さて、湯上りにはワインディング、と相場はきまっております(違)。みたまの湯からは甲府南ICが近い。したがって中央道経由でもどるか、となるわけですが、須玉からR141をダラダラ戻るのはいい加減きつい。出発時にリセットしてあるトータル運転時間は7時間を優に超えてますよ(爆)。ので、こんな場合には覚醒効果満点の小淵沢まわり八ヶ岳横断道路ですがな。中央道ではスス払いの意味をこめてしっかり踏んでさし上げるのですが、純正装着のコンチスポコン2との比較で全体にタイアのグリップが一段落ちてくれているおかげでいなす感じが強い。この油温ですと極微小なスリップも常に起きているのが体感されるほどで、したがってハルデックスは常に稼動のままの旋回と加速が行われます。粘りすぎない、かといって頼りないのともまったく違う乗り味でございます。というかただの「踏みすぎ(爆死)」?
八ヶ岳横断道路は前半と後半でパターンがビミョーに違います。最初は2→3、3→2の繰り返しがSモードで面白いようにきまる。ブレーキングっ、と考えてアクセルを戻した瞬間にフォロン、と2に落ちて「もっと踏めや~、ヘタレぐぁ~(完全意味明瞭)」とTTが催促してきます。このパターンを楽しんでいるうちに後半に突入するわけですが、後半はコーナーとコーナの間の直線が長い。うほ~、直線、というわけで床まで踏んでおりますとSモードは3のままレッドまで引っ張ろうとしてしまいますからご注意!6000に近づいてしまいますとトルクは薄れてきますからそこまでひっぱらずに5000近辺でいったん待つ。すると4へのシフトアップが起きてさらに美味しいトルク領域を再び使えるわけで、このあたりの踏み方がDSG-Sモードのディープなところっすよ。
でハードなブレーキングののち再び3に落ちた瞬間に旋回が始まるわけですが、まさにギリギリの油温(一部意味明瞭)。このあたりのコーナは出口付近でさらに回り込むやつなんかが出てきてまったくタマランチ会長。うう、2に落ちてくれねえかなあ、とヒヤヒヤしながらなわけですが、TTのポテンシャルはそんなレベルにはありません。じんわりアクセルを開けてやればこれでもかの後輪トルクでアザヤカないなし連発!ハルデックスの作動もここへきてめちゃくちゃスムーズなのでつい期待して頻繁にごやっかいになっております(ぺこり)
ちなみにさいきん私、DSGのMTモードは一切使わなくなりますた。パチパチやってもそりゃ楽しいのですが、よくできたSモードの「引き出し方」がわかってきたいま。こちらのほうが圧倒的に楽しい。またそのほうがTTにふさわしい乗り方のように思えるのは私だけでしょうか?・・・いわゆるクルマ任せ、といえばいえるですが(爆)。
ウマイ、ヘタがでにくいこういうメカは果たしてクルマの楽しさに寄与するだろうか、などと考えている余裕がないほどのイキオイで旋回してシマウマうTT、よくできたGTと思います。もう一周、とも思ったですが(ばか)、早く黒はんぺんもって帰らないとマダムに怒られますんで・・・(爆)。