虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

~☆日帰りレッスン参加者様発表☆~

2011-06-25 20:22:51 | 連絡事項

こんばんは~
事務Kですm(_ _)m

少し先生が忙しいご様子ですので、
代打・事務Kが発表をさせて頂きます。

さて、発表の前に1つ…

【初めてお越しの方】の為に纏めたQ&Aですが、
全ての読者様に一度は目を通して頂けたら幸いです。

というのも、Q&Aにも少し書きましたが、
コメントは、書き手=読者様の希望に合わせて
または、個人情報が書き込まれている方などは
非公開にて拝見させて頂いております。

今回も同様に公開コメントの方だけでなく
非公開で申し込まれたor非公開で拝見させて
頂いた方…全てを対象にし選ばせて頂きました。

以上をご理解の上、該当者様はコメント欄に
書き込みをお願いします。

書き込み事項
 ・ハンドルネーム【ご本名】
 ・参加人数【構成→母・男7歳】
 ・電話番号
 ・メールアドレス

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7月20日(水) 10:00~ 幼児対象
 ・よきまま様 ・ジェリー様
 ・satomi様  ・あすきち様

7月21日(木) 10:00~ 幼児対象
 ・ともみ母様 ・なおたろう様
 ・YUYU様   ・ぐうたらこ様

7月22日(金) 10:00~ 小学生以上対象
 ・まりん様  ・ぼくてんのママ様
 ・ひろ様   ・ゆいみゆママ様

7月28日(木) 10:00~ 幼児対象
 ・ソラパパ様 ・おにまん様
 ・ぱんちゃんまん様

7月29日(金) 10:00~ 小学生以上対象
 ・ひいらぎ様 ・Akemi様
 ・ニコ茶様  ・ぼる様

7月30日(土) 10:00~ 幼児対象
 ・みっとん様 ・ビーとん様
 ・クウガ様  ・ウーロン茶様

7月31日(日) 10:00~ 幼児対象
 ・koro0113様 ・りー茶飯様
 ・iママ様   ・しょうじゅん様

8月2日(火) 10:00~ 年齢制限なし
 ・ジェニー様 ・R-リボン様
 ・たくまま様

-------------------------------------

以上です。

お知らせメールは今月末~来月初めを
予定しております。

事務Kの頑張り具合とPCとの相性次第ですので、
該当者様は暫くは気を付けてブログをご覧下さい。

それでは…グッバイ(^З^)~☆

世界はあらゆる頭脳を必要としている 

2011-06-25 14:24:07 | 教育論 読者の方からのQ&A

知人に 世界はあらゆる頭脳を必要としている
というテンプル・グランディンさんの講演の動画を紹介していただきました。

テンプル・グランディンさんは、子供の頃に自閉症と診断された方です。
アメリカ合衆国の動物学者、非虐待的な家畜施設の設計者として成功を収めておられます。

動画では、テンプルさんが自分の脳の働き方について説明がなさっています。

彼女の“絵で考える”能力は、一般的な脳が見落としがちな問題の解決に役立つとおっしゃっています。
世界は、自閉症の領域にあるとされる人たち-視覚型思考者、パターン型思考者、言語型思考者や全ての風変わりな天才達-を必要としていると訴えておられます。

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テンプル・グランディンさんの話に、深く感動しました。ぜひ、動画をごらんになってくださいね。


私自身、ADD傾向があるので、思考の仕方が一般的な人とずいぶん異なるように感じています。
自閉症の方の思考法とは正反対と言えるような拡散的思考(創造的思考)に偏っている
ものの、ほとんどのものごとを「視覚で考える」ところは似ているな、とも感じています。

私のADDっぽい脳は、欠陥品みたいな面も目立ちますが、
得意なことに関しては、
他の人々が苦手なことを難なくやってのけるパフォーマンスも可能です。

脳なんて気にいらないから買い換えるわけにいかないものなので、
不便はあっても、その良い面を200パーセント引き出してうまくつきあっていこうと考えています。

今日は発達に気がかりな点のある小学2年生と1年生の★くん、●くん、◎くんのグループレッスンでした。
この3人、それぞれが異なる困り感を抱えています。

★くんは素直で聞き分けがよく、まじめで頑張り屋。責任感も強いし、根気もあります。

しかし言葉の理解に間違いが多かったり、想像力や推理力が弱かったり、
お友だちとのコミュニケーションで微妙な空気が読みずらかったりします。

そのためやる気はあっても、どのように取り組めばいいのかわからなかったり、
親切で優しい性格なのに、お友だちから責められたり、無視されたりすることが
たびたびあります。

