虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

親の学習(子どもに教える方法) ポイント1

2010-08-24 08:34:38 | 幼児教育の基本
レッスンに親御さんも同席していただいて、
親御さんに「子どもへの教え方のコツ」を学んでいただいた後で、
それまでどうしてうまく伝わっていなかったのか、
どういう点がわかりにくいのか見えてくることがあります。

そこで、親御さんが混乱しやすい
子どもへの教え方のコツについて、いくつか紹介していこうと思います。

昨日、午後の科学クラブは
親御さんに参観していただくことにしました。

すると、子どもだけのときは、かなり集中してさまざまな取り組みができる子たちなのですが、
日ごろ、お母さんと一緒に遊びに行ったときのモードになったようで、
自由にはじけて遊ぶ姿がありました。

それはそれで、友だち同士の協力の仕方や、問題の解決法、
長所や性質を親御さんに具体的に子どもが地を出している姿から
学んでいただけるのでよいかと思い、
子どもたちはゆるめのレッスンにして、親御さんたちにいろいろ学習していただきました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

段ボールで作った自動販売機で、100円、150円のコインを持たせて
買い物をさせるというシーンで、

★100円と50円を合わせたら、150円がわかっているか?
それがわかっている場合、100円と20円なら?
100円が2枚と50円なら?
という課題がありますよね。

★50円2枚と100円が交換できるか?

それから、
★200円を投入し、50円のおつりが返ってくる体験。

★100円2枚と50円1枚持っていて、
130円のものを買うとき、どの2枚を出すとおつりが少なくてすむか。

そのように、段ボールに穴をあけただけの自動販売機ごっこで、
どんどんお金や大きな数への理解度をあげていくことができます。

親がそうしたゆるやかな段階にどんなものがあるかを把握していることで、
算数の文章題でも、国語の読解でも
簡単に解けるように、勉強時間をあえてとらなくても
子どもを導いていくことができます。


よくブログでは「教えすぎない」と書いているのですが、
正確には、
「まだ子どもがその概念を理解していない場合、無理矢理わからせようと
がんばらない」という意味で、
何ひとつ教えてはダメという意味ではないのです。

はじめて知識に触れるとき、子どもの中で、その情報に関する
「おわん」ができます。
それにいろんな体験で、ポタン、ポタン、しずくのような情報がたまっていって、
あるときそれがあふれるとき、理解するのです。

「教えすぎない」とは、
おわんを作って、集中豪雨を浴びせて、無茶して
水をあふれさせたらいけない……という意味なのです。

まだ書くことがおぼつかない子に、
文字をていねいになぞることを徹底すれば、
なぞるべきでない、アバウトに捉えて描く場面でも、なぞることしかできなく
なってしまいますよね。
知的にも、身体の技術としても、自然に自分で欲して理解にいたる時期でないと、思い込みや勘違いをたくさん生んでしまうのです。

プリント学習の教室に通っている子が、
どう見ても引き算の文章題を足し算で解くので、
どのように考えたのかたずねると、
「1つ前の問題が、引き算の時はいつも引き算だから」という答え。
(その子の教室のプリントは、1問目が引き算の場合、すべて、
引き算の問題で構成されているそうなのです)
わかっていないときに、正解するために編み出す方法は、
場面が変わると通用しなくなる例ですね。

先ほどのお金でしたら、両替がわからない子には、
その場で教え込むのでなく、
買い物やお手伝いなど、さまざまな場面で、両替をする体験を増やして
あげることだけでしいのです。
1回ですべてわからせようとすることから、
うろ覚えの理解が生じます。

子どもの自然な知力の発達を見守りながら、
新しい「おわん」を作っては、どこでも、ポタンポタン水がたまり続けている
状態にすることが
親のちょうど良い教え方だと考えています。

他のポイントは、またの機会に書きますね。


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子どもの個性的な長所にフォーカスする 2

2010-08-24 05:54:39 | 子どもの個性と学習タイプ
いっしょに参加していた4歳の○ちゃんは、
「ひとつの物事に集中して、根気よく最後までやりとげ、それを繰り返して速度をあげていく」ことを好むという長所がありました……

