虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

聴覚の記憶の弱さに悩んでいる方へのお返事

2013-04-23 16:21:26 | 教育論 読者の方からのQ&A

認知処理様式に基づく指導

の記事に次のようなコメントをいただきました。

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聴覚記憶劣位の苦悩 

 

『自力で考えることができる子どもには、失敗しつつ だんだん穴を大きく広げていくような
「アバウトだな」と思われるような方法で作らせた方が、数学的なセンスは育っていきます。


算数や数学の問題では、おおよその検討をつけて微調整していくことが 大切なのです。』
この言葉にすごく勇気付けられました。

自分の認知特性について、最近、悩んでいます。
僕も視覚映像認知に偏っているような気がしていて、加齢とともに、聴覚言語の劣位、というのか、聴覚記憶の劣位が際立ってきているような気がしていて、環境の変化があって、緊張やらストレスやらで記憶が弱くなっている上に、初めての事をまとめて覚えなければならなく、それでそのような劣位性が目に付いてわかるのかもしれませんが、今この現時点は、コミュニケーションに困難を抱えている、といって差し支えないレベルのようです。
聴覚の「断片情報」の一つあるいは寄せ集めをそのまま記憶に定着させる力が他人より弱いようで、普通のヒトが「言ってわかる」程度のことが、勿論僕にも言葉の意味は十分理解はできますが、記憶には残らないようです。普通のヒトは、理解し、かつ、記億に残っているようです。
僕も全く記憶にないわけではなくて、たいてい何かしら失敗した後から、「聞いた当時の状況映像を頭の中に思い浮かべて」思い出すような感じです。聴覚情報、しかも断片情報だけを、他のヒトのように、思い出すことができないようです。
ここで緊張とストレスと加齢が問題になってきて、緊張が強いられると、記憶を呼び出す回路がナローになるようで、映像を呼び出せず、また、加齢のせいか、映像が(以前のように明瞭ではなく)ぼんやりじわじわといった感じでしか出てきません。ストレスはその両方に悪いのかな?
周囲に明らかに迷惑をかけています。
「何度行ってもわからない馬鹿」と思われていると思います。「ちゃんと言っただろう」と怒らせているでしょうし、「何で、同じことを何度も言わせるんだ」とあきれられているでしょう。

自分では、自分の特性がなんとなくわかっていたので、一定の時間をかけて慣れてゆきたかった、自分のフォーマットを整えてゆきたかったのですが、周囲のヒトは僕とは異なるので、理解されることはまずありません(たとえ、理解する、と言っても、「最初は誰でも失敗するものだ。そのうち慣れる」といった程度です。みんな「普通に成る、成れる」と思って疑っていませんが、これからも、その期待は裏切り続けることになると思います。)
一方で、この認知特性のせいでヒトとは異なった結果を残すこともあったのか(自分では自分が「普通」なので、よくわかりません。)、過剰な期待があるようです。
つまり、普通のヒトの同一線上の後に居るか、先に居るか、としか思われていません。隣の別の路線に居るんだよ、と思ってくれたヒトには出会ったことがありません。

ある高校の体罰問題にしろ、ある小学校の暴言問題にしろ、根底には、「病的な(つまりは、普通でない)状態を排除して普通になる」という信憑の根強さがあると思います。だから、僕などは、「みんな同じじゃん」としか思えないんですよね。
僕も、小学校の頃は、暴言を吐かれましたし。
聴覚記憶が弱いせいでしょう、ゆきがかりに予定を聞かされても全く覚えていなくて、「史上最低」と何度も言われました。その顔の冷淡さ、こいつ本当の馬鹿だな、と言っている表情は、よく覚えているのですがね(苦笑)
その女教師も、「評判」は良かったというね・・・。
名字に引っ掛けて、なんとなく教壇上に呼び出して、馬鹿○と言う男性教師が居たり(それは「意趣返し」という側面もあって、その以前に、僕にも反省し謝罪すべきコトはあったのですが。)。
円周率について教わることを、何年も、本当に楽しみにしていたのに、そういうことは省略して、「熱い教師」として、好き勝手なことばかりやっている教師でしたが。
そういう教師達にしてみれば、僕は所詮「馬鹿」だから、教えても仕方がない、という理由だったのでしょう、彼らのお気に入りの、聞いたことをよく理解できる、優秀な児童は他に居ましたから。僕から見たら、ただの「普通」の子、だったのですけれどね。聞いたことをちゃんと理解できるだけの。

長いことすみません。
とにかく、視覚映像に認知が偏っている方のコミュニティサイトでもないかと探し回って、ようやくここに辿り着きました。
聴覚「断片」情報の整理について、「断片」すなわち「全体統合未然」ということですが、何かアイデアがありましたら…。
僕はあまり頭が良くないので、ノートに、トピック毎にタグをつけて、時系列順に書き込む、くらいしかアイデアが浮かびません。聴覚情報を視覚情報に置き換える作業で、この「要領の悪さ」に、また「普通」のヒトからは馬鹿扱いされて、「そんな恥ずかしいコトはやめて置け」と言われるかもしれませんが…。