見ていると、人の心に関することでは、★くんは失敗したからといって、
適度な接し方に気付くことはとても難しいようです。

心の理論の理解にかなり危ういところが多い子なのです。
対人関係で問題にぶつかった場合、話を聞いてみると、
たいてい間違った解釈をしています。

今回のレッスンではこんなことがありました。

●くんが、8個入りのフエラムネを持ってきてくれました。「みんなに分けてあげる」と言うので、
おやつタイムをとって食べることにしました。

●くんが、★くんと◎くんにラムネを1個ずつ渡して、自分も一個食べていると、
★くんがいきなり厳しい声で●くんに
「まだ余ってるし!1個ずつじゃないでしょう!」と注意して、
残りのラムネに手を伸ばしました。

★くんにすると、8個あるならば当然2個ずつ配るべきで、残りも対等に分けるべきと考えたようです。
「●くんったら間違っている!」と思ったようなのです。

でも●くんにすれば自分の持ってきたお菓子なので、★くんに配る量でとやかく言われる筋合いはないと
思ったのです。
それに残りを自分のものにしようとしていたのでなく、
ちゃんと分けてあげようとも思っていたのです。

でも「もらう側」の★くんに
先生口調で叱られたのは納得できない様子でした。

★くんは、ただ「正しいかどうか」だけに注目していたのです。
悪気はありませんでした。

でも、自分の態度がどうして●くんを不服そうな表情にしたのか、
どのようにすればよかったのかは、
私に説明されるまでわかりませんでした。


また、こんなこともありました。★くんは最近、けん玉に凝っています。
何度も根気よく練習して、とても上手にできるようになりました。
この「何でも一生懸命、練習する」ところは
★くんのすばらしいところなのです。

教室にもけん玉を持ってきて、「みんなこれで遊ぼう」と誘います。
でも、●くんも◎くんもけん玉がしたくありません。
★くんは、「みんながいじわるをしている」と感じて、私に訴えてきました。
それで、私が●くんと◎くんに「★くんがけん玉をして遊ぼうって言ってるわよ」と告げました。
すると、●くんと◎くんはふたりで線路や駅を作りながら、「いやだよ。そんなのしたくないよ」と言いました。

そこで私が、「だったら、★くんがけん玉をして、●くんと◎くんはそれを見る遊びをしましょうよ」と
冗談ぽく誘いました。
すると、●くんがひっくり返って両足を広げて上にあげて、「どひゃーん」と言いました。
「なあに?そのどひゃーんって?」とたずねると、
「どうしてそんなことしなくちゃいけないの?びっくりひゃっくりどひゃーんって意味だよ」と言いました。

「ああ、それ面白いわね。★くんもできる?」とたずねると、
★くんも◎くんも、ひっくり返って足を広げて上にあげて、「どひゃーん」とやってゲラゲラ笑いました。

「じゃあ、いいわ。3回だけ、★くんがけん玉をするのをみんなで見てちょうだい。それから別の遊びをしましょう」と言うと、
どひゃーんで意気投合したらしく、●くんと◎くんは★くんのけん玉技を見るのに付き合いました。


★くんはこんな風に他の子の気持ちを察することが苦手です。

ただ素直でまじめなので、正確に対処法を教えてもらうと、
次からは上手に対応できるようになるという
柔軟で器用な一面があります。
これまで溢れるような愛情を注がれて育ってきている
からでもあります。
他人の心を推し量る力は弱くても、
他人への信頼感がしっかり育っているのです。

前回のレッスンで、★くんは、ちょっとやんちゃな●くんが
自分勝手をするので泣いてしまいました。
それで、今回、私はかなりそのことを気にかけていたのですが、そんな心配を吹き飛ばすように
★くんは、前回までよりも
笑顔が増え、ちょっと強くたくましくなって、●くんといっしょにそれは楽しそうにふざけていました。

★くんは、場の空気に合わせて笑ったり、同調したりするのがとても苦手だったのですが、
自己肯定感が強いおかげか、
こだわりが減って、人と打ち解けて遊んだり、活動したりするのが
上手になってきました。

★くんは、視覚で考える子です。言葉を使って考えを追っていくことは苦手ですが、
視覚のイメージで物事を考えていくなら
大人顔負けの発想と思考力を発揮します。
ブロックで動きのある複雑なおもちゃを作ったり、
工作では科学的な仕組みを取り入れた高度な作品を作り上げたりするのです。