という○ちゃん。1歳後半くらいから、何度か虹色教室の個人レッスンに来てもらったことがあります。
とにかく動き回る活発で、エネルギッシュで、
親御さんにすると「飽きっぽいところが心配」「多動とかないかしら?」と
心配してしまう赤ちゃんでした。
私はひと目見たとき、「健康的で探索活動が大好きで、賢い赤ちゃんだな~」
と思い、またお家で、お米をさわりたがるいたずらなども、そうした活動が十分できるようゆったりした対応をしている親御さんの養育態度を見て、
「今後が楽しみ、知能の伸びが良さそうだな」と感じていました。

そうして今、4歳になったばかりですが、
とてもすてきな子に成長してきています。

探索活動などを自由にすることが多かったからでしょうが、
自分が何がしたいのか、探し出して目的を定めて集中する力が
非常に高いです。

「自分」が強いので、
周囲に指示されても、自分の思いに沿わないときは、なかなか従おうとしない一面もありましたが、
その姿をよく見ると、長所の裏返しであることがよくわかり、
本人が自分の頭で判断して納得してから始めるのを待つと、
難しい課題もちょっとしたことでは投げ出さず、強いエネルギーで取り組んでいました。

○ちゃんのお母さんは、★ちゃんが好んで遊んでいたゾムツールに興味を抱いていましたが、
私は○ちゃんには、他の教具の方が向いている気がしました。
○ちゃんの集中の仕方は、知的活動に即座に没頭するものだったので、
適度な難易度のある感覚教具や大きな子向けの数学パズルのおもちゃ(カードがついているもの)を
配置だけする形で、遊んでいくといったことが
合っている子だと思われたのです。

思ったとおり、そうした教具を渡してみると、集中して最後までやりとげ、
もっとやりたそうでした。

幼児教育って弊害となる悪い幼児教育と、
子どもを大きく成長させる良い幼児教育の2種類あると
思っています。
悪い幼児教育って、
「こういうのが悪い~」と決まったものではなく、
何かをマスターさせることに気持ちが奪われることで、
子どもの持って生まれた長所である性質を、つぶしてしまうか
衰退させる教育なのだと思います。

ですから、ある子にとっては良い教材も、
別の子にとっては、能力を衰えさせる教材ともなりかねないのです。

大人は何でもさせればさせるほど、
教えれば教えるほど能力が伸びると思いがちです。
でも、実際は、きちんとその子の性質や長所に配慮して働きかけないと、
幼児期にさせたから、「その後ずっと勉強嫌いになった」「知的な活動はすぐにそっぽを向く性質になった」「できない、ママやって~とすぐたよる子のなった」という結果を生む方が多いものです。

サーカスの象が、鎖1本で地面に打ち付けた杭に繋がれているとき、
本当ならあの巨体で、力を出せば逃げ出すのはたやすいはずなのに
逃げない理由を知っていますか?

理由は象の幼児期にあります。

力のない子象のうちに、逃げようとするたび、

「鎖と杭のせいで逃げられない」という挫折体験をたくさんするので、

大きくなって、楽々できるときがきても、
幼い頃に「難しかった、無理だった」と刷り込まれた経験のせいで、
逃げないのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
親は、まだ子どもがそれを楽にできる時期がくる前に、
またその子の性質に合わないことも、
いろいろ早くからさせておくと「得」と考えがちです。
でも、実際には、サーカスの象への刷り込みと同じことになって、
知的活動をしり込みしたり、避けたりする態度を
育ててしまうことがよくあるのです。

「何をできるようにさせたいか」ではなく、
その子の個性的な長所や性質が十二分に発揮できる活動を増やして
自信と確実な実力を育てるようにしたいですね。

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とうとう完成♪

2010-08-23 21:51:27 | 工作 ワークショップ
『回り灯篭』とうとう完成しました!