今までこんなこと恥ずかしくてヒトに言えたことはなかったのですが、前向きにアクションを起こしてゆかなければならないと痛感しています。勿論、努力の結果認知特性が変わって「普通」に成るなんてことは絶対にありませんが(ただ、加齢のために今までの認知のバランスが崩れることはあるかもしれないとは思っています。)、せめて自分は自分を受け入れて「許して」あげて、ちゃんと出来る、って言ってあげないと。

 

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コメントをいただきありがとうございます。

適切なアドバイスというほどのことは書けないのですが……。

わたしも聴覚の記憶が弱く

できることとできないことの幅が大きいので、

コメント主さんの大変さがよくわかります。

 

特に<一方で、この認知特性のせいでヒトとは異なった

結果を残すこともあったのか、過剰な期待があるようです。

つまり、普通のヒトの同一線上の後に居るか

先に居るか、としか思われていません。

隣の別の路線に居るんだよ、と思ってくれた

ヒトには出会ったことがありません。>という部分、

自分の経験に重なります。

 

今でこそ自分のペースでできる気楽な仕事をしているので

それほど困ったことにはぶつかりませんが、

相変わらず、普通の人はしないだろうなぁと思うミスが多く、落ち込むこともしばしばあります。

 

できることとできないことや、得意なことと不得意なことの凹凸が、

一般的な多数派の方々と逆だった場合、

凹部分では、「みんなができていることができない→無能」と

容赦なく攻撃されることってよくありますよね。

 

もし多数派のできないことが同じようにできなくて、

苦手とするものを同じように苦手とするのなら

笑いあって親しさが増すこともあるのに、

多数派が「得意」というか、「普通」に「あたり前」にできることが

極端にできない場合、

いくら凸の部分でよくできていても、がんばっていても、

許してもらえないのが、集団の酷なところですよね。

 
 

<聴覚「断片」情報の整理について、

「断片」すなわち「全体統合未然」ということですが、何かアイデアがありましたら…。>

ということですが、

残念ながらいいアイデアは思いあたりませんでした。

 

コメントを読ませていただくと、

現在、緊張とストレスでこれまで以上に記憶力が落ちたり、

ミスが目立ったりしているようですから、

そのせいで自分を責め立てる思いや周囲の期待に添えないとい将来への不安などが

繰り返し心に浮かんできて、

それが記憶の邪魔をしている面もあるのではないでしょうか。

もしそうなら、心の中の廃水を流すつもりで、

心に浮かぶことをノートに書けるだけ綴っていくと

勝手に嫌な思いが浮かんでくるのが減って、記憶がしやすくなるかもしれません。

 

わたし自身の苦手克服法は、苦手なことを

自分が得意なことやできることの枠内に引き込んで、

そのやり方で処理することです。

「いったん別の脳の回路で処理している」という感じがあります。

たとえば、わたしは聴覚の記憶がとても弱いのですが、

物語ならイメージするのも記憶するのも得意ですし、聞いたことを要点を映像化したものに

変えることができるので、大事なことは

そうして覚えています。

それでも、コメント主さんのように歩きながら耳にした内容は

すっかり頭から消えてしまうかもしれません。

何をどんな風に忘れたのか、ひとつひとつ時間と内容をメモしていくと

対策が打てるかもしれませんよ。

 

新しい環境に慣れていくのは大変でしょうが、どうかがんばってください。

 

 


自閉っ子の個性的な才能に気づいて伸ばす活動 と オンライン教材への質問のお返事 4

2013-04-23 13:23:33 | 初めてお越しの方

★くんのお母さんの報告には、広汎性発達障害の子の興味やできることを

広げていくヒントがたくさん見つかるのではないかと思います。

 

丸めた粘土を爪楊枝に繋げて刺して眺めていたので、

興味がありそうなものはそれで終わりにしないように、

近所のスーパーへ三色だんごを買いに行きました。>

という一文もそのひとつ。


「興味がありそうなものはそれで終わりにしないように……」という

発想はとても大事だと思います。

また粘土で遊ぶ際も、「穴に入れてみる」「滑らせてみる」「楊枝でさしてみる」といった

活動は、人が本能的に思わずやってみたくなることではあります。


もちろん、これと同じことを他の子にしてみたら、

その子は全く興味を抱かない場合もあると思います。

そんな時には、まずその子が日々の生活の中で

興味を惹かれているものはないか、好きな動作や感触はないか、好きなテレビ番組などはないか

好きなおもちゃはどんなものかといったことを

よく観察することが大事だと思います。


オンライン教材の3章では、そうした子どもの日々の生活で抱いた興味を

物作りに活かす方法を紹介しています。

質問主のお子さんの場合、3章の内容をヒントに

子どもと過ごしてみるといいのかもしれません。

 

