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(↑ 蚊帳の中)
年長さんの女の子たちのレッスンです。
今回のレッスンでどんなことがしたいのか話あう場面で、★ちゃんは「小さなビルやお家をたくさん作って
街を作りたい」と言い、☆ちゃんは「かまくらが作りたい。自分たちも入れるやつ!」と言いました。
それぞれ別のものを作るか、どちらか一方の意見を採用して協力して作るのか
さらに話あっている最中に、少し遅れて●ちゃんが現れました。
「●ちゃん、今、たくさん建物を作って街を作るのか、自分たちが入れるようなかまくらを
作るのか話しあっていたところなのよ」と説明すると、
●ちゃんは、顔を輝かせて、「かまくら!かまくらがいいよ。かまくら作ろうよ!」
と言いました。
☆ちゃんと●ちゃんはかまくら作りをふたりですることに決めて、材料選びを始めました。
このふたり……「自分たちが入るサイズで!」と言いながら、デュプロブロックやハンカチサイズの布で作ろうしていました。
それでは、いつになったら完成するやら……。
そこで、教室で小さなパーテーをする時などに使用している折りたたみ式の『蚊帳』を
出してあげることにしました。
「1,2の3!」とみんなで蚊帳を広げるうちに、★ちゃんもかまくら作りに参加したくなったようでした。
「ねぇねぇ、かまくらの中に昔のものとか置いて、飾り付けしよ。」「椅子とか置いて、部屋みたいにしたいけど、
あんまり置いたらだめだよね。家具がいっぱいあったら、普通のお家みたいになって
かまくらじゃなくなっちゃうから。うさぎのベッドだけ作ることにしよ。」
「布とかがいいよ。白いブロックで作るのはいいと思う。みかんはどれにする?」
そんな話あいが続いていたので、
国立民族学博物館でさまざまな国のお家の中の様子を展示してあることや、
馬車の中で暮らしている人の様子やモンゴルのテントのようなお家の中も見ることができる
といった話をすると、
「行きたい!そこに行ってみたい!」「よその国の人の暮らし、見てみたい。どんなたんすかとか、寝るとことか、
食べ物作るとことか」「そこに今日行けるの?」と
大騒ぎ。
このグループの子たちは(一人お休みの子がいましたが)年長さんになった頃から
物作りやごっこ遊びの場面でも、「忍者の暮らしをよりくわしく再現してみたい」「外国の人のマナーとか洋服の着方を
その通りに真似したい」「宇宙ロケットの中の様子を食事とか、宇宙の実験とかもそっくりにしてごっこ遊びがしたい」
といった、図鑑やお出かけ先で仕入れた知識を取り入れて遊ぶことが増えました。
そろって凝り性さんです。
ちょうど本人たちの中から関心が高まっているいい機会なので、
この春休みに国立民族学博物館に遠足に行くことにしました。
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「かまくらの中に飾る人形を作って、雪の世界を作りたい」という意見が出たので、いっしょに紙コップで人形作りを
することにしました。
基本の形を教えると、それぞれ自己流に工夫を凝らして、面白い犬の人形たちを作っていました。
犬の耳をストローでカールさせています。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/86/e05a4f72904ebf8631e959b97e1d3a27.jpg)
犬をたくさん作った後で、「犬のお家が作りたい」と言ってから、
「そうだ、犬のかまくら作りたい」と言いなおして、こんな作品を作っていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/53/6397fde33dad004c8a1eea16c8244d92.jpg)
かまくら作りで切り取った部分が「そり」に似ていることに
気付いて、そり作りをしています。
面白いのは、お友だちのアイデアを真似る子が,
必ず一工夫、自分の独創的なアイデアを
付け足すようにしているところです。
写真はそりのひも部分を二重にして、手でつかむところがよりリアルなものになるようにしているところです。
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そりから身体が飛び出さないように、手前部分に飛び出し防止のでっぱりをつけたり、
ひもをモールに変えて、おしゃれにしたりしている子がいました。
お兄ちゃんがいる◎ちゃんは、剣を持った勇者犬、眼鏡をかけた博士犬などを作っていました。
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お家も、ひとりの子がかまくらを作ると、もうひとりは同じ材料で、エスキモーの氷の家を作り、
もうひとりの子は白い土壁の芸術的な曲線で扉をくりぬいている面白い家にしていました。
わたしが教えたことをしっかり学びつつ、お友だちのアイデアを取り入れつつ、
協調して遊びつつ、必ず自分らしさを表現しようとする
子どもたちの姿をうれしく感じました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/a0/ce78b3a232c84609e3d42d4400b3113f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/d0/4ffafaca23f53ef90c72fcc46e06ac5c.jpg)
氷の池や雪の世界を走る列車を作っています。
雪で列車が走れなくなった時は、そりで移動するそうです。
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草原に雪が残っているところなのだそうです。
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算数は、(年中さんなのですが)語彙量と想像力が豊かな子たちなので、
最レベ1年生の文章題をしました。
うっかりミスもしますが、自分で読んで絵を描いて解く力があります。
こんな問題です。
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りんご2かごと 3こ かいました。 1かごは6こ 入っていました。
いえに かえってから かぞく5人が ひとり1こずつ たべました。
りんごは なんこ のこっていますか。
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さちよさんとめぐみさんとみどりさんの 3人は、おかしを4こずつ もっていましたが、
さちよさんは 2こ、めぐみさんは 1こ、みどりさんは 3こ たべました。
① のこっているおかしは、めぐみさんと みどりさんとでは どちらが どれだけ すくないですか。
② 3人の のこっている おかしをあわせると ぜんぶでなんこに なりますか。
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自由に絵を描いて考えてみた
後から、お互いの絵を見ながら、
どんな描き方だとわかりやすかったのか、
「うっかりポイントはどこなのか」といった気付きをうながしました。
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