くくく、PCSの下地処理剤、S703のみでここまで光りますた(爆)。ゼロハリの全シリーズに共通のヘアライン仕上げの本体ですが、触ってみますと明らかにクリアー層が存在するようで、ヘアラインでツメが引っかかるようなことはありません。それならばキズつきまくりで傷んだクリアー層を樹脂で復元してやればよい、というのが今回の作戦でございます。住友のハード1,2はノンシリコンのプロ用コンパウンド。イパーンにはなかなか入手が難しいようですが、なにきんぢょの自動車板金工場にお願いすれば翌日には届いてますよ、というわけでそいつをスポンジにとって徹底的に「掌圧研磨(一部意味明瞭)」を行って表面の荒れた層を削ってゆきます。どこまで削るかは単純に忍耐にかかっておりますが、なに古い映画でも観ながら両腕を動かすうちになんともいえない吐き気、めまい、悪寒などに襲われますから・・・ってこれぢゃ死にますから(爆)換気に注意して鏡面状態を目指します。私のようなベテランですと(ばかともいふ)どこまで削るかに関してはカンのようなものが働いて、これ以上やったらクリアーに穴が開くな(爆)というのがわかりますからその2歩くらい手前のところで止めておきます。ふたたび磨き上げるところまで想定してはやめに「削り終える」わけです。その頃には両手ともにボロボロ(爆)、家人からは冷たい視線のみ浴びまくることになるわけですが(完全意味明瞭)、なに36年前の旅行用トランクで現役なのがあったら持ってこい、っつうのよ(爆)。わたしは文化遺産の復元に挑んでいるのだ、と逝ってもさらに白い目で見られる秋の夜長なのでございますたとさ・・・さて、いよいよ具合が悪いので(爆)そろそろ磨き終えてコーティングに移るとしましょうか・・・ゼロハリの取っ手部分に使われるパーツはプラの「流し込み」と呼ばれる製法。ある粘度をもった材料を型に流し込んで作るわけですが、温度やタイミングで独特の模様ができるのがウリ。さいきんこのモデルには復刻版がでていますが、そいつはみんなプラの鼈甲風となって、まあオサレには違いないでつが、味わいつうものが・・・ねえ。今朝、母親にこのトランクを目撃されて、ゲンナマでも入ってるのかい、とからかわれたのはナイショっす(爆死)・・・その3につづく(おおばか)