「子どもの日々の生活で抱いた興味を

物作りに活かす方法」について、この記事の最初に書いた

広汎性発達障害の☆くんのレッスンを通して説明しますね。

 

☆くんは最近、アーバンライナーに乗って

名古屋を訪れたそうです。その話を聞いて、

いっしょにアーバンライナーごっこをしながら物作りを楽しむことになりました。

こうしたごっこ遊びをする時に、遊びの面白くするヒントを得られるような

図鑑や絵本を準備できるといいです。(図書館で借りるものいいですね)

特に広汎性発達障害の子たちは

目で確かめられないものをイメージするのがとても苦手な子が

います。

作りたいものの写真や絵を見ながら作るといいかもしれません、

 

絵本で車掌さんの道具を見ながら、必要そうなものを集めてきました。

集めるといっても、つもりグッズです。

それらしいものがない時は、紙に描いて作ることにしました。

鍵にゴムをつけています。

運行表や車掌さんの帽子を作りました。

☆くんによると、椅子はこんな向きに並んでいて、真ん中に通路があったそうです。

 

☆くんは、しんおうさか行きは下に行って、なごや行きは上に行くといった

プレートのようなものがあったから

それが作りたいと言いました。

こうした遊びは、もし椅子がない時には

ハンカチで代用してもいいですし、

運転席だけ用意して後は椅子があるふりをするだけでも楽しいです。

 


雑誌を読んで、「えっ」と思う

2013-04-23 08:50:35 | 教育論 読者の方からのQ&A

(過去記事です)


教育系の雑誌を読んでいると、「えっ?」と感じる所があって、
そのあと、もやもやと何だかしっくりしない気持ちを抱えて過すときがあります。

この間も、+3だったら、ずっと+3ばかりするといった
易しい問題を子どもにやらせるのは……○

難問をさせるのは……×

と言い切る記事があって、「うーん」と考えこんでしまいました。

こういう記事って、文章として読んでいると、うんうんうなずいて納得してしまうかもしれないし、+3だったら、ずっと+3ばかりすることで、
回数をこなすうちに理解にいたるタイプの子どもたちもけっこういるのは事実。

なら、どうして納得できないのかというと、
「+3だったら、ずっと+3ばかりする」といった繰り返しを極端に嫌って、
そうしたプリントが多いと、たちまち勉強に強い拒絶をしめす子も
かなりの人数いるからです。


そして、そういう子の中には、
新しい効率的な方法を見つけ出すのがうまく、理解力が高い
利発な子がたくさんいます。

私が何に、もやっとするのかというと、
『子ども』というだけで、ひとっからげに同じ人種のように見て、
この方法は○、この方法は×と決め付けてしまう態度なのです。
大人なら、エンジニア、画家、学者、サラリーマン、弁護士、クリエイターと職種も違えば、性格や能力も違う人がたくさん認められてますよね。
「大人は、簡単な問題しか好まない」
なんて言い方はしないはずです。

たとえば、易しい問題をやらせるとぐずぐずして嫌がって、
難問をさせるとたちまちいきいきとして飛びついてくる子たちがいるのですが、そういう子たちは、
『易しい問題を子どもにやらせるのは……○
難問をさせるのは……×』と言い切ってしまう方々にすれば規格外の
問題児。
いくら難しいものができても易しいものをたくさんこなす根気がないと意味がないとして、ダメな子のレッテルを貼ってしまいます。

そうした決め付けのもとでは、
そうしたタイプの子の気づく力や思考力、考えることを愛する性質などは全て
無価値なものとして扱われてしまいます。

教室の子は、コツコツするのは苦手だけれど、
考えることが好きで、難問に燃えるタイプの子。
コツコツがんばるけれど、初めて見る問題は、解き方を教えてもらうまで
手も足も出なくなる子といろいろいます。
そのどちらも、長所は長所。
その子の得意にスポットライトを当てて、
苦手なことを克服する勇気が出るようサポートしていくと
伸びていきます。

「この方法が正しい!」「絶対、こうしなければ!」と唱えて、
どの子もその方法がイメージする子ども像だけであらわしてしまうと、
その陰でとても苦しい思いをする子も出てきます。

教室に学習に困難を抱えているアスペルガー症候群の3年生の子が来ています。
その子は、障害特性から、
先生から指示されたことを、どんなことがあっても守らなくてはならないという思いを抱えています。

学力は本当は学年よりも2~3学年 下ではあるのですが、
必死に訓練して、何とか、その学年の計算はできるようになっています。

ただ、一問一問、ものすごく苦しい思いをして、長い時間かけて解いているのです。それにたくさんしたから定着する子ではありません。

今、その子のクラスでは大量の計算問題の宿題が出ていて、
その子は宿題を終えるのに毎日2時間かかっているのだそうです。
学校だけでも必死で通っているのに、そのせいで心が折れそうになっています。

