順守型の子にも自発性っていうのは必ずあるのでしょうか?
という質問でしたよね。
順守型の子たちの育ちを見ていると、「必ずある」と感じています。
学習スタイルの違いは
1~2歳のヨチヨチ歩きの子でも
はっきりあらわれていることがよくあるので、
親の育て方でなるものではなく、生まれつきの部分が大きいと思います。
順守型の子は
物覚えがよく、性質が素直で、大人の教えることを効率よく吸収するので
幼児期からよくできる子が多いです。
小学校でも良い成績を収めることができると思います。
問題は大人の指示に従いすぎてしまうため
親や大人の側が引き際に気づけずいつまでも幼児期のような
関係を続けてしまいがちなことです。
それでは自主性を奪い自立を遅らせてしまいます。順守型は日本の優等生には一番多いタイプではないでしょうか。
ただ本来の子どもは
大人側が適度に引いていけば、
成長と共に自発的な部分、創造的な部分も発達してきて
バランスが取れてくるようです。
順守型の子はコツコツまじめに努力しますが、
確かに独創的なアイデアの部分では
立案型の子にかなわない気がします。
また評価型の子のように文章の裏の意味を自分で読み取ったり、
解いていくだけで数学的ルールに気づいていったりはしにくいと思います。
この点は、超難関の中学入試問題も解ける順守型の男の子が、
ブロックで作品を作ると、幼児と変わらないものを黙々とつくっていたりする姿にもあらわれます。
また、改良するよりも、量を作ることに熱中しがちな
工作作品にも見られます。
クイズやパズルを答えを見てからやりたがるのも
順守型の子に多いです。
少し前に、写真のめばえのふろくを使って
つるかめ算のクイズを順守型の☆ちゃんと楽みました。
☆ちゃんは、戦略を立てて解いていくというタイプではなく
いつもやたらと足してみて、偶然うまくいった組み合わせを答えにします。
私が☆ちゃんに効率的に解くアイデアをいくつか教えた話をすると
☆ちゃんのお母さんが、
「私の子どもの頃は、教わらずに自分でハッと気づいて
理解していきましたが、教えてしまうのはどうでしょう?
オセロで勝つ方法なんかも、教わらず遊んでいくうちに気づきました。
教えるのは…」といったことをおっしゃいました。
☆ちゃんのおかあさんは、評価型で思考が得意な方です。
☆ちゃんの弟くんもお母さんに似たタイプで
自分で解法に気づきます。
私は弟君に対しては極力、教えない形で
学びや遊びを続けたほうが良いと思っています。
けれど、
外からの適度な刺激がないと
発想する、自分で思考してみる、ということ自体
思いつかない様子の☆ちゃんにはその方法だけでは足りない気がしました。
教え込むのはよくないけれど
さまざまな発想法があることや、
効率的に解くすばらしさ、
問題点を見つけ改良する方法
などを、
大人が見本を見せたり
そうした本を紹介しなければ、順守型の子は
それが学習や生きていく知恵の一部であることにも気づかなかったりするのです。
ですから子どもには、この教育法がいい、という絶対はなく
どんなに優れた教育論も
その子流に適度に改良して実行していくのが良いと感じています
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順守型の子たちの育ちを見ていると、「必ずある」と感じています。
学習スタイルの違いは
1~2歳のヨチヨチ歩きの子でも
はっきりあらわれていることがよくあるので、
親の育て方でなるものではなく、生まれつきの部分が大きいと思います。
順守型の子は
物覚えがよく、性質が素直で、大人の教えることを効率よく吸収するので
幼児期からよくできる子が多いです。
小学校でも良い成績を収めることができると思います。
問題は大人の指示に従いすぎてしまうため
親や大人の側が引き際に気づけずいつまでも幼児期のような
関係を続けてしまいがちなことです。
それでは自主性を奪い自立を遅らせてしまいます。順守型は日本の優等生には一番多いタイプではないでしょうか。
ただ本来の子どもは
大人側が適度に引いていけば、
成長と共に自発的な部分、創造的な部分も発達してきて
バランスが取れてくるようです。
順守型の子はコツコツまじめに努力しますが、
確かに独創的なアイデアの部分では
立案型の子にかなわない気がします。
また評価型の子のように文章の裏の意味を自分で読み取ったり、
解いていくだけで数学的ルールに気づいていったりはしにくいと思います。
この点は、超難関の中学入試問題も解ける順守型の男の子が、
ブロックで作品を作ると、幼児と変わらないものを黙々とつくっていたりする姿にもあらわれます。
また、改良するよりも、量を作ることに熱中しがちな
工作作品にも見られます。
クイズやパズルを答えを見てからやりたがるのも
順守型の子に多いです。
少し前に、写真のめばえのふろくを使って
つるかめ算のクイズを順守型の☆ちゃんと楽みました。
☆ちゃんは、戦略を立てて解いていくというタイプではなく
いつもやたらと足してみて、偶然うまくいった組み合わせを答えにします。
私が☆ちゃんに効率的に解くアイデアをいくつか教えた話をすると
☆ちゃんのお母さんが、
「私の子どもの頃は、教わらずに自分でハッと気づいて
理解していきましたが、教えてしまうのはどうでしょう?
オセロで勝つ方法なんかも、教わらず遊んでいくうちに気づきました。
教えるのは…」といったことをおっしゃいました。
☆ちゃんのおかあさんは、評価型で思考が得意な方です。
☆ちゃんの弟くんもお母さんに似たタイプで
自分で解法に気づきます。
私は弟君に対しては極力、教えない形で
学びや遊びを続けたほうが良いと思っています。
けれど、
外からの適度な刺激がないと
発想する、自分で思考してみる、ということ自体
思いつかない様子の☆ちゃんにはその方法だけでは足りない気がしました。
教え込むのはよくないけれど
さまざまな発想法があることや、
効率的に解くすばらしさ、
問題点を見つけ改良する方法
などを、
大人が見本を見せたり
そうした本を紹介しなければ、順守型の子は
それが学習や生きていく知恵の一部であることにも気づかなかったりするのです。
ですから子どもには、この教育法がいい、という絶対はなく
どんなに優れた教育論も
その子流に適度に改良して実行していくのが良いと感じています
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