9時、起床。
今日はゼミ一期生のゼミ長だったSさんがわが町蒲田にやってくる。
毎週日曜日のお昼にフジテレビでやっている『ウチくる!?』と番組がある。その日のゲストの地元の町をMCの中山秀行らが訪れて、ゲストの馴染みの店に行ってトークをするという番組だが、今日はそれと似ている。違うところは、MCがゲストの地元を訪れるのではなく、ゲストがホストである私の地元を訪れるというところだ。
11時20分にJR蒲田駅の改札で待ち合わせの約束であったが、私が10分ほど遅刻する。ごめんなさい。
さっそく「まやんち」へ行く。念のため、家を出るとき、「まやんち」へ電話をして、予約を入れておいたが、私たちが一番乗りの客だった。サンドウィッチを一人前とピーチメルバを2つ注文する。この後、「phono kafe」にも行くので、お腹にそのための余地を残しておかなくてはならない。
結婚披露宴でのスピーチを頼まれているので、相手の方のことなど、話してもらう。相手の方はSさんの大学の先輩だと思っていたのだが、それは私の勘違いで、慶応大学の大学院を出た方とのこと。そうか、慶応ボーイとワセ女のカップルなのか。 勘違いといえば、私はSさんが神戸の出身だと思っていたが、実は大阪の出身だった。
挙式は9月の下旬だが、すでに6月に入籍はすませている。これが最近の結婚のパターンである。挙式や披露宴の日は諸般の事情に左右されるが、入籍の日は純粋に二人が「この日」という日にできるからである。Sさんたちの場合は、彼女の誕生日に入籍をしたが、他には「二人が付き合い始めた日」とか「初めて出会った日」などが選ばれることが多いという。いつから付き合い始めたかというのがわかる(はっきりしている)というのが、私の感覚では、すごいなと思う。はたして私は妻といつ付き合い始めたのか、よくわからない。たぶん妻に聞いてもわからないだろう。
「まやんち」には1時間ほど滞在し、続いて「phono kafe」へ。駅の東口から西口へ移動する。
「phono kafe」には先客が二組いたが、私がいつも座る席には「予約席」というプレートが置かれていた。大原さんが急遽作って、置いておいてくれたのだ。「他のお客さんがいてくれて、どうにか恰好がつきました」と大原さんが笑っていた。
玄米のおにぎりを一人前(2個)と、惣菜を3種(おからの唐揚げ、春巻、隠元の胡麻和え)、味噌汁を注文し、リンゴジュースと葡萄ジュース(白)を飲みながら料理のできるのを待つ。
Sさんは店内を見渡して、「かわいいお店ですね。色合いも素敵だし」と言った。毎日読んでいる私のブログに頻繁に登場する「phono kafe」にいま自分がいるということに不思議な感覚を覚えているようだった。
「phono kafe」の料理は気に入ったようで、自分でも作ってみたいので、作り方を教えて下さいと大原さんに言っている。簡単な料理教室のようなイベントをリクエストするお客さんたちがいるようなので、それが実現した暁は、Sさんも習いにくればいい。
「phono kafe」には1時間ほど滞在した。私はこの後、大学へ出る用事があるので、東急線で中目黒に帰るSさんとは蒲田駅で別れた。結婚式へ向けての準備など、いろいろと気忙しい日が続くだろうが、地元の街を散歩するなどして(それをブログに書くなどして)、新しい生活に慣れてくれるとよいと思う。
研究室で4年ゼミ生のOさんのゼミ論指導。本当はこの後にもう一件、面談の予定があったのだが、前日にキャンセルになったので、その時間も入れて2時間ほどやる。
帰りに丸の内の丸善に寄って、あれこれ買い物をする。
7時、帰宅。今夜の献立は青椒肉絲。
録画してまだ観ていなかった今日の「あまちゃん」を観る。アキが映画の主演に選ばれた。アキと先輩との恋愛もなんとか周囲の承認を得られた。よかった、よかった。あと一か月ちょっとでみんなを楽しませてくれたこの朝ドラが終わってしまうのかと思うと、夏の終わり(アキだから)のような淋しさを感じる。昔のように一年間やってくれればいいのにと思う。