親御さんが前年は半分に切ったプリントを宿題にしてもらって
やっていたので、今年も学校にお願いしているのですが、聞き入れてもらえないそうです。
半分やり残してプリントを提出したらいいのでしょうけど、
その子はどんなに大変でも時間がかかっても、
宿題をしないでいるということはできないのです。
そうしたことに、ものすごく強い不安感と恐怖心を抱いています。

全国テストで少しでもよい成績を出さなきゃならないのかもしれないけど、
『大量に練習させたらさせるほどよい』といった考えは、
ひとりひとりの子どもの現状を見ずに実施されると
困ったもんだな~と感じています。


自閉っ子の個性的な才能に気づいて伸ばす活動 と オンライン教材への質問のお返事 3

2013-04-23 06:15:40 | 自閉症スペクトラム・学習が気がかりな子

工作のオンライン教材への質問に返答を……と言いながら、脱線ばかりしていて

なかなか肝心の「うちのような子供はどのように教材を活用していけばいいのでしょうか??」に

「これこれこのように活用してください」といった解説ができずにいます。


広汎性発達障害という診断名は同じでも

子どもによって、ひとりひとり個性も困り感もちがいます。

ですから、「何にも興味を持てない」という理由にしても、「どんなことなら夢中になれるのか」ということにしても、

本人に会ってみないと何ともお返事のしようがないのが現実です。

 

そんなわけで、「質問主さんのお子さんには、

これこれこうすれば物作りが好きになりますよ」というスッキリした

アドバイスはできませんが、

教室に来ている広汎性発達障害の子たちが、どのような過程を経て

物作りに親しむようになったのか、

教室でどのような点に配慮して物作りと関わっているのかといった

具体的な例を挙げると、少しはヒントになるのではないかと思っています。

 

虹色オンライン教材の中でも、そうした物作りと仲良くなっていく方法を

できるだけていねいに解説しているのですが、

「広汎性発達障害の子にどのように教えるか」という視点で書いているわけではありません。

 

特に物作りといわず、おもちゃでの遊びや日常の活動全般への

関心が薄く、

自発的に活動すること自体が少ない広汎性発達障害の子に

どうやって何かに興味を持たせていくか、となると、

 

まず本能的な要求や願望に対して、身近にいる人が、

前回の記事で紹介した★くんのお母さんのような気づきをくり返しながら、

「この子はこういうことが伝えたかったのか」「この子はこんなことを感じていたのか」「望んでいたのか」

「考えていたのか」と受け止めて、

コミュニケーションの成功体験を積んでいくのが

大事なんじゃないかと思っています。

また、何かが実際「できた」という達成感も。

 

本能的な要求や願望というのは、食べ物や飲み物を求めるような気持ちだけでなく、

オンライン教材の1章で取り上げているような

素材の感触とぐちゃぐちゃベタベタと触れあったり、

道具を思うままに使ってみたりする活動も含まれているはずです。

 

広汎性発達障害の子は、おそらく

この1章の活動のどれかをしつこく繰り返したがることと思います。

 

難しいのは一般的な大人が与えてみようと思うことと、

広汎性発達障害の子が面白いと感じる活動に

かなりずれがあることです。

 

発泡スチロールに楊枝でプスプス穴を開けていく作業に興味を抱く子もいるでしょうし、

セロテープをひたすら貼りたがる子もいるでしょう。

作ったものをひたすら壊す作業に興味を持つ子もいます。

「そんなの工作じゃない」と感じるかもしれませんね。

 

でも大切なのは、その子が自分でやっていて夢中になることを

行動としてアウトプットさせてあげてから、

本人が心から楽しいと思っていることを正確に受け止めて、

コミュニケーションの成功体験を積み上げていくことと、

そうした「やっていて楽しい」としつこくやりたがる活動を

より高度な意味のある活動へと洗練させていく過程を

手助けしてあげることです。

 

言葉で書くと難しいので、具体的な例として、

★くんのお母さんからいただいた報告の続きを紹介させていただきますね。

前回のレッスンで粘土遊びをした★くんは

お家でも粘土遊びを楽しむようになってきたそうです。

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小麦粉粘土遊びも楽しむようになってきました。おばあちゃんから細長くした粘土をもらうと、

くるりと輪にしてお盆のふちにそって綺麗に並べてみたり、

持ち帰ったカップの滑り台に何度も転がして、マカロニや爪楊枝も滑らせてみたり粘土に刺したりしてました。しかし、ある程度すると粘土をわざと床に落としたり口に入れたりし出したので活動を切り上げました。以前の記事にも適度に活動を切り上げることが書いてありましたし、★の場合もこうなる前に適度に切り上げて、楽しかった体験で終われるように気をつけようと思います。

