黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

わーっ。広い広い八郎潟の干拓地。

2006-08-30 15:26:45 | Weblog
で、東北シリーズの第2回。PTA全国大会の2日目は能代市の分科会へ。
「若者の夢を語り、未来を拓く」という甲子園のような正しい名称の分科会でした。「ふー。昨日の講演会はすさまじかった。だいたい会場がデカ過ぎた。今日は分科会だから…」と期待しつつ、大会専用のシャトルバスで秋田市から能代市へ。人間の距離感覚は遠くになるほど縮むのですね。たとえば東京の人に「福井さんは岡山県出身ですか。じゃあ広島が近いですね」と言われる。近くないです!で、自分でも「熊本で会議がある。ならばついでに鹿児島へ寄ってみようか」と簡単に考えたりしますから。今回も同様で、能代を甘く見ていました。秋田から能代までは遠い!しかも、シャトルバスのエアコンが故障していた。運転手さんがきれいな正統派秋田