フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月23日(木) 曇り

2009-07-24 02:25:19 | Weblog

  9時、起床。豚肉とブロッコリーの炒め、トースト、オレンジジュースの朝食。フィールドノートを更新し、12時に家を出る。高温多湿。
  3限は大学院の演習。4限は研究室で専門演習の個人レポートの相談・・・のつもりでいたら、院生のAさんの研究指導とダブルブッキングしてしまった。しまった。こういうミスをするとは、疲れが溜まってきているに違いない。早く夏休みに入らなきゃ。とりあえず先に始めていた個人レポートの相談を30分で切り上げて、残りの1時間を研究指導にあてた。Aさんには個人レポートの相談にも同席してもらって、学部生へのアドバスもしてもらったのだが、どうも卒論指導だと勘違いしていたようで、あれこれの文献を紹介してくれていたが、レポートの締め切りは1週間後なのである。
  5限は専門演習「現代社会とセラピー文化」の最終回。丸々、個人レポートの相談にあてる。参加者は7名。これくらいの人数だと演習という感じがする。結局、35名の受講生の半分と面談をしたことになる。話をすることで、平面的な印象しかなかった学生たちがそれぞれの陰影と奥行きをもった立体的な存在として現われてくる。
  「秀永」で夕食(油淋鶏定食)をとってから、研究室で明日の「日常生活の社会学」の教場試験の問題を作成する。う~ん、これは難問だ、というのは受講生がこのブログを見ているかもしれないことを意識しての発言で、ちゃんと授業に出て、テキストを読んで復習している学生には、なんてことない問題である。でも、なんてことない問題でも、やってみると、A+からFまでばらつきが発生するから不思議である。それが宇宙の秩序というものなのだろう。


夜の校舎

  帰りがけに丸善丸の内店に寄り、ドナルド・キーン『日本人の戦争 作家の日記を読む』(文藝春秋)、原武史編『「政治思想」の現在』(河出書房新社)を購入。文具コーナーをのぞいたら、一部のメーカーではあるが、もう来年の手帳が並んでいた。それらは7月始まりや9月始まりで、購入してすぐに使えるようになっている。この手帳の前倒し現象は一体どこまで進むのだろう。
  蒲田に着いて、電車の中で読んでいた山田真茂留『<普通>という希望』を「シャノアール」で切りのいいところまで読んでから、帰宅。