金のほどんどは天に返す形になってしまいました。

おそらく母は一度も自分の劣等コンプレックスを見つめることなく
自分の短所に気づくことなく
自分の弱い部分に人生を翻弄されながら
まあまあ楽しく生きたのだと思います。
それが何だかほのぼのとうれしく感じられるのです。

たくさんのコメントをいただきありがとうございます。

2009-04-23 09:27:24 | 番外(自分 家族 幼少期のことなど)
たくさんの温かいコメントをいただきありがとうございます。

母の葬儀は、私にこれまで見えなかったこと
見ようとしなかったこと
をたくさん気づかせてくれました。

母の当然の死は、
繊細で荒っぽく、完ぺき主義で衝動的で
感情豊かで、何ごとにも性急に答えを求める父の気性を
針の上に瀬戸物の鉢でも乗せたような
危なっかしく不安定な状態にしていました。

葬儀屋の方々も親戚も
気の強い妹までもが、一方的に、
母のこと、これからの不安のこと、
ややこしい手続きのこと、大阪に帰りたいこと、お金のこと、四十九日のことなどをエンドレスにまくしたてる父に腫れ物に触れるように接していました。
寂しさからか一日も早く四国を離れたがっている父に、
「引越しの手伝いには戻るから…」と告げたものの、
「少し早めに日時を知らせてもらえたら…」と言いかけたとたん、
父が頭を抱えて堰を切ったように泣き始めました。
またささいなことでカッ~と激情するので、みな小声でおそるおそる話しかけてました。
父の大阪の住居や遺骨の預け先のの相談に乗っていたものの、
大阪は父が田舎に引っ越した当初より不景気で
父が当てにしている仕事があるのかわからず、探してくれ…と言われても父の気に入る値段で住まいが見つかるかわからないので…

早くの見通しが立たないことには、父の不安が高ぶっていくのがわかって
こちらの方が緊張してピリピリしていました。

そんな時、父の目に入れても痛くない一番のお気に入りの孫である妹の長女が、
「じいちゃん、私のマンションのそばに住めばいいよ~だんなが駐車場余分に
持ってるから、そこに車を置いといたらいいし…」と言ってくれました。この子は小さい頃から本当に気が優しくて、おじいちゃん子なのです。

すると突然、極限まで達しかかっていた父の神経の高ぶりがやわらいで
明るい笑顔に変わりました。
その後は、優しい孫に母のお骨の周りの整理を手伝わせて、
ご満悦です。
私は、妹に手をあわせて、
「ごめんね、でも大丈夫かな…しょっちゅう○ちゃん呼び出して大変なことにならないかな…?」と言うと、妹は「い~のい~の、じぃちゃんも孫にはちょっとは遠慮してるんだから…」とさっぱりした笑顔で答えます。
もう、○ちゃんの方には足向けて寝れないないです…
(ありがとう~ごめんね

父はこの妹の長女とうちの娘を比べては、
妹の長女を絶賛しあからさまなひいきをし、うちの娘をけなしたり馬鹿にして妹の長女を持ち上げる…という相変わらず悲しい愛情表現しかできないのです。
そうした父のあからさまな態度や母の無意識の態度が
私と妹を傷つけ続けてきたのに…。

それでもそうしたことを超えて、
葬儀という場が、人の弱さも醜さもひっくるめて
何だかいとおしいものに変えてくれました。
いろんな愛憎を経験していくからこそが、痛いほどに他人の思いが
理解できるようにも感じました。

個人的な話ですが、もう少し書かせてくださいね。
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母の形見

2009-04-22 10:27:43 | 番外(自分 家族 幼少期のことなど)
日曜日の晩、母の容態が急変し、
あわてて四国に向かったのですが、
残念ながらフェリーに乗る直前に、
息を引き取ったという連絡がありました。
月曜の晩に帰省する予定を立てていたので、
もう少し早く帰っていたら…という思いと
最後にせめて妹が付き添ってくれていたのが救いだったという思いでいっぱいです。

何度ももう少し早く帰ろうとしてたのですが、
田舎でひとりで母の看病をしている父から、
今は入院のことでバタバタしているから、ちょっと落ち着いてから来てほしい…と言われて躊躇していました。
先週末、父から「帰るように…」という連絡があったので
妹や姪っ子に先に帰っておいてもらって、
私は月曜に…と四国に発つ心づもりをしていたところ、
母の容態が、急速に悪化し、あっけなく逝ってしまいました。
母を看取ってあげられなかったのは、とても悲しいです。

葬儀の前の晩から朝まで、
母のそばにいる役をさせてもらえたのがせめてもの救いでした。
前日に葬儀場に泊まった姪から、
「こういうところで寝ると何だか不思議なことがあるよ。夜中に
急にポットのメロディーが鳴り出したり…」と聞いていたので、
母に会えるのなら、どんな姿でもいいから出てきてほしい…と
思いつつ休みました。
真夜中の1時を過ぎた頃、ガランガランバリバリ…いう音と寒気で
カミナリか…?と目が覚めると、母の枕もとのろうそくが消えています。
隣でいっしょに泊まってくれていた息子も目を覚まして、
激しく鳴り続けるガランガランバリバリいう音と、私の頭上のあたりでだけしている雨粒のパラパラいう音を聞いていました。

おそらくこの葬儀場の屋根の形などのせいで、風や雨の音が
シンバルのような楽器を鳴らしているような音を響かせているのでしょうが、
それでも母がそばにきて、ろうそくの灯が消えたことを知らせてくれたように
感じてうれしかったです。

以前書いた母の記事です

手芸が好きだった母は、パッチワークの大作も作っていたのですが、
私は何だか母らしいメルヘンチックな刺繍の小品(写真)を形見にもらいました。
私のピアノの発表会の服をリフォームしてちょいちょいっと遊びがてらに
作っていたもので、なつかしかったので…。

レッスンは今日まではお休みさせていただきます。
明日の夕方からはいつも通り、レッスンを再開させていただきます。
ご迷惑、ご心配をかけた方々、どうもすいませんでした。

私の家族について書いた過去記事です。

(リンク先がまちがっていたので直しておきました)

☆同じ屋根の下で 1
☆同じ屋根の下で 2
☆同じ屋根の下で 3
☆同じ屋根の下で 4
☆同じ屋根の下で 5

☆親のコンプレックスと子どもの困った行動


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2歳児、3歳児  これもモンテッソーリのお仕事?

2009-04-18 18:38:12 | 幼児教育の基本
モンテッソーリと言えば、手先の巧緻性を高める遊びばかりが知られていますが、
文化の敏感期を洗練させる遊びや、
言葉の概念を整理する遊びや
数のゲームなど、さまざまな種類の働きかけがあります。

写真は2歳の☆ちゃんと
絵カードを動物の仲間、植物の仲間、台所道具の仲間…などに
分類しながら整理しているところです。

こうした種類分けは
2歳前半の子だとまだまだ難しいですから、
少ない枚数から、間違えても気にしない態度で遊んであげてください。
間違えたら「ブッブー!」という効果音を楽しんだり、
手で大きなバツを作って転ぶふりをすると喜びます。

できるとうになることより、
こうした知恵遊びは楽しいな~もっとやりたいな~という心を育てるのが
大事です。


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かいくんははさんが、かいくんのこれまでのレッスンをまとめてくださいました

2009-04-18 17:16:21 | 通常レッスン
かいくんははさんが、かいくんのこれまでのレッスンをまとめてくださいました。

ぜひ、かいくんははさんのブログに遊びに行ってくださいね。
☆おだやかな毎日

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