前回、2、3歳児の1年間のめあてを書かせていただきました。教室に用意している体験のための箱についても……。
そうしたことを書くと、これとこれをさせればいいんだな~じゃあ、科学館で~見せて、からだの学習に図鑑見せて~と子どもに与えたいさまざまな知識に気持ちを奪われてしまうかもしれません。
でも、子どもにとって本当に大切な体験というのは、
その子固有のものです。
みんなに向けた体験はその子の興味に
大人が気づくためのきっかけでしかありません。
だから体験が山ほどそろった科学館や博物館に熱心に通ったから
勉強好きの子になるわけでもないのです。めずらしい体験の多くは、あ~面白かった!で終わってしまいます。
それよりも体験に付き合う大人が、
子どもが何に興味を抱いているのか、
その子らしさと才能に気づいて、そこから深めていってあげるものこそ意味があると感じています。
先日のラッタくんのレッスンをママラッチさんが、記事にしてくださっています。
4歳のラッタくんは、アナログのロボットの仕組みや
電池を使った蛍の製作などに熱心でした。
さまざまなルールのゲームやIQアップの遊びも楽しめました。
でも、この日のレッスンでラッタくんが本当にラッタくんらしさを表して、
今後、もっと知識を深めたい!さまざまな製作をしてみたい!専門的なものに触れたい!みんなと同じレベルの体験ではいや!
という様子を見せたのは、レッスンのたびに繰り返している
日本のお城つくりの場面でした。
お城を作りながら、武士の暮らしや忍者の暮らしの絵本を見せると
強い興味を見せ、忍者の道具を作りたがりました。
ラッタくんの興味の度合いからすると、教室においている子供用の歴史絵本では間に合わないので、次回はもう少し本格的な忍者の道具についての本や、お城での生活についての本を準備する必要を感じました。
また、吹き矢やしゅりけんや水の上を歩く道具作り、空き箱の忍者屋敷作り、武士の刀やかぶとやのぼりを作れるように準備してあげる必要を感じました。
石垣に興味があるので、
小石を使って、お城の周りをつくったり、お城の機能について、どうしてこのようなものがあるのか深く調べてみることも大切と感じました。自分で絵本を作って表現力をつけるのも大事です。
そうしたラッタくんの興味からスタートしたものを
みんなで共有すると、さらに楽しさが倍増します。
私は、子どものために知識と親しんで体験するための箱を用意しています。
でもそれは、大人から子どもへ、一方通行に与えるものではありません。
同時に、子どもは箱の中身を作り出し、自分の興味をみんなに発信してもいるのです。
ひとりの子に接するときも、
たくさんの子と過すときも、
この個人的な興味と才能を敏感に受信して、
その子の大きな成長と、
たくさんの子たちの知識の向上に役立てていくことが大事だな~と感じています。


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そうしたことを書くと、これとこれをさせればいいんだな~じゃあ、科学館で~見せて、からだの学習に図鑑見せて~と子どもに与えたいさまざまな知識に気持ちを奪われてしまうかもしれません。
でも、子どもにとって本当に大切な体験というのは、
その子固有のものです。
みんなに向けた体験はその子の興味に
大人が気づくためのきっかけでしかありません。
だから体験が山ほどそろった科学館や博物館に熱心に通ったから
勉強好きの子になるわけでもないのです。めずらしい体験の多くは、あ~面白かった!で終わってしまいます。
それよりも体験に付き合う大人が、
子どもが何に興味を抱いているのか、
その子らしさと才能に気づいて、そこから深めていってあげるものこそ意味があると感じています。
先日のラッタくんのレッスンをママラッチさんが、記事にしてくださっています。
4歳のラッタくんは、アナログのロボットの仕組みや
電池を使った蛍の製作などに熱心でした。
さまざまなルールのゲームやIQアップの遊びも楽しめました。
でも、この日のレッスンでラッタくんが本当にラッタくんらしさを表して、
今後、もっと知識を深めたい!さまざまな製作をしてみたい!専門的なものに触れたい!みんなと同じレベルの体験ではいや!
という様子を見せたのは、レッスンのたびに繰り返している
日本のお城つくりの場面でした。
お城を作りながら、武士の暮らしや忍者の暮らしの絵本を見せると
強い興味を見せ、忍者の道具を作りたがりました。
ラッタくんの興味の度合いからすると、教室においている子供用の歴史絵本では間に合わないので、次回はもう少し本格的な忍者の道具についての本や、お城での生活についての本を準備する必要を感じました。
また、吹き矢やしゅりけんや水の上を歩く道具作り、空き箱の忍者屋敷作り、武士の刀やかぶとやのぼりを作れるように準備してあげる必要を感じました。
石垣に興味があるので、
小石を使って、お城の周りをつくったり、お城の機能について、どうしてこのようなものがあるのか深く調べてみることも大切と感じました。自分で絵本を作って表現力をつけるのも大事です。
そうしたラッタくんの興味からスタートしたものを
みんなで共有すると、さらに楽しさが倍増します。
私は、子どものために知識と親しんで体験するための箱を用意しています。
でもそれは、大人から子どもへ、一方通行に与えるものではありません。
同時に、子どもは箱の中身を作り出し、自分の興味をみんなに発信してもいるのです。
ひとりの子に接するときも、
たくさんの子と過すときも、
この個人的な興味と才能を敏感に受信して、
その子の大きな成長と、
たくさんの子たちの知識の向上に役立てていくことが大事だな~と感じています。


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