8時起床。すぐに机に向かい、昨日の深夜に書き上げた区民会議の報告書の最終原稿を、改めて読み直し、少し手を入れてから担当者にメールで送る。どういう文書でもそうだが、深夜に書いたものはそのまますぐには送らない方がいい。もう1本、大学の事務所にメールを送ってから朝食。挽肉のそぼろ煮、トースト2枚、紅茶。今日から減量作戦に入る。朝:トースト→昼・麺→晩:ごはん、これが基本のサイクルで、間食はしない。これを守るだけで1ヶ月で1キロは減る。あとは週に2回のジム通いで1ヶ月に1キロは減る。今回の減量作戦は1ヶ月に2キロが目標である。わけないはずだ、と自分に暗示をかける。
午後、散歩に出る。「テラス・ドルチェ」で昼食(ペペロンチーノ、珈琲)。持参した『編年体大正文学全集7』(ゆまに書房)の中から広津和郎「四五の作家に就いて」(大正7年)を読む。それからジムへ。実に久しぶりだ。軽めの筋トレを3セットと1時間のウォーキング&ランニング。疲れたが、気持ちがいい。
ジムからの帰り、後輪がパンクした自転車の修理を待つ間、「カフェドクリエ」で読書。広津が「四五の作家に就いて」の中で、「荷風氏の『腕くらべ』春夫氏の『田園の憂鬱』それと共に今年発表された創作の中で私に深い感銘を与へてゐるものが今一篇ある」と賞賛していた葛西善蔵「子をつれて」を読む。小さな二人の子どもをかかえながら、家賃滞納で貸家を出て行くことを迫られている売れない作家(葛西自身と思われる)が主人公の話。いわゆる私小説である。「葛西氏は既に五六年前から創作の筆を取ってゐるが、その驚くべき寡作は、平均年に僅か一篇の短篇ぐらいしか発表してゐない」とのことだが、それじゃあ貧するのもしかたがない。同じ私小説でも、志賀直哉とは階層的に対極にある作家だが、自身をみつめる眼差しの澄みぐあいは驚くほど似ているように思う。
夜、NHKスペシャル「セーフティーネット・クライシスⅡ」を観る。湯浅誠さんの語り口の穏やかさ、冷静さに感心する。「朝まで生テレビ」に出てくる論客たちとは実に対照的だ。
午後、散歩に出る。「テラス・ドルチェ」で昼食(ペペロンチーノ、珈琲)。持参した『編年体大正文学全集7』(ゆまに書房)の中から広津和郎「四五の作家に就いて」(大正7年)を読む。それからジムへ。実に久しぶりだ。軽めの筋トレを3セットと1時間のウォーキング&ランニング。疲れたが、気持ちがいい。
ジムからの帰り、後輪がパンクした自転車の修理を待つ間、「カフェドクリエ」で読書。広津が「四五の作家に就いて」の中で、「荷風氏の『腕くらべ』春夫氏の『田園の憂鬱』それと共に今年発表された創作の中で私に深い感銘を与へてゐるものが今一篇ある」と賞賛していた葛西善蔵「子をつれて」を読む。小さな二人の子どもをかかえながら、家賃滞納で貸家を出て行くことを迫られている売れない作家(葛西自身と思われる)が主人公の話。いわゆる私小説である。「葛西氏は既に五六年前から創作の筆を取ってゐるが、その驚くべき寡作は、平均年に僅か一篇の短篇ぐらいしか発表してゐない」とのことだが、それじゃあ貧するのもしかたがない。同じ私小説でも、志賀直哉とは階層的に対極にある作家だが、自身をみつめる眼差しの澄みぐあいは驚くほど似ているように思う。
夜、NHKスペシャル「セーフティーネット・クライシスⅡ」を観る。湯浅誠さんの語り口の穏やかさ、冷静さに感心する。「朝まで生テレビ」に出てくる論客たちとは実に対照的だ。