切り絵初めて……の私と、

回り灯籠作り初めて……のダンナの……

合作です~♪
たまには、初めてのチャレンジに四苦八苦するのも楽しいですね。

暗闇でくるくる舞う火の鳥、とても迫力があります。

子どもの個性的な長所にフォーカスする 1

2010-08-23 19:25:49 | 教育論 読者の方からのQ&A
今日の朝の科学クラブでは、3歳児2人と4歳1人、7歳のお姉ちゃん1人で、
実験、理科の工作、からくりハウス作りなどに楽しく取り組みました。

「食品を使った楽しい化学実験」に、
3歳児さんたちが大はしゃぎです。
目を大きく見開いて、いきいきとした表情で、夢中でしていました。
3歳くらいになると、
「今から、博士の実験するよ。ぶくぶくっとなって、すごいことが起こるよ」と
言葉で説明する内容から、次に起こることを期待して、
ワクワク~した顔をして、次に行うことを集中して見聞きできるようになってきます。

「目で見て、興味を抱いて飛びつく」というのでなく、
「言葉で子どもの興味を広げて、それから作業に入る」ようにしています。

耳から集中させていくことで、
想像力を育てたり、次にすることに注意を切り替えることがじょうずになったりするからです。

参観中の親御さんは、既存の早期教育的な働きかけをあまりせずに
ナチュラルに育てている子たちの、こうした場面での集中力や、実験に感動する様子、知的なことへの関心のしるし方を見て、とても驚かれます。
「3,4歳の子って、本来こんなに知的好奇心が高いものなのか~!」と。

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子どもって、だんだん成長するものですが、
それとは別に、「個性的な長所」は、年齢と関係なく
3歳の子が、もっと年上の子たち……子どもだけじゃなく
大人よりも魅力的な特徴を持っているということはよくあります。


「個性的な長所」に気づいて、その性質が伸びるような
実体験をたくさん用意してあげることは、
どんな高価ですばらしい教材より、どんな人気の教室通いよりも、
その子の潜在的な力を伸ばすと
感じています。

今日の科学クラブの子たちも、ひとりひとりが魅力的な性質を
宿していました。

写真は3歳2ヶ月の★ちゃん。
工作の最中、マジックのフタが閉まりにくいのを、
懸命に自分で閉めようとしていました。
「う~ん」とふんばりながら、力を込めてがんばっていました。
「手伝ってあげようか」という大人の声かけがあっても、
自分でしっかり取り組み、それはすがすがしい表情をしています。
その後、ゾムツール(数学、建築、化学といった分野における空間充填を追求する研究者達に受け入れられた多次元構成・空間充填最高のキットです)
というおもちゃに興味をしるし、
ひとりで必死に組み立てようとしていました。

このおもちゃは、とてもクオリティーが高いものの、
扱いにくく、力が必要で、幼い子にそれほど人気があるものではないのです。
(小学生の子たちに人気です)ですが、★ちゃんは、
他の何より、この扱うときに手間がかかるところや力がいるところ、
できあがると大きなサイズになるところなどが気にいっていたようでした。

こうしたおもちゃの好みや工作中の様子などで、個性的な長所が見えてくることはよくあります。
★ちゃんは、「努力の必要なことに尻込みせず、途中で投げ出さず、
むしろそうした大変さを楽しめるような気質」を持っているのが
感じられました。
そうした性質を伸ばしてあげられる環境作りが大事ですね。

今日、いっしょに参加していた4歳になったばかりの○ちゃんは、
「ひとつの物事に集中して、根気よく最後までやりとげ、それを繰り返して速度をあげていく」ことを好むという長所がありました。

長くなったので、続きは次回に書きますね。


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勉強会と、大阪での未就園児のイベントについて

2010-08-23 09:00:39 | 生徒募集 イベント参加募集
★新大阪ユースホステル (大阪市立青少年センター)ココプラザでの
イベントの発表です。
大人だけの勉強会へのたくさんの応募、ありがとうございました。
もうすでに募集人数をかなり超えていますので、このままでは
これまで何度も抽選で落ちてしまったという方もまたお受けできない可能性が……。
そこで、勉強会の日程を少し増やすことにしました。
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大人だけの勉強会、
算数クラブの親御さんたちのご要望で、
小学生を持つ親御さんたち向けの
次の内容の勉強会も加えることにしました。

