フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月4日(土) 曇り

2009-07-05 11:15:35 | Weblog
  9時、起床。ウィンナーソーセージとキャベツ炒め、トースト、グレープフルーツジュースの朝食。10時に家を出て、大学へ。
  今日は早稲田社会学会の大会がある。午前中は一般報告。後半の二人の報告を聴く。うち一人は私のところのドクターのAさんで、パワポのスライドの枚数が欲張りすぎのように思ったが、論の展開は明快だった。会場の453教室は38号館AV教室ができるまでは戸山キャンパスで一番大きい教室だった。昔々、私が大学院の学生だった頃、社会学の調査実習合同報告会をこの教室を使って行っていたが、学部生たちの発表を煙草を吸いながら聴いた記憶がある。その頃は、教室内での喫煙はOKだったのだ。
  昼食休憩の時間を使って理事会が開かれる。「たかはし」のお弁当を食べる。1時半からシンポジウム。「若者をめぐる困難」というテーマで、東京学芸大学の浅野智彦氏(若者論の20年を振り返って)、東京大学の本田由紀氏(社会の構造変化と若者)、厚生労働省の大隈俊弥氏(若年者雇用対策の展開)が報告をしたが、語り口が三者三様で、浅野氏はクールに、本田氏は熱く、大隈氏は実直に語っていたのが印象的だった。
  土曜日は休息日なので、総会の後の懇親会は失礼する。蒲田に着いて、有隣堂で以下の本を購入し、「シャノアール」で読む。会社の最寄の駅のひとつ手前で下車して会社までの道を歩くことと、帰宅する前に喫茶店で読書することとは、職場と自宅の間にワンクッションの時間と場所をもつという点で似ている。

  原武史『鉄道から見える日本』(NHK)
  アエラ編集部編『プロ力-仕事の肖像』(朝日新聞出版)
  桃山透『残業がイヤなら朝ひと駅歩きなさい!』(かんき出版)