そうした★くんの長所を伸ばし、困り感を減らすために、
どんな支援が必要なのか親御さんと相談しながら働きかけています。

学習の面では、授業でいきなり学ぶのでなく、
動作や操作をともなった学び方ならきちんと理解できるので、
適切な先取り学習をするように努めています。



事務Kよりお知らせ

2011-06-25 00:21:57 | 連絡事項
こんばんは~

毎度毎度、深夜に登場です。

今回は、連絡メールのメアドについてなのですが…
迷惑メールが増えて来たので、アドレスを変えたいと思います。

数日中に行う予定ですので、今までにYahoo!から
送らせて頂きました方々…

メールが届かなくなりますのでご理解のほど
宜しくお願い致します。


5歳の子とごっこ遊び

2011-06-24 17:21:26 | 工作 ワークショップ


せんたくばさみで作った簡単テント。




ごっこ遊びでは、ぬいぐるみの動物たちのお世話で大忙し。
白ねこちゃんと黒ねこちゃんにパン(おもちゃ)を食べさせていたので、
「後で飲み物もほしがるわね」と言うと、
ミルクをあげていました。

すると、★ちゃんが、「先生、ミルクを飲んだ後で、この子ったら
しっぽをペロペロしているの」と白ねこちゃんのしっぽを白ねこちゃんの口のところに
持っていきながら言いました。

さらに「そうだわ。しっぽにミルクをつけてあげよう」と言うと、
しっぽにミルクをつけては口もとに持っていってました。

「あらっ、大変よ。しっぽをペロペロする悪い癖がついちゃうわ」と私が言うと、
ふたりはうれしそうにケラケラ笑いました。

「ほんと、大変、大変。そうだわ、寝かせるとき、しっぽをかごの外に出しておくわ」
と★ちゃんから返ってきました。
それから、「ああ、この子ったら、またしっぽをペロペロしている、こまったわねぇ」と言っては、
しっぽを口もとに持っていっては、かごの外に出して遊んでいました。

●ちゃんは熱心に食事の準備をしています。

「ねぇ、バナナ食べて、ケーキもたべて、パンも食べて、それからお茶飲んで、それから卵も食べたことある?」と
●ちゃん。
「ない、ない。そんな食べ過ぎ、ないよぉ。だったら、ご飯食べて、パンも食べて、それからイチゴも食べて、アイスクリームも食べたことある?」」と★ちゃん。
「ない、ない、それはさ、食べ過ぎっていうよ」と●ちゃん。

そんな会話を続けながら、ごっこ遊びを満喫していました。


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5歳の子と工作

2011-06-24 16:57:28 | 工作 ワークショップ


5歳になったばかりの★ちゃん、数か月お姉さんの●ちゃんのレッスン。

レストランのメニューを受ける機械が作りたいというふたり。


写真のようなおもちゃを見て作りたくなっ模様です。

どんな風に作りたいのかたずねると、
右横の字が書き込めたり消せたりする部分は絶対必要だけど、
サイズにはこだわらないそうでした。


5歳児さんと工作をするときは次のような点に気をつけています。

◆ できあがりについて考えたり、大切なポイントについて話あったりして、
子どもから言葉をたくさん引き出します。

◆ 型ぬき、ステンシル、なみなみばさみなど、
素材を創り出す道具も準備しています。

◆ 工作見本ではなく
現実にある作りたいものや、図鑑を参考にして、
自分の発想で、できるだけ自分で作れるレベルの工作をサポートします。


そこでティッシュ箱で、作りました。
「どうしたら、書いたり消したりできるかな」と相談するうちに、
幼稚園でしたことがあるというクレパスでいろんな色を塗りたくって、
上から黒いクレパスで塗るといいという話でまとまりました。



さすがに5歳児さんたちなので、「隙間ができないように、全部、全部塗るんだよ。下には虹の色を
きちっと塗るのよ」などと、細かくアドバイスをしあっていました。



できあがり。

工作後に
小学校受験用の課題を見せたら、ふたりともとてもやりたがりました。
できあがると、「もう1回やらせて!」と大騒ぎ。
結局同じプリンtおを4枚ずつやり遂げました。




本当のことを教えてもらえない時代 言ってもらえない時代 2

2011-06-24 08:57:26 | 教育論 読者の方からのQ&A


本当のことを教えてもらえない時代 言ってもらえない時代の続きです。


「本当のことを教えてもらえない、言ってもらえない」というのは、
商業的な理由だけでなく、

本当のことを知っているし、伝えたいと思っている人がいたとしても、
伝える段階で伝えられることが小さく限られたものになっていて、
結果として、「教えてもらえない、言ってもらえない」状態になってることも多々あるんだなと
感じたのは、次のようなある保育士による子育て支援のエピソードを目にしたからです。
短く要約して紹介しますね。

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0~3歳対象に、週3回、保育室の1室と保育園の園庭を貸し出している
子育て支援で。

子ども同士を遊ばせるというより、自分がしんどくてこの場にやってくるという
感じのお母さんが多い印象。

親子で遊ぶというより、子どもが遊んでいるのを横目で見て親同士おしゃべりしたり、
保育士が子どもの相手をしている間に携帯でメールをしたりしているお母さんが増えてきた印象がある。
外遊びでは子ども同士を遊ばせて、おしゃべりを楽しんでいるお母さんたちが多い。