募集は15名までですが、すでに5名の方は決まっていますので、(決まっている方も、名簿の記入漏れが起きないようコメント欄にハンドルネームをよろしくお願いします)
新たに10名ほど(大人だけ)の募集です。

9月23日(祝) 夜  7時~8時40分まで

学習内容 

★中学入試、高校入試の際に役立つ体感をつける遊び

★勉強の教え方のコツ

★小学1年生~小学6年生までの問題を、高い視野から眺める

★楽しく中学入試の算数問題にチャレンジ

★理科の問題が得意になる小学生の暮らし
レッスン料は、1時間40分、材料費込みで2500円です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

9月13日

午前10時~12時  午後 4時~6時 以外に、
9月27日(月)   夜  7時~8時40分も加わりました。

各12名までの募集です。

学習内容は、『遊びと学びの中間となる活動』です。

★ ゲームや工作を、その子の発達段階や個性に応じて
アレンジする方法

★ 算数の文章題が楽しく解けるようになる方法

★ 図形問題に強くなる工作指導の仕方

★ 国語が得意になる遊びと会話

★ 計算が強くなる手遊び

★ 科学が好きになるアイデア集

★ 集中力や思考力を伸ばすための日常のアイデア

などです。
大人だけですが、工作、実験、劇遊び、算数の問題などを
体験していただきながら、学んでいただく予定です。

レッスン料は、2時間、材料費込みで2500円
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ココプラザで、9月16日の午前の美術工房が借りれたので、
10時~11時半に未就園児の
『絵本大好きクラブ』をする予定です。
こちらの募集は後ほどくわしく記事にします。

また10月2日(土)午前の美術工房も借りれたので、
10時~11時40分に、年齢を問わない工作教室をします。
この工作教室では、段ボールは使わず、
身近な紙コップやストローなどで、動く電化製品やドールハウスやぬいぐるみ、
遊園地などを作ります。
こちらも募集は後ほど……。

部屋の空きがなくなっちゃうので、次々、取っちゃいました。
バーゲン品買いあさるように、「良い時間に(自分の空き時間)良い部屋空いてるじゃん?」とばかりに即決し……

イベントそのものは大好き♪なんですが、
事務仕事がね……めんどくさがりの上、調子悪いパソコンでやってるので……
まあ、秋は気候がいいし、がんばります。

小1の算数クラブ……中学入試の問題で算数クイズ 2

2010-08-22 22:17:24 | 算数
前回のレッスンの続きです。
もう一問、中学入試問題から算数クイズ。

セロファンで切り抜いた黄色い形は、1秒間に1センチ進みます。
紫の形を追い越して、完全に離れる瞬間は何秒後?

というクイズ。
最初、紫と黄色の図の前方の頂点同士の幅を見て、
「7秒後!」と答えていた子どもたち。
実際、スライドさせてみると、
完全に重ならなくなるには、図の幅の部分も加わることに気づき、
「11秒後」とうれしそうに答えていました。

子どもたちに算数の問題を解かせるとき、

まず、高い視点から問題を俯瞰して、
どのような解き方をすればよいのか計画させ、
解く手順を段取りすることを教え、それから自分たちで解かせています。

普通は、どうしても、高い視点から問題を俯瞰して、
どのような解き方をすればよいのか計画するのは、
大人の仕事。
子どもは、その方法を大人に教えてもらって、やり方を覚えて練習する
というスタイルが取られていますよね。
計算ドリルのように、最初から、
すでに訓練する状態まで加工してもらったものを、繰り返し練習していく
と言う場合も多いです。

でも、子どもは、
自分の力で解き方を創造し、自分が何をすべきか、どういう順序ですべきか、
どうやって間違いをふせぐかに
気をくばりつつ、集中して計算していくことがきちんとできます。

