嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

小浜は美食の街ですた

2005-09-07 19:13:39 | B級グルメ
sasa02引き続き夏休み報告でつ。小浜は田舎漁港です。そこがよいのです。観光臭が大嫌いな私ですから風光明媚な若狭にあって、このマイナーさはひいきにする要素十分。ワインディングがおいしいのはまあ余禄として(爆)、なんといってもフリュイドメール(爆死)すなわち海の幸が豊富もいいところ。シカーモ冬場はズワイガニは言わずもがな、とらふぐの養殖がどうやら軌道に乗ったのだそうで関西方面の文化に支配されているここ若狭には関西向けのふぐの需要は多く、大阪あたりで安く供されるふぐの供給元はここらあたりだと考えて間違いないでしょう。近年高価すぎる下関あたりの天然とらふぐに対して「さばふぐ(爆死)」なるどうにも淡白すぎ(完全意味明瞭)のただの白身が安値で転がっていますが、てっさになって口に入ることがないのを考えてみるにその流通には甚だギモンがおおいですねい(一部謎)
また、とらふぐにしても天然だ養殖だとこだわってみてもあまり意味はありません。うなぎの例を考えてみると良くわかります。

牡蠣、かれい、とらふぐ、小鯛、鯖・・・ちょいと思いつくだけでもこれだけあって、調理人の立場からはこれだけあれば毎晩の献立なんてラクチンなんてもんぢゃないっす。いかようにも、って感じ(爆)。

で、さらに三方五湖というのが小浜のすぐとなりに控えていて、宿で聞いたんですが、ここではうなぎの養殖が盛んだというぢゃないですか。すかさず今度はやはり宿で教えていただいた小浜駅近くの「大谷食堂」へなだれ込みます(爆)。なんともいえない気負いのない店内(完全意味明瞭)は役場の食堂という感じで一日中ぼんやりしていたいフンイキが漂っているのですが、ぼんやりしている場合ではありません。三方のうなぎを食べに来た旨を伝えるとご主人が出てきて、歴史を滔々と語るのですが、語ってる間に焼かんかい、おどりゃ~、っと(爆)。出てきた蒲焼さま、いかにも淡水魚という雰囲気をたたえているのですが、食べてみれば皮の厚みがものすごい!野田○だなんだともてはやされているお店の蒲焼がスプーンで食べられるような老人食だとすれば、こちらはまさに郷土食。噛み応え、味わい共に野趣に富んでいてうなぎのよさが残されています。野田岩のうなぎもそれはそれはありがたいものですが、私には蒸しすぎのヤワヤワでなに食ってるんだか、って感じ。老人はもとより、なにやらベビーフードの歯応えのなさ(爆)に通じるものがあって辛い。その点で三方のうなぎは淡水魚の何たるかを思い出させてくれてよかとです(爆)。や、オススメしているわけではありませんが、いちどはどうぞ、と・・・

画像は名物の小鯛笹漬け。これがふた切れもあれば2合は軽いでつ(完全意味明瞭)




TT3・2ドライビングマニュアル第16章 Sモードの愉しみ

2005-09-07 11:46:32 | オンロードでの出来事
DSC0958シリーズ久々の更新!なぜかって?乗ってなかったからですよ(爆)。気がつけば一月を優に超えて50日ぶりに駆り出してアウトバーンに乗り入れます(爆)。アウトバーンのドライビングは速度域でフンイキが激変します。
120(油温)程度で流す分には周囲のクルマの顔ぶれもほとんど変わらないまま何十キロもまったりと、となりますし、100程度で走るとたまにですが周囲には誰もいなくなって貸し切り状態の路面も見出すことができたりもして、これはこれで快適です。

TTのようなGTの素質を備えているクルマはどう走ってもそれなりに満足のゆく質感のある走りを提供してくれます。うねったり曲がったりが比較的多い路線もアウトバーンでは散見されるのですが、そいうところへ持ち込んで踏んでやるとまたTTの違った味わいが見出されたりもして興味深いです。
今日はいい調子で先導してくださるクラウンアスリートの見事な安定感にホレボレしながらもくるぞくるぞ~、と、100mも後ろを走っている私ですらが予測できる程の、走行車線からのクルマの動き(完全意味明瞭)が読めずに急ブレーキ踏んだりしているのを離れて眺めながらこれはこれでスリリングな光景だ(爆)と思い、つかずはなれずしておりました・・・っとそこへキター!!