お母さん同士で話をしたい、子育てから解放されたい、子育てに戸惑っている、
というお母さんの思いを受け止めて、安心してすごしてもらう場を目指している。

Sちゃん(1歳7カ月)とお母さんはこの支援の場にしばしば顔を見せる。
お母さんは顔なじみの友だちもたくさんできて、互いにメールをしあったりしている。

お母さんの知り合いが増えてくると、お母さんが友だちとの話に夢中になっていて、
Sちゃんに目が向かなくなっている様子。

<エピソード>

室内でSちゃんがおもちゃで遊んでいると、Tちゃん(3歳2カ月)がそばにやってきて
横から手を出しておもちゃを取ろうとした。
Sちゃんはまだそのおもちゃで遊びたくて、「いやー」と抵抗する。

お母さんはSちゃんのそんな思いには気づかず、
「お友だちに貸してあげなさい、使いたいんだって、Sちゃんはこっちのおもちゃで
遊んだらいいから」と
違うおもちゃをSちゃんに渡して我慢させようとした。
すると納得がいかないSちゃんは、床につっぷして泣きだした。

お母さんは「それはSちゃんのおもちゃじゃないの。保育園のおもちゃだよ。お友だちが
遊びたいって言ってるの」と強めの声をかけるが、泣きやまない。

お母さんは困ったなぁという顔をしたが、それ以上Sちゃんには関わらずに、
お母さん同士のおしゃべりにもどってしまった。

保育士がSちゃんに,「あのおもちゃで遊びたかったのね」と声をかけると、
Sちゃんは一瞬泣きやんだ。
「もうちょっとあのおもちゃで遊びたかったのね」ともう一度Sちゃんの気持ちを代弁すると、深くうなずく。
「お友だちにこのおもちゃと換えてもらおうか」と声をかけ、
「Sちゃんはまだそのおもちゃであそびたいんだって。このおもちゃと交換してくれない?」と相手に頼むと、
その子はSちゃんが自分より幼いと思ったからか交換してくれた。

保育士が、Sちゃんが遊んでいるおもちゃを無理やり取り上げるのではなく、
Sちゃんがまだこのおもちゃで遊びたい気持ちを受け止めてあげてほしいこと、
相手のTちゃんに「Sちゃんがまだこのおもちゃで遊びたいから、もう少し待っててね」とSちゃんの気持ちを
伝えてほしいことをお母さんに伝えた。

お母さんは「無理に譲らなくてもいいってことですね」とうなずいたが、
保育士の真意は十分に伝わっていないようだった。

<保育士による考察>

Sちゃんの月例が大きくなるにつれて、子育てのしんどさは緩和されている様子。
けれども、仲良くなったお母さんたちとのおしゃべりが楽しくて、
Sちゃんに目が向かないこともしばしばあるように思う。

子どもの気持ちをしっかり受け止める前に
自分の気持ちにそって子どもを動かそうとする姿が目につくのも事実。

しかしながら、子育て支援の場に来れば、子育てのストレスが発散できるし、
他のお母さんたちから学ぶこともできるなど、たくさんのメリットがある。
お母さんたちがこの場を求めてやってきたときに「ここにきてよかった」と
感じてもらえるような場にしていきたい

 (『子どもは育てられて育つ 関係発達の世代間循環を考える』   鮫岡 峻 慶應義塾大学出版会 より引用)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ちゃんと大事な点が伝わっていないもやもやとする思いが残るエピソードですが、
一方で、子育て支援の場の大切さや必要性を感じる話でもあります。

この話を読んで、実は私は
この虹色教室通信の読者や、虹色教室の生徒さんの親御さん、不定期のイベントで出会う親御さんたちに
感謝や尊敬の気持ちを抱きました。


子育てを支援しようにも、この枠は超えられない、
ここまでしかわかってもらえない、
これ以上、本当のことを伝えようとすると、関係自体が途切れてしまう……

なんて心配はなく、
親御さんたちがひとつひとつの出来事やそこから得る学びを
真摯に受け止めて、
自分の対応を改善したり、
深い理解にいたってくださったりしているからです。

この長ったらしいブログに
たくさんの方々がつきあってくださっているだけでうれしいことです。

『子どもは育てられて育つ 関係発達の世代間循環を考える』の著者の鮫岡峻氏によると、

子育ての講演会などに参加しても、子育ての心構えのような話は
ほとんど耳に入らず、「子育てはこうすればよい」式の話ばかりが
気になる母親が多いそうです。
ある程度情報を集めても、まだ他にもあるのではないか、もっと正しいやり方があるのではないかと
際限がなくなり、不安のスパイラルに陥っているように見えるそうです。
この不安と自信のなさは、
子どもの思いを受け止めることのむずかしさにつながります。