そのためには、うろ覚えの状態で無理やりわからせてしまわず、
たくさん体感させつつ、「わかった」を待つことと、

遊びや工作の中で、目標を定めたり、俯瞰して自分のしていることを眺めたり、
どの順序で作業を進めるか計画するようなことを
たくさん体験するといいです。
振り返って、自分の作品のアピールポイントや製作する上で難しかった点などを
言葉で整理することも、
高い視野から問題を眺めて取り組むときの
基盤になりますよ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私も勉強中です♪
『お城』の縄張り図。大阪城に教室の子たちと遊びに行くとき、
戦国の世の技術を学んでおくと遊べるかな……?と。都会の動植物も学習中です

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小1の算数クラブ……中学入試の問題で算数クイズ 1

2010-08-22 21:59:28 | 算数
今日は、月1回の小1の女の子たちの算数クラブ。
算数が得意な元気なおませさんたちです。

工作タイムにiPad やぬいぐるみを作った後で、
工作にちなんだ算数の学習を……。

今日はちょっとチャレンジして、中学入試の芝中の問題に取り組みました。一辺6センチの立方体を、3つの面から反対側まで突き抜けるように
穴をあけたときの
体積と表面積を問う問題。

といっても、体積や表面積を計算する部分はのぞいて、
くり抜いた形の断面がどうなるのか、
図面を塗り分けていく『算数クイズ』の形にして解きました。

断面図の塗り分けは
問題のかなめ。とても難しいです。
3人とも途中でギブアップ。

そこで、折り紙で、突き抜ける部分がどこか
体感できる(変な)見本を作りました。

それで、2段目の断面図は……という場合、2段目のすきまに手を入れて、
上からえんぴつでグサグサッと、穴から突かれるところを
目で見ながらイメージし、「横からだと、どこが痛そう?」「正面からだとどこが痛そう?」と、
やっていました。

すると、ひとりの子はわかりました。
でも他の2人はまだわかりません。
そんな場合は数ヶ月間でも、自分で気づくまでそっとしておくことにしています。
その予定が、この後、工作をしている最中に、
残りのふたりも「わかった!」と断面図を仕上げてしまいました。

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ベビーの定期レッスン生募集の結果です♪

2010-08-22 21:34:01 | 生徒募集 イベント参加募集
★cotoriさん ちびたんさん ヒュ~ママさん ユニコさん 
kaimaさん なおたろうさん  ゆうままさん saryさん
の8名の方にいらしていただくことに決めました。
非常に申し訳ないのですが、
今後1年以上はベビー、その他の年齢の生徒のレッスン生の募集はありませんので、問い合わせはご遠慮ください。

上の8名の方は、メールと電話番号を、コメント欄に書き込んでください。
非公開で見させていただいて連絡します。

まわりどうろう 完成しました♪
                




算数が得意になる 幼児のくらし 9

2010-08-22 17:11:28 | 算数
小学生の学習を見ていると、

『デジタル表示』の世界で育ってきた子どもたちの

苦手に驚くことがよくあります。

ものさしの絵が描いてあって、
その上に、「何cmでしょう?」という
線が描いてある問題があるとします。

0のところに
棒が合わせてあれば、即答できる子が、

2cm3mm~5cm4mmの間にある棒を見て、
「5cm4mm!」と答えるのです。

「でも、見て。0のところから、ここまでの長さの棒も
5cm4mmよね。
2cm3mm~5cm4mmの間に置いてる棒は、それより短いよ。」

そう指摘されても、5cm4mmと言い張るか、「じゃあ、2cm3mm?」
となるのです。

う~ん

もちろんそれだけじゃありません。
四角の周りの長さを求めるときに、(指で周囲の辺を触らせて、目で確認しているにもかかわらず)
たて4cm、よこ5cmなら、「答え9cm!」と断言。
「でもさ、四角の周りは、よこ+たて+よこ+たて……だよね。よく見てみて」
と言うと、
「だって、4cmと5cmって言ったじゃん!」と、
あくまでも、問題には、それらが1つずつしか出てきてないでしょう?
という考えです。
(目で見ている事実よりも、うろ覚えの親に教わった内容を優先させる子は多いです)