丸めた粘土を爪楊枝に繋げて刺して眺めていたので、興味がありそうなものはそれで終わりにしないように、近所のスーパーへ三色だんごを買いに行きました。

いつも走り回って勝手に外に飛び出していたのですが、この日は落ち着いていて

、私と手をつないだまま先に買い物する為に入店していたおばあちゃんを

探していました。しかし、やはり雑音が煩わしかったのか早く店を出たかったようで、

おばあちゃんを見つけてすぐに引っ張ってレジに誘導すると、

店のポイントカードを店員さんにわたそうとしていました(笑)

こんな姿を見るのは初めてです。

そして家に帰っておやつにみんなで三色団子を食べました。1色ずつ色を確かめるように食べていました。

近所の人やお友達がバイバイと言うと、バアバアと言って手を振る姿もみられるようになりました。

私も家族も工作大好きなので★の興味を持った物をみんなで作ったり見に行ったりして、コミュニケーションを楽しもうと思います。

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(↑ 持ち帰ったカップのすべり台というのは写真のものです)

次回に続きます。



自閉っ子の個性的な才能に気づいて伸ばす活動 と オンライン教材への質問のお返事 2

2013-04-22 19:50:48 | 自閉症スペクトラム・学習が気がかりな子

☆くんについての具体的な実践内容を書く前に少し脱線させてくださいね。

 

海外の自閉症に関する著書では、

よく自閉症とアスペルガー症候群のある人たちの多くは、ひとつか、もっと多くのことに

深い興味を抱いているとあります。

 

虹色教室で広汎性発達障害という診断を受けている子やグレーゾーンの子たちと会うと、

確かにどの子も何かに夢中になって

とことんそれにこだわるような性質を持っているのを感じます。

 

ただ5、6歳を過ぎた自閉傾向のある子たちの場合、

それまで自発的に自分の思いを外に伝える手段を持てなかったために

自分が感じていることや望んでいることや考えていることが

あいまいになって、

何かを好きになったり、興味を抱いたりすること自体できなくなっているんじゃないか、

と感じることも多々あります。

 

また、好きなことにこだわり続けている子にしても、

周囲がその子のこだわっているものに注目し、その世界を広げている手助けをしなかったために、

そうした「好き」や「こだわり」が、

見ること、聞くこと、考えること、人と関わることなどを

より洗練させて、発展させていくための役割を果たしていない

印象を受けます。

 

絵カードコミュニケーションと広汎性発達障害の子の個性に合わせた活動

の★くんのお母さんからいただいた報告を聞いて、

 

「自発的に自分の思いを外に伝える手段を持てなかったために

自分が感じていることや望んでいることや考えていることが

あいまいになる」ことをしみじみと感じました。

 

報告というのは、こんな内容です。

 

★くんは絵カードコミュニケーションのPECSを開始して数日で、フェーズ3まで習得できてしまったそうです。

言葉が全く無い状態で、しかも2歳の幼児であればフェーズ3習得までに大よそ半年かかるとワークショップで言われたそうで、

のんびりやっていこうと思っていたら、あっという間に15種類のカードを選んで持ってくるようになったのだとか。




★くんはお父さんが帰って来るまで寝ないで待っていて、玄関で出迎えたあと、お父さんの夕飯を横取りするのが

日課だったようです。 

ある時、食卓にしまいわすれていた味付海苔を見つけて、★くんは

それを手にして食卓の定位置に座っていました。 

味付け海苔は★くんの大好物で、いつもならそのままバリバリ食べてしまうそうです。

それが、その晩は、ごはんカードを渡して来たのだとか。

でたらめに渡して来たのかなぁ?と思いつつも、要求してるんだから出してみようと、お茶碗にごはんをよそってあげると、

まだ何かブックのカードを探している様子でした。

そして、なんと、おにぎりカードを渡して来たのだそうです。


海苔はあるからご飯ちょうだい。そして、おにぎり作って。という要求だったのでしょう。



そんな風にカードでコミュニケーションを取りはじめた★くんは、飲みたいものを要求するようになり、

思った以上にいつものどが渇いていたのがわかったのだとか。

そうやって小さなコミュニケーションの成功体験が増えてきた★くんは、

カードと交換するアイテムを手にする際に

顔を見て一音ずつオウム返しさせてから渡すようにしていると、

言葉を真似ようとしているというお話です。

 

★くんのお母さんは、★くんが絵カードという自発的に自分の思いを伝える 手段を

手にして初めて、「こんなものが食べたかったのか」「のどが渇いていたのか」「こんなことをして欲しかったのか」

と気づいたと言っておられます。

その話を聞いて、もし自分の中にさまざまな願望や思いが渦巻いていても

うまく伝えられず、それに気づいてもらえず、受け止めてもらえず、言語化してもらうこともないまま

成長していったなら、

「これが好き」「これが欲しい」「こうしたい」「これは面白い」といった気持ちを

自分自身でも感じ取りにくくなったんじゃないかな、と思われるのです。

 