なぜ母親たちがそのような思考法をとるようになったのかは、
「何が正しくて、何が間違っているか」を教えられ、
正しいことを達成すると評価されるという「教育における評価の枠組み」が
大きいのではないかと鮫岡氏は指摘しています。

「子どもを前にしたときも、いまの時代に会った子育ての方法があるに違いなく、
うまくいかないようなことがあれば、もっとよい方法を教えてもらってすればよい、
というふうに考えてしまいます。

目の前の子どもに向かい合い、その子どもとどう関わっていこうか、
まずはその子を一人の人間として受け止めてゆこう、
というふうにはならないのです」
と鮫岡氏はおっしゃっています。

その通り……と現代の抱える問題にうなずきつつも、
私は、お母さんたちは、実はかなりどの方も能力が高くて、

目の前の子に本気で関わっていくことも、
真の愛情に満ちた関係を築くことも、
わが子もよその子も一人の人間として受け止めていくことも、

きちんとできる方ばかりだと実感しています。

「ただ本当のことが、伝えにくい世の中ではあるんだな。
本当のことを教えてもらえない、言ってもらえない時代ではあるんだな」とも感じています。

「それでも、もくもくと、地味に言いたいことを言い続けていると、ちゃんと伝わっているし、
正確に受け止めてももらえているな」と思うことがしばしばあります。




前回の記事に次のようなコメントをいただきました。

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ユースホステルでのレッスンとても楽しそうですね。いつも楽しみに拝読しています。

一日、数分でもいいから、しっかりと子どもとの絆を作る時間を持つだけで子どもは大きな変化を遂げることと思います。

この言葉がとても心に響きました。
弟が誕生して、とてもかわいがってくれてはいるものの、ストレスが溜まっているなぁと最近感じていました。
昨日は幼稚園の参観でした。他のお母さん達から見ると、いつもの元気な○○くん(息子)だったと思いますが、私にはすごくストレスを抱えている息子に見えてしまいました。
赤ちゃんが生まれて、お兄ちゃんを大切にしてあげないとと思っていても、下の子が寝ている時に「遊ぼう」と誘われても、「少し休憩させてね」と言うことも多かったです。
お兄ちゃんとの会話でも、言葉では優しく相槌を打って、話を合わせていても、私の心は息子と共感していなかったんだなと、この記事を読んで気づきました。
「忙しいからといって、叱りすぎないように」ということばかりに気がいっていたように思います。
昨日は息子の寝顔を見ながら、涙がこぼれました。
「たくさん遊んであげないと」と考えるとしんどいですが、「一日数分でも・・・」なら気負わず意識できそうです。
いつも勉強になる記事をありがとうございます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

コメントありがとうございます。
とてもすてきな気づきですよね。
ほとんどの方が、「もっと~してあげないと」と子どものことを思っているのに、
それが子どもに伝わりにくくなっているときがあるんですよね。
コメント主さんの気持ちの切り替え方は、他のきょうだいを育てている方の参考になりますね。




web拍手を送る)
↑web拍手のパスワードを忘れて長い間貼れずにいましたが、
ようやくパスワードがわかりました。
よろしくお願いします。

子ども同士の関わりの中で自己有能感を伸ばすには……? 5

2011-06-23 22:48:57 | 自己肯定感を育む

,ユースホステルのレッスンについて、参加者の□くんのお母さんから次のようなコメントをいただきました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

先日は内容たっぷりのレッスンをありがとうございました。記事がアップされてからにしようと思いお礼が遅れてしまい申し訳ありません。

先生の出来る限り子どもたちとの時間を持とうという姿勢、どの子にも公平である姿に感動しました。

今回、私が□と過ごす中でモヤモヤと感じていた不安を明確に言葉にしてくださって本当にスッキリしました。直観型の私からすれば充分ゆっくり接してあげていると思っていたのですが、その何倍も待ってあげないといけない子だったのですね。

アドバイスしていただいたことをすべて実践出来ているわけではないのですが、とにかく待ってあげることと余計な口出しをしないことを心がけただけて明らかな変化がありました。

今までは他の子が興味を持って集まっているようなところに自分から行くということが全くない子だったので、「○○があるね、見に行こうよ」などと声掛けをしていたのですが、それをしないようにするとちょっと経ってから自分で行くようになったんです。年上のお兄さんにかたつむりを見せてもらったり、他のママが絵本を読んでいるところに見に行ったり・・・。本当に驚きました。