段ボール工作をしていると、そうしたわからなさの原因が、
どこまでが「1」か、境界がないことにも
よるのがわかります。
段ボールをふたつ
つないだ状態で、折ると、四角くなるのは、どこからどこまでか……
「たてよこたてよこ」の4つの辺までで、ひとつの四角ができる
と直感的にわからない小学生がけっこういるのです。

数値の部分や計算には、こだわって、よくわかってるのかと思うと、
ええっ?とびっくりするような
発言も多くて、気になるのです。

算数の学習からは少し離れますが、

幼児や低学年の子が、マトに向かってボールを投げるのを見ていると、
フォームにはこだわって、いろいろポーズを取っているわりに、
マト当ての最中は
「マトを見る」という暗黙の了解を知らない子がけっこういるのです。

「ひとつの動作の流れ」の目的というものがないまま、
瞬間瞬間のフォームの記憶には忠実であろうとする姿に
首をかしげてしまうのですが……

そうした姿の原因をたどっていくと、
幼児期に、
どういった対象を相手にしているのか、
どんな目的でしているのかを理解をせず、
(全体を見渡すことをしないまま、)

「これをしなさい」「こうしなさい」という大人の指示に素直に従う生活をしてきたから?
と思われるのですよ。
習い事でも園でも、聞き分けの良い子で来た子に多いですから。大人の言葉に疑問を差し挟むようなことはありません。


気になるのは、
何をしているのか、どういう流れの一部なのかに
恐ろしく無関心なこと。
そして、大人が褒めてくれるか、大人が自分をどう評価しているかには
敏感なところです。

まちがいを指摘すると、「考えるモード」ではなく、
「指示通りちゃんとしようモード」に切り替わり、
最後までヒントで誘導し続けないと、自分では考えようとしない態度も気になります。

幼稚園年長や小学校低学年までに
「間違えたら、大人に教えてもらってその通りする」という態度が
しっかり刷り込まれているのです。
一見、気持ちの良い態度ですが、
困るのは、
「ボールをマトに当てようとするときには、目でマトを見なくちゃいけないよ」
ということも、教わらないと気づけないという
ところなんですよ。
自分の目で見て自分の頭で考えて、自分で判断をくだすのではないから、
『デジタル表示』の世界にすっかり染まって、
いつも部分的に反射的に反応しながら暮らしているようです。

前回の記事に次のようなコメントをいただいています。
幼児期のくらしについて考えさせられますね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「デジタル表示」の世界、
一見便利そうに見えますが、子供にとっては大変わかりにくいと思います。

体重計も「デジタル表示」では数字を読むだけで、自分の体重は20kgより多いのか少ないのか、後何キロで20kgになるのか、妹の何キロぐらい違うのか、ということがわかりずらい。

車のナビにしても、住所を入れれば後は安心。
動物的な感覚場鈍くなり、自分で道を覚えようとしなくなるんですよね。うちはナビをつけず、地図でなんとかやっています。方向音痴の私は知らない土地に行くときはよく迷うのですが、そういう時は土地の人にきいてます。

便利になりすぎるのも困りものですね。

ケニアの子供たちは、動物園などに行くと必死に、動物についての説明を書き写すそうです。
家にそういった本がないので、自分の書き写したものが図鑑になるようです。海外青年協力隊でケニアに行かれた人に聞きました。

日本は豊かになりすぎたのかもしれませんね。


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算数が得意になる 幼児のくらし 8

2010-08-22 06:48:44 | 算数
こんなにも学校の外での「教育」が流行していながら、今の子どもたちの多くが勉強が苦手になる理由として、
一番の大元は、

『デジタル表示』の世界でしか暮らしていない

ことにあると感じています。(同じような内容を別の面から表現して、
ブラックボックスや地頭力について書いた文でも書いています)

デジタル表示って、あの ○時○分 という数字だけ出てくる時計です。

一方、
アナログ時計って、あの丸くて、針がカチカチある時計です。

人はもともと何に対しても、
アナログ時計の感性を持っていて、ある一定の分量のイメージや、
ある一定の数直線のイメージの「どれだけ分」「どの位置」を意識しながら
暮らしてきたはずです。
今、意識していなくても大人として暮らしている方は、自分の幼児期に獲得した
アナログな感性を基に、暮らしていることと思います。

