9時、起床。
トースト、ウィンナー、レタス、オレンジジュースの朝食。
11時前に自宅を出て、大学へ。
昨夜、友人のKとメールで夏の安楽亭(茅野にあるKの別荘)行の日程の相談をし、8月13日に行くことを決めた。蒲田駅のみどりの窓口であずさ号(いつもの新宿10:00発)の指定券と乗車券を購入。青空と白樺と八ヶ岳。蕎麦とパンとスイーツ。そしてお馴染みの店の人たち。今夏も行きますよ。
昼食は今日もコンビニのおにぎりですます。あわてて買ったので、梅干と鮭と昆布を買ったつもりが、梅干を2個買ってしまった。おいぎりを買うとき、梅干は外せないが(最初に食べるのは梅干であることが多い)、2個はいらないかな。バリエーションを楽しみたかった。
1時から大学院の社会学コースの会議。
会議は3時には終わり、採点作業。
6時過ぎに卒業生(ゼミ3期生)のHさんがやってくる。先週の木曜日に山形赴任の辞令が出て、この土曜日が引っ越しで、今日は引っ越しの準備で忙しい中を来てくれたのである。お餞別代わりに拙著『日常生活の探究』を進呈する。
場所を「五郎八」に移して、送別会。
この春、大学を卒業し、通信機器の会社に就職し、研修期間を終えて、配属先が決まった。総合職だから地方赴任になる確率が高かったが、東京(関東)に配属されることを期待する気持ちは強かった。実際、山形に決まってみると、出身地である秋田の隣、文化的には同質の土地で、まったく見知らぬ土地へ行くわけではないとはいえ、いや、だからこそ、5年前に上京してきたときと逆のコースをたどるわけだから、上京のときのような気持ちの高まりはなくて、東京を離れる(親しい人たちと離れ離れになる)という淋しさがいまは強い。
地方赴任の難しところは、何年頑張ったら東京に戻って来られるかが決まっているわけではないということだ。もちろん一般的なパターンというものはある。最初の赴任先で2、3年働いて、次の赴任先に移る。その2番目の赴任先が東京である場合もあれば、さらに東京から遠い赴任先である場合もある。2番目の赴任先が(別の)地方であった場合、そこでまた2、3年働いてまた次の赴任先が決まる。その3番目の赴任先が東京である場合もあれば、また別の地方である場合もある・・・・。つまりは2、3年ごとにある決定がなされ、とりあえずの見通しははっきりするが、全体の見通しは漠然としているのだ。個人にできることは、仕事で結果を出し、職場の人間関係を良好に保ち、転勤にあたって自分の希望を考慮してもらえるような状況を作ることである。この点は男女に違いはないが、女性の総合職の場合は、男性よりも、職業経歴の展開と家族経歴の展開(結婚や出産)とのタイミングをはかることに相当気を遣うことになる。Hさんの場合、当面、山形で一生懸命働くとして、二番目の赴任先がどこになるかが非常に大きいだろうと思う。
Hさんは私の教え子の中でもそのポジティブさは際立っていて、彼女の一生懸命働く山形での日々がいまから目に見えるようである。彼女の頑張りが報われますように。
帰宅すると、私宛に大きな包みが届いていた。先日の渋谷でのトークショーに来ていただいたFさんからだ。Fさんが編集者として出版にかかわった本を4冊送ってくださったのだ。いずれも中高年の女性のライフスタイルをテーマとした本である。どうもありがとうございます。私はもちろん、ゼミ生の中にも「ハッピー・エンディング」に関心のある学生がおりますので、一緒に読ませていただきます。
深夜、一つの科目の採点を終了する。まだまだ先は長い。