他にも中毒化していた毎晩の絵本の読み聞かせも□がページをめくるまで待ってあげるようにしただけで、満足したようにスッキリとやめることができました。

こちらの対応を変えただけでこんなにも変わるのかとビックリしています。

ご一緒させていただいた方々も素敵な方ばかりでとても楽しい時間となりました。★ちゃんのキラキラした笑顔、○ちゃんの作った船を大事に持って帰る姿、●くんとお部屋で一緒にかくれんぼをして遊んだこと・・・素晴らしい思い出です。ありがとうございました。

ボランティアで参加してくださった娘さん(理想のお姉さんです!)、事務Kさまにも感謝しています。ありがとうございました。

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どうもありがとうございます

子どもとの接し方をちょっと変えるだけで、
子どもが急速に変化することはよくあります。
その鍵をにぎっているのは「ラポール」という言葉です。




『NLP子育てコーチング』の著者のリチャード・ボルスタッドは、次のように述べています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

親としてあなたが成し遂げたいと願うことは、
NLPが「ラポール」と呼んでいるお子さんとのつながりにかかっています。
ラポールは、理解の共有や信頼や協力といった心のあり方です。

あなたが見ていないときであっても、子どもに言いつけを守ってほしいならば、
ラポールがなければうまくいきません。
そして、子どもの成長や発達をポジティブにサポートしたいならば、
やはりラポールが鍵になります。
子どもがいい選択をし、幸せに生きてほしいならば、
ここでも、ラポールがもっともすぐれた道具になるのです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ラポールが親子の絆だというのなら、わかるにはわかるけど、
具体的にはどんなものなのかわからないという方は多いでしょうね。

リチャード・ボルスタッドの解説を、簡単に要約して紹介しますね。


ラポールは単なる気持ちいいフィーリングではなく、
親と子の脳を直接的なシンクロナイゼーション、つまり同調の結果として起きるそうです。
子どもの脳は親の脳とシンクロするスキルを備えて生まれてくるのだとか。
親はシンクロを引き起こす
特定の行動を学ぶことができます。


赤ちゃんの脳は、ミラーニューロンという神経細胞を利用して
さまざまなことを学習します。
ミラーニューロンは、他の人間が創り出す動き、顔の表情、音に対して特別な注意を払います。
ミラーニューロンは、学習過程全般と、心理学者がいうところの「絆」作りにとって
欠かせません。

適切な場面でほほえむことから、言葉を話すことまで、
複雑な社会的スキルを学ぶ能力はミラーニューロンにかかっています。

理解の共有、他の人との親近感といったフィーリングもまた
ミラーニューロンによります。

ラポールのフィーリングが存在しないとき、
それを築くことができます。
息を合わせる、身体の姿勢や動き、声の質を相手に合わせるところから、
心にへだてのない家族関係の要となるフィーリングを築いてゆくことができるのです。

<ラポールを築くためにできる行動>

● 声……声の大きさ、話すスピード、声の調子、声の質 言葉の選び方

● 目の動き……同じところを見つめるなど。

● しぐさと姿勢

● 呼吸

          (『NLP子育てコーチング』 チャード・ボルスタッド 春秋社 )

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

子どもの発達に気がかりな面があるとき、
親子のラポールに危うさを感じるときがあります。

たとえば、子どもにたくさん言葉をかける親御さんは
まったく無視している親御さんと同じくらい
親子の絆が弱まっているのをよく見かけるのです。
非常に愛情深く常に子どものことを気にかけている親御さんであっても
そうなのです。

子どもにたくさん声をかけると、頭が良くなり、子どもとの関係が深まるように思っている方が
いらっしゃいます。
確かに子どもにたくさん声をかけることは大切です。

しかし、
子どもと非言語の世界で息が合っていて、
ミラーニューロンを通してコミュニケーションがきちんと取れていないのに
一方的に話しかけてばかりいると、
子どもは自分自身から世界に働きかけるチャンスも、自分の力を試して自信を持つ体験も、
静かにミラーニューロンを使って学ぶチャンスも、
自分で失敗してそこから学ぶ体験も失ってしまいます。
もちろんたっぷり言葉をかけてあげることは大事なのですが、
子どもと息が合っていないなら、
それは共感しながら交わされる会話につながらず、
ただの雑音になってしまうときがあるのです。

まだ赤ちゃんのように見える子も、自分で世界を体験していますから、
それに対する思いを親御さんと共有したいと思っています。

それなのに親が見ている世界を押し付けたり、
親が子どもにさせたいことを言葉で指示する形になってはいけないと思うのです。

子ども自身が見聞きして感じている世界を、
親御さんがそっと受け止めて、しぐさや言葉で共感を示していくのが
大切なのです。



奇妙に聞こえるかもしれませんが、
親御さんが終始穏やかで、笑顔を絶やさないいつも優しいお母さんの場合でも、
子どもの気持ちの動きやしぐさや声の調子と
あまりにかけ離れているとき、
親子のラポールの弱さを感じるときがあります。