自分の中に生じた思いは

他者に正確に受け止めてもらって初めて、

さらに深まったり、発展していったりするところがありますから。

気づかれもしないまま、周囲の世界からの何の手ごたえもないまま

思いだけが浮かんでは消えても、次第にそれは薄らいでいくのではないでしょうか。

 

★くんにしても、2ヶ月ほど前まで、人に向かって何かを要求するとか

何かを伝えるという発想自体がないようだったのに、

「うまく思いが伝わった」という成功を手にしたとたん、

どんどん覚えて、どんどん試し、何ごとにも意欲的で積極的になっていく

姿があるのです。

 

次回に続きます。

 





自閉っ子の個性的な才能に気づいて伸ばす活動 と オンライン教材への質問のお返事

2013-04-22 13:36:25 | 自閉症スペクトラム・学習が気がかりな子

前回の記事に、こんなことを書きました。

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虹色教室にはハンディーのない子もハンディーを持っている子も

どちらも同様にできるだけその子の個性に応じた環境を用意するように気を配っています。

これこれこういう障害を持っている子だからこういう教育法というのではなく

困り感には十分配慮するものの

その子の個性的な才能に気づいて伸ばすことを一番大切にしています。

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「その子の個性的な才能に気づいて伸ばす」活動について、

広汎性発達障害の年長さんの

(就学猶予でもう1年年長さんを経験して1年生の普通級で過ごすことになっています)

☆くんのレッスンから具体的に説明させていただきますね。

 

☆くんは人と関わることがとても困難だった3歳後半から

虹色教室に月1回通ってくれている子です。

最初の頃は、人との関わりを遮断していて、自分のそばにだれかが近づくことを

許しませんでした。遊びらしい遊びは長い間成り立たず、

人形ごっこやブロック遊びといっても

最初から最後までトイレのドアをトントンするだけでだったり、

2、3個のブロックを積み上げて、グラグラさせて崩すことの繰り返しだったりしました。

 

そんな☆くんが、就学前の今、

他の人々と流暢におしゃべりし、

現在は空き箱や紙を使ってさまざまなものを作り出し、

ストーリーのあるごっこ遊びに興じ、自分でお話を創作し、

問題が起こると創造的なアイデアで解決し、

算数の問題の見えない数をイメージして解くほど

成長してきたことを本当にうれしく感じています。

 

そうした☆くんの成長を後押ししてきたのは

○○法という自閉症の子向けのメソッドではなく

「その時々の☆くんの個性的な才能に気づいて伸ばしていく」という

シンプルな関わりの繰り返しです。

 

今回の記事は、「その時々の☆くんの才能に気づいて伸ばしていく」という関わり方が、

虹色オンライン教材にいただいた質問への答えにならないかと考えたからです。

 

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息子は知的遅れのない広汎性障害のもうすぐ5歳です。
自閉症ではなく積極奇異型で、 行動、口共に多動で集中力もありません。療育にいくも変化はなく、先生もどうしていいかわからないって言う状態でした。
ほとほと手を焼いてます。

先生のブログを参考に、お教室で使われているおもちゃ(ブロック、ボードゲーム、ピタゴラスイッチなど)を使用したりしているのですが興味を持たず、何か一つでいいから興味をもってほしいと思ってます。
先生のオンライン教室を購入し、作ってみるものの(一緒に作ることもあるが途中でやめる)いつも壊しておわり。
1日ももちません。
先生のお教室のお子さん達がとても輝いて見えます。うちのような子供はどのように教材を活用していけばいいのでしょうか??

お忙しいところ申し訳ございません。
お手すきのときで結構です。
何かアドバイスなどございましたらよろしくお願いいたします。
毎日苦痛です

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質問をいただいた親御さんの「何か一つでいいから興味をもってほしいと思ってます。」という

切実な思いに触れて、

☆くんをはじめ、教室に来ている広汎性発達障害の子の親御さんの多くが

かつて同じような願望を抱いておられたのを思いだしました。

今、その子たちは、物作りを中心にボードゲームや科学実験を楽しみ、

歴史や地理や宇宙などさまざまな物事に関心を寄せるようになっているので、

それぞれの子が別の新しい課題を抱えつつも

「何か一つでいいから興味をもってほしい」と感じておられる方はおそらく教室には

いらっしゃらないのではないかと思っています。

 

