6時、起床。高原の朝は涼しい。原村の朝市へ出かける。
安楽亭に戻って、朝食の用意が整うまで周辺を散歩。
野菜たっぷりの朝食を、「あまちゃん」などを観ながら、1時間ほどかけて食べる。
食後は、少し居眠りをしてから、読書。持参した鈴木弘輝『つながりを探る社会学』(NTT出版)を読む。網戸から入ってくる風が爽やか。庭先のコスモスが風に揺れている。
早起きをすると午前中の時間がたっぷりとある。
昼食は「グリーン・エッグ」に食べに行く。ここもおなじみの場所だ。安楽亭は私の日常生活の外部にあるが、そうした非日常的な空間もたびたび訪れることで(年に3度ほど)、「おなじみの非日常的な空間」になっていく。
ベトナム風焼きそばとグリーンカレーを注文し、3人でシェアして食べる。
デザートはグレープフルーツ&ババロアのアイスクリーム添え。
食後の散歩。
K夫婦は安楽亭に戻り、私は樅の木荘のお風呂で汗を流す。露天風呂に入り、ベンチでクールダウンし、また露天風呂に入りを3度ほど繰り返す。
風呂上り、大きな畳敷きの部屋で、冷たいジュースを飲みながら、ここ数日の日誌を付け、本を読む。
4時過ぎに、Kが車で迎えに来てくれる。樅の木荘の隣の「魔法屋JIN」というカフェに入り、蕎麦粉で作ったガレット(2人でシェア)とコーヒーを注文。
「祝開店」の花束があったので、店の方(奥さんだろう)に聞くと、「今週オープンしたばかりなのです」とのこと。なるほど、コーヒーのスプーンを忘れたり、レジ打ちを間違えたりと、初々しい。「魔法屋」という名前の由来を尋ねると、「来ていただいた方が幸せになる魔法がかけられたらと思いまして」と恥ずかしそうに答えた。「JIN」というのはオーナーご夫婦の飼い犬の名前とのこと。
秋になったらまた来ます。「おなじみの非日常的な空間」の一部になるといいと思う。
Kの車で茅野の駅まで送ってもらう。
5時28分発のあずさ号で東京へ帰る。
新宿着は7時30分。
8時半頃、帰宅。息子は入れ違いで名古屋で戻って行った。