子どもが、怒り、喜び、不安、不満、感激、悲しみなどの
さまざまな感情表現をオーバーなほどする場合、
親御さんが、
子どもの気持ちがどの状態のときも、同じように穏やかににこやかにしているときに、
親子の絆が危うくなっているのを見かけるときがあるのです。

子どもはうれしくてたまらないとき、
刺激的なほど親にもうれしそうにしてもらいたかったり、
感激しているとき、いっしょに手をとって感激してもらいたかったりします。

でも、どんなときも同じように穏やかな優しいお母さんだと、
だんだんネガティブな気持ちにばかりつながりやすくなったり、
ちょっとしたことで激しくキレたりするのです。
もちろん、いつも機嫌が悪いとか、いつも不安そうとか、いつも無表情とか、いつも起こっている親御さんは、
その何倍も子どもにダメージを与えるはずです。

でもニコニコしていていつも穏やかという母親の鏡のような親御さんでも、
子どもの気質や態度とそれに返す親御さんの反応の質があまりに異なると、
子どもの側に不安や寂しさやイライラが募っていくのを
見かけるときがあるのです。

大人も、時には子どもの呼吸に合わせて、
はしゃいだり、喜びに浸ったり、いたずらで好奇心旺盛な態度をとったり、ちょっぴりすねたり、甘えたり、「ダメよ」と厳しい表情をしたり、笑い転げたりすることが大事だなと感じています。

もちろん、子どもといる間、親が四六時中、子どものペースに合わせていなくてはならない
ということではありません。
一日、数分でもいいから、しっかりと子どもとの絆を作る時間を持つだけで
子どもは大きな変化を遂げることと思います。



学習の習慣付けやワークについて、賛否両論飛び交っていますが… 7

2011-06-23 14:24:54 | 教育論 読者の方からのQ&A
学習の習慣付けについて書いた
学習の習慣付けやワークについて、賛否両論飛び交っていますが… 1
学習の習慣付けやワークについて、賛否両論飛び交っていますが… 2
学習の習慣付けやワークについて、賛否両論飛び交っていますが… 3
学習の習慣付けやワークについて、賛否両論飛び交っていますが… 4
学習の習慣付けやワークについて、賛否両論飛び交っていますが… 5
学習の習慣付けやワークについて、賛否両論飛び交っていますが… 6
の続きです。

学習の習慣付けについて、長々と書いたわりに、伝えたかった「さじ加減」がうまく言葉にできているのか
ちょっと気になっていました。

すると、e-子育て.comのスタッフブログ~子育て、教育のヒントをお届け~のブログで、
私が書きたかった「ちょうどいい加減」を、わかりやすい言葉で書いておられました。



すくすく育っている子
の記事です。

「遊びたいのだからやることはさっさと済ましてしまおうと考えられるしっかりさんの女の子が、
効率が良いので、他の生徒よりも勉強時間が短くなってしまう」というお話でした。

ママはもっと勉強をさせて欲しい様子だけれど、

羊さんは、「やらせればもっとできるのだから」と負荷を与えすぎるよりも、
やらせたいところをぐっと我慢することも必要だと判断しておられました。

「そう……この加減だなぁ」と思いました。

大人だって、もし「後の楽しみのためには、さっさとすることをしてしまおう」
とはりきって職場で仕事を済ませていたら、
そこにつけ込まれて、
同じ時給のままで、他の人よりたくさんの仕事を押し付けられるように
なったらどうでしょう?
[がんばったら損。時間を引き延ばしながら、ダラダラした方が良さそう」と考えるように
なりますよね。

羊さんのおっしゃっている
「バネを引っ張って伸ばしすぎてしまうよりも、将来の伸び代を残して適度な力を加える」というポイントが、
学習の習慣付けを考える上で
絶対はずせないポイントだと思っています。

夕食の時、娘と息子に、学習の習慣付けの記事について話したところ、
ふたりの間で、こんな会話をしてうなずきあっていました。

「幼稚園の頃から勉強の習慣付けられている子とかってまわりにもいるけど、絶対、
大学受験したがらないよね。」と娘。
「そう、ぼくのまわりも、小さい頃から親に決められて勉強していた子は、
かなり勉強できるやつも、推薦入試選んでたな」と息子。
「どんだけいやなのかなってくらい、受験を避けたがるものね」
「そう、そう」