次回に続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 


絵カードコミュニケーション と 広汎性発達障害の子の個性に合わせた活動 3

2013-04-22 09:42:01 | 自閉症スペクトラム・学習が気がかりな子

絵カードコミュニケーション と 広汎性発達障害の子の個性に合わせた活動 1

絵カードコミュニケーション と 広汎性発達障害の子の個性に合わせた活動 2

の続きです。

わたしが★くんに初めて会ったのは2歳4ヶ月の時です。

言葉に遅れがあるといっても、

2歳台なら、たいていの方が「もう少し待てば言葉が出てくるかも」と

様子を見ている時期のはずです。

 

虹色教室に来た2歳代の子に言葉の遅れがあった時

言葉が聞きとりやすくなるように

短いわかりやすい言葉で話しかけたり、

子どもが会話をしたくなるような環境を作りながら

見守っていくことはよくあります。

ただ★くんの場合は、そうして見守っていくだけでは

先々、困ったことになるのではないか、という予感がしました。

 

というのは、以前の記事にも書いたのですが、

★くんが犬や猫の鳴き声のように

2歳くらいの子が敏感に反応しそうな音にも

気づいてすらいないように振舞ったことと、

口内に過敏さを持っていて舌が思うように動かせないようであること、

欲しいものを取ってもらう際に「ちょうだい」の手をするの

を教える隙がないほど

★くんが思うまま激しい動きで行動し

人との相互交流の形を作っていくのが難しいように見えたからです。

 

その一方で、

★くんは大小や物の使い方などを目で判断でき、

美しい建築物などに惹かれる性質を持っていることから、

潜在的な能力が人と関わる力の中で活かせないのを

とても残念に感じてもいました。

 

そこで、早い時期から絵カードのコミュニケーションを試してみたらどうかと

★くんのお母さんに勧めたところ、

わざわざ『PECS』のワークショップで学んでこられたのです。

 

『PECS』を試してみるまで、

★くんのお母さんも、病院の診断で、広汎性発達障害と伝えられてはいても、

成長すれば気になる発達の遅れは消えてしまうのではないか

という思いが足かせになって、

自閉症児向けの特別なアプローチを学ぶことにためらいがあったそうです。

でも絵カードを試してみた後は、★くんが自発的に自分からコミュニケーションを取ろうと

するようになった姿に感動し、

★くんの持っているハンディーキャップをきちんと受け入れていこうと決心したそうです。

 

前回、会ってから1ヶ月ほどしか経っていないのですが、

★くんのコミュニケーション能力は確実に伸びていました。

うれしいことに、物を取ってあげる際に、「でんしゃ!」など名前を言うと、

「んしゃ」と真似る素振りをしたり、

やりとりの際に、「ばああ(ばなな)」など

対象としているものの名前らしい言葉を言うことが増えてきたことです。

 

絵カードでコミュニケーションをすることで、

言葉を使おうとする意欲が薄くなるのではなく

むしろ、コミュニケーションの心地よさに気づいて

声で伝えようとする積極的な態度が育ってきていることを

本当にうれしく感じました。

 

虹色教室にはハンディーのない子もハンディーを持っている子も

どちらも同様にできるだけその子の個性に応じた環境を用意するように気を配っています。

これこれこういう障害を持っている子だからこういう教育法というのではなく

困り感には十分配慮するものの

その子の個性的な才能に気づいて伸ばすことを一番大切にしています。

 

★くんの場合、緻密なデザインの美しさを好むところや

機械の扱いを目で見るだけで覚えてしまうところ、

ままごとやドールハウスのようなごっこ遊びの

おもちゃにも興味を示すところなどを

★くんが同年代の子と関わる上での橋渡しとなったり

★くんの自信の源となったりするところまで

育み洗練させていってあげたいと思っています。

 

そうした活動の中で、

見る力、聞く力、手を使う力、しゃべる力、人と関わる力が

身に着くように

ていねいに接していきたいと考えています。

 

 

 


算数難問研究部 5回目 (がい数 面積 比をそろえる 工夫してする計算) 

2013-04-21 18:57:18 | 算数

 算数難問研究部の前回の様子はこちら→  算数難問研究部 4回目

 

4年生の★くんは、今、レゴで自動販売機を作るのにはまっているそうです。

上の写真は、★くんの妹ちゃんの作品で、持ってきて

天井部分をはずして見せてくれました。

10円玉を入れると玉が出てくる仕掛けです。

 

★くんの作品はサイズが大きくて持ってこれなかったそうで、

ビデオカメラに撮って、ビデオカメラを持ってきてくれました。

★くんのお母さんのお話では、★くんはネット上のレゴの自動販売を作っている子らの動画を目にして

作り始めたそうで、最初のうちはすぐに壊れてしまうような作りだったのですが

改良に改良を加えて、おつりが出てくるとうにしたり、

コインの選別(1円、5円、10円~など)ができるようにしたり

1ヶ月近く試行錯誤を続けているそうです。

 

★くんのビデオカメラの映像を見せてもらった物作りが大好きな5年生の●くんは

感動のあまり言葉もでない様子で、★くんの作品の仕掛けに見とれていました。

 