リッターバイク様です!モデル名は速すぎてわかりませんが(爆)、とりあえず踏む理由ができた、とばかりに
すかさずSモードにほうり込んでアクセルオン。よき仲間、と思っていたTTが猛然と消えていなくなるのでアスリート様もあせったようですが、リミッタ付きの悲しさで、それはそれ、仕方がありません。

さて、リッターバイクはスゴイ。特に中間加速!コーンといったと思ったその瞬間にもう点でつ(爆死)。それでも必死に追いすがって超高速コーナの旋回中にうしろからいろいろと観察させていただくとどうやら旋回スピードはそれほど変わりません。そのあとの爆発力で置いていかれるのです。抜きつ抜かれつでテキトーに楽しんでいたのですが、コーナの進入でアクセルをふっと抜いてやるとシフトダウンが起きて5に落ちて加速スタンバイ状態をクルマがつくりだしているでわありませんか!・・・そうかよしよし、というわけでここぞとばかり踏んでやる、するどどうでしょう、直線ではあれだけ離されてゆくバイクのテールがみるみる近づいてくるぢゃありませんか。しかも後輪駆動がこれでもかとかかるおかげでシャシー全体が安定するのが体感されます。ハルデックスさまもお手伝いしてくださっているのです。また先日のアライメントの「踏めば曲がる」効果もしっかり効いていたはずです。

こらエエワーっと、まさにタラソテラピー状態(完全意味不明)のドライビング。
先導車となった場合には走行車線からの流入がヒジョーにコワイわけなのですが、フルブレーキングを余儀なくされて240(油温)から100(油温)までの3段落としヒールアンドトゥを華麗に決められるドライバーさんは多くはありません。そのまさに神業のようなテクをを常に提供してくれるこのDSG-Sモードはまさに珠玉のテクノロジー。このような超高速バトルにおいてはこのSモードはまさにウェポン。ラクして速い・・・スポーツカードライビングとしては文句のつけようなどいくらでもありますが、TTはGTです。
時としてカゲキなSモードをたまに味わったりしながらの「超高速」ドライブはいまのところTT3・2だけのものでしょう。このままではどんどんドライバー(わたし)はヘタレになるだけですが、楽しいものは仕方が無い(爆)。
リッターバイク様とはその後互いに挨拶を交わしながらお別れしましたが、なんともたのしい午後のひとときでしたとさ(爆)。画像は話題のトクイチオートステッカー。つい最近私のTTもこれ装備となりました(祝)!

#文中に登場してくる団体、人物、車両等は実在するものではなくあくまでもフィクションですからご注意ください(爆死)



鯖街道

2005-09-07 08:41:52 | B級グルメ
DSC0774台風14号の脅威におびえながら(爆)、遅ればせながらの夏休みを頂戴して若狭方面へと出向いてまいりました。
所用を関東方面で済ませ、名古屋を抜けたところから、今回は太平洋岸に押し寄せる台風からの余波を避けるべくルートを工夫して山影に隠れるようにして楽しんできました。なんとTTには40日ぶりの出動でございました。
小浜から京都に抜けるR162、通称鯖街道も途中まで攻め込んで(爆)みましたが、交通量のあまりの少なさ、いや「無さ」にあやうく京都まで突き抜けそうになり(爆死)、あわてて引き返したりもして、それくらいノリのよろしい旅でございました。TTでひと塩した鯖を京都まで運んでみても決して味のしみた鯖にはならんわなあ(完全意味明瞭)、と思ったことでございました(違)。集落を抜けたとたんにワインディングが始まり、そいつが全開でも(一部謎)20分は続く、これを15回ほど繰り返すうちに洛中に着いてしまうわけなのですが、アスファルトにトンネル付きの現代の3桁国道では当時の苦労は想像する他はないのでございました(民話ナレータ調)。今夜の宿は小浜、京都まで突き抜けて(爆死)しまっては困りますからあわてて引き返したのでございますが、Uターンするにはなんとも後ろ髪を引かれる、それくらい変化に富んだ素晴らしいワインディングでございました。コーナ脱出後のストレートが比較的長く、3で旋回ののち、MTモードで5までシフトアップができてしまう、ののち快音と共にシフトダウン、こいつを繰り返す・・・DSGのパドルのなんとも心地よいフィーリングが旅情を盛り上げてくれたことでございました(ばか)

以前に京都の老舗「いづう」の鯖寿司を買って食べたことがございましたが、なんとテイクアウト2人前バージョンのみの販売でそのお値段4140円でございましたどすえ~(爆)!上ものの鯖が4匹くらいラクに買えちゃう値段ながらそこはまあなんとも上品な鯖寿司だったのを今でも思い出しますが、そこらのドライブインや道の駅なんかでもレベルの違いは明白ながらまあ天と地ほどは違わないものが3分の1程度のお値段で手に入ります。今回は小浜の駅近く「東寿司」なる土着の店に突入していろいろと握っていただきましたが、誠に結構でございましたどすえ!ひと塩ののち酢で〆た鯖に始まって、鯵、小鯛の雀漬け、カジキマグロ、ぷりぷりの烏賊、すずき、ツメ付きの蛸、最後にあぶりたてのアナゴの海苔巻き(!)、これでお値段〆て2610円。
イクラだウニだ海老だとどこからやってきたのか知れないネタをとことんはずして握ってくださる供し手のその良心、沼津あたりの寿司屋は見習わんかい、と(血叫)。