3歳児の工作

2011-06-23 13:23:35 | 工作 ワークショップ
前回の続きは明日にでも書きますね。


3歳児とする工作のポイントは、次の3つです。


★子どもが自分で再現できるくらい(少し手伝ってもらうところがあってもOK)
シンプルで簡単なもの。
3手順くらいでできるものがいいです。

★その子が自分で体験したり観察したりして
興味を抱いたものを作ります。

★丸める、切る、折るなど
子どもの巧緻性を高める作業が体験できるもの。


今日は、3歳後半の●くんのレッスンでした。
工事現場でクレーン車を見入っていたという●くん。



画用紙を丸めて、セロテープでとめたものを2本作ります。
セロテープでつないで、ティッシュ箱にはります。
モールでひっかける部分を作ってできあがり。

3歳くらいの子といっしょに工作をするとき、

「ティッシュ箱に、ぺたぺた適当に何かを貼りつけると できあがり」
が基本かな?
と思っています。

あまり仕上がりの立派な工作を手伝ってやらせると、
作れる自信がなくなって
「お母さん、やって!」と頼るようになるかもしれません。

見本の作品のレベルは、
その後の子どものやる気を大きく関わると思います。



●くんは、水道工事の様子も熱心に見ていたそうです。

そこでストローの端に一か所切り込みを入れたものを
何本か作って、それをつなげて水道管を作りました。
コップ小さな穴を開けてつなぐと、
本当の水を流して遊べます。
ビニールテープで隙間を埋めると、水が漏れませんよ。


本当のことを教えてもらえない時代 言ってもらえない時代 1

2011-06-23 08:51:35 | 教育論 読者の方からのQ&A



保育実践の第一人者である本吉圓子先生が、
『失敗させる!6歳までの子育て』の中で次のようなことを書いておられました。

本吉先生はNHKテレビで、大阪の小学校の学級崩壊シーンを見て
とてもびっくりしたそうです。
あまりにも1年生が走り回ります。
途方に暮れた先生が、一番走る子を抱きしめたら、先生にベターッと
抱きついてきたそうです。そこで、「あっ、もしかしたら、甘えが足りないのかも
しれない。それで落ち着きがないのかもしれない」と思ったこの先生が、
走り回る子どもたちを次々抱きしめたら、やっと落ち着いてきたそうです。
本吉先生はこの映像を見ていて、「甘え」が足りないのが、学級崩壊の原因だとすれば、
何となくわかるような気がすると感じたそうです。

本吉圓子先生の保育所では、
「子どもの甘えや気持ちを十分満たすこと」と
「子どもに自分で失敗する権利を与えること(自分でするのを待ってあげること)」
のふたつを大切にして保育を実践しておられます。

そうして「幼児としての育ち」を守ってもらっている子どもたちというのは、
虐待を受けている子たちも預かっている園なので、
動物を殺すような問題行動を起こした子もいたそうです。

それにも関わらず、
その園から小学校に入学した子たちは、入学した先に小学校の教頭から、
「子どもたちが、ものすごく集中力があって、意欲もあって、思いやりがある。
どういう風にしたら、子どもがこんなに変わるのですか?」とたずねられるほど
しっかりしているのだとか。

本吉圓子先生は保育現場での数多い体験から、
学級崩壊が起きるのは、飛躍するようだけど、スキンシップが足りないのでは
ないか、とおっしゃっています。
でも、そういうふうに言うと、必ず、育児雑誌の方から、

「お母さんの悪口を書いたりしないでくれ。
99パーセント親を褒めて、批判的なことは1パーセントだけにしてほしい。
そうでないと雑誌が売れない」と説得されるそうです。

「確かに親を批判しても何もならない。でも、本当のことを伝えなければ
いつまで経ってもよくなりません。」
と本吉先生は言葉を結んでおられました。


本当のことを伝えてもらえない……。

雑誌も幼児教室の宣伝も、幼稚園の説明会でも、
親にとって耳触りのよい、エゴを刺激して財布のひもをゆるませるようなことは
いっぱい言ってくれるけれど、
肝心な部分は教えてもらえない……。

いつのまにか幼児を育てている親御さんは
そうした扱いを受けるようになってきたように感じています。

うちの子が幼児だった十数年前は、まだそんなことはなかったような気がします。
当時人気だった
ポンキッキという幼児向けのテレビ番組にしても、
ちょっと親には耳が痛い話も、
本当のことや、子どもの未来がかかっていることは、
ごく普通に放送されていました。


ポンキッキでは、「1分間パパ・ママ学」
というさまざまな分野で活躍している著名人や
幼児の発達を研究している研究者や医師などが、
幼児を育てている親に伝えたいことを発信するコーナーがありました。
親を喜ばす目的ではなくて、
真の子どもへの愛に満ちたメッセージが満載されていました。

その時間には、親は購買欲や競争心を刺激されて
ワクワクするのでなく、
ちょっと静かな気持ちになって、反省したり、子どもを大きな視野で
眺めなおしたりすることができるようになっていました。


次回に続きます。