★くんと●くんのふたりは

物作りや算数の難問や科学実験が大好きで、

何にでもねばり強く取り組む子たちです。

 

数ヶ月前に、算数難問研究部で初めて顔をあわせたのですが、

すぐに意気投合していました。

ちょっとめんどくさそうな難しい課題があると、ふたりとも

意気揚々と取り組んでいます。

↑イロトリドリ というナンプレで遊ぶ★くんと●くん。

↑ ポケモンバトルチェスもふたりで対戦していました。

4年生の☆くん、○くんもポケモンバトルチェスで対戦。

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今回は、解ける問題の幅を広げるために

「がい数」や「比をそろえる」方法などの

基本を学びました。

どの子もよく理解していました。

 

 

工夫してする計算では、★くんがこんな機転を利かせました。

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37×19=703 を利用して、次の計算を素早く解く

370×380= 

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この問題を出したとたんに、即座に★くんが手をあげたので、

まさかそんなに早くわかる子がいるとは思わなかったので、ちょっと驚きながら

前に出て解いてもらうと、「140600」書きました。

他の子らは、どうやって解いたのかまだピンときていない様子でした。

そこで、★くんに解き方がわかるように式を書いてもらうと、

「37×38×100」とのこと。

もう少しくわしく書くと、「37×19×2×100」だから

「703×100×2」ですね。


モンゴルのゲル と 総合実力テスト

2013-04-21 17:13:21 | 算数

(布にくるまって、民族衣装……らしいです)

小4の女の子たちの算数クラブの様子です。

 

子どもたちに大人気の小ぶりな蚊帳を使って

モンゴルのゲルの様子を再現して遊びました。

かなり適当な再現とはいえ、

国立民族学博物館でゲルを見た時の感動をより深めることが

できました。

 

ゲルは移動式の家です。

かまどがあって、料理はそこでします。

ゲルの左半分は男性の場所。右半分は女性の場所です。

 

家畜の乳から(らくだの乳も飲むそう)ビタミンを取るので、

野菜はほとんど食べないという話を図鑑で読んで、子どもたちは

とてもびっくりしていました。

 

男女とも弓矢を扱うそうです。

教室の子らも、おもちゃの弓を構えてポーズを取っていました。

 

モンゴルは世界で一番人口密度のの低い国です。

「人口密度」について、子どもたちと話しあいました。

日本だと338人の人が住んでいる1キロ平方メートルの土地に

モンゴルだとたったふたりしか住んでいないそうです。

 

算数タイムには、最レベ問題集の『総合実力テスト②』をしました。

「わからない」という問題はなかったようですが、ミスはちょこちょこありました。

 

問いの中に「漢数字で書きなさい」とあるのを見落としたり、

「1~10までの数の中で」とあるのに、1~9までと勘違いして解いたりしていたのです。

はかりの目盛りを読むのもうっかりしやすいようです。

 

たまにこうしたテストをしてみて

時間内にミスなく解ききる力をつけておくことも大事だな、と思いました。

 


絵カードコミュニケーション と 広汎性発達障害の子の個性に合わせた活動 2

2013-04-20 19:02:39 | 自閉症スペクトラム・学習が気がかりな子

虹色教室での★くんの落ち着きや人と関わる力が伸びている様子を見ると、

今、現在、園や外出先などで増えているという困った行動は

一時的なもので、

次第に治まってくるのではないか、と思われました。

 

★くんに、こんなねんど遊びの手本を見せました。

ねんどを丸めた後で、「ながーく、ながーく」と言いながら、

テーブルの上でころころ転がしてへびのように長くするのです。

 

その時は興味を示さなかったのですが、少ししてから

★くんのおばあちゃんが先ほどのへび作りを始めると、

★くんもいっしょにねんどをこねだしました。

 

★くんのねんど遊びが楽しいものになるように

次のようなものを作ってあげました。

 

紙コップ(大きいサイズを使っています)の底に穴を開けて、

そこにねんどを入れると遊べるおもちゃ2種です。

ねんどを入れるとカップに入ります。

『ジュースの機械』『ポップコーンの機械』など

本人の好む食材が出てくる機械になります。

ラーメンが好きな子でしたら、黄色い毛糸などを穴から入れるのもいいです。

『滑り台』です。

穴からねんどを入れると滑り降りてきます。

↓のような丸めたねんどが螺旋状を滑り降りてくる

おもちゃで★くんが遊ぶ姿からヒントを得た工作見本です。

 

ねんど遊びなら、「丸める」だけの活動に終わらず、

作ったものを穴に入れてどうなるか見る、

といった

次の発展につながるような環境を用意するようにしています。

物作りの見本は、その子の目の前で作ってあげると、

はさみやセロテープを使うところを見せてあげることができます。

 

 

 次回に続きます。