話が進みすぎて、わかりずらくなったので、
算数が得意になる 幼児のくらし 6で、書かせていただいた
「1000円の20%は?」はわかっても、
「1時間の20%分にあたる時間はわからない」

「12センチの棒に等間隔に3ヶ所しるしをつけたときと、
等間隔に2ヶ所しるしをつけたときに、どのようなずれが起こるのかわからない」

って、どういうことなのか説明させていただきますね。

両手である長さの幅を取ることができるでしょうか?
手をそれぞれ、包丁をまな板にあてるときのように立てた状態で、
猫一匹分くらいの幅を作るのです。

これを「1」としてイメージし、

2分の1がその幅の中のどのくらいにあたるか?

30パーセントがどのくらいにあたるか?

等間隔に4ヶ所切るとき、どこらへんに印がつくか?

そういったイメージを赤い色で思い浮かべてください。
量の感覚でサッとイメージできるでしょうか?

こうした感性がしっかり育っていて、
何をその「1」の幅と置くのか、きちんと捉えることができると、

文章題が多少複雑になってきても、
たいていの問題は、暗記ではなく実力で、解いていけます。

ただ、困ったことに、今、生活から
この手と手の間を「全体」「1」として、それに比較して
他を捉えるという体験が失われつつあるのです。

たとえば、ある距離を何度も通って、「だいたいこれくらいで疲れるな」「途中でおなかがすくな」「真ん中くらいの場所に犬がいるから、見るのが楽しみ」
といった気持ちを何度も体験する中で、

幼児はたとえば「家から駅まで」でしたら……
その「家から駅まで」の長さ(距離)に関する、自分の印象の基準を作りますよね。
そうした体感に基づく距離感は、
真ん中あたりまで=2分の1=50%=2つに等分した位置
など、正しく、すっとイメージできる状態が、かなり遠距離であってもできる、
目に見えていない触れないものも、無意識に比を使って、
縮小させて、
自分の扱えるサイズに直して考えるということを可能にします。

それが、最近は、同じ距離でも、
ベビーカー、車、自転車など、さまざまな移動をしますから、
子どもにすれば、一度、距離にしても時間にしても、
一定のイメージの基準が作りにくいのです。

それこそ、昔の何もない田んぼの一本道のわかりやすいこと!

だからといって、生活を不便な昔に戻せないですよね。
ただ、子どもの視点に立って、
あっちもこっちも秩序がめちゃくちゃになっていて、
子どもが身体で、数学的な感性を獲得していくことが難しくなっている
ことをわかった上で、
幼児のくらしの中に、
世界のめちゃくちゃさをさらに加速するような、
さらにごちゃごちゃにするようなことを増やさない工夫が必要になってくるのです。

それには、身近にいる大人が、
そうしたことを見極めることができる「まなざし」を持つことが大事です。

幼児は、どんな混乱した環境にあっても、その中で自分を最適に
伸ばす方法を探り当てます。

たとえば、世界が幼児には計り知れないほど
変化する複雑な情報ばかりになったなら、

ごくごく簡単な自分のわかる「スタートと終わり」を自分で創造します。
0歳の赤ちゃんでも、
「何かに興味を惹かれて、熱中し始め、最後に飽きて」ひとつの
だいたい決まった長さの「1」を体験しようとします。

でも、何かすごいことをインプットしたいと考えている
大人たちは、自分たちの物差しを勝手にこしらえては、
子どものこうした活動を邪魔しがちです。


子どもが同じ絵本ばかり持ってきて、読みもせずパラパラめくる
といった体験も、
もし、何度もくりかえすなら、「1」という基準ができ、
そのイメージの半分、4分の1などが
わかることになります。

毎日、同じことを繰り返すとき、進歩より
意味があることも多いのです。

子どもの成長や進歩を支えながらも、
そういった大事な感性を獲得する過程を守っていく
大人の「見る目」が必要な時代が来ていると思っています。




長くなっていますが、続きは次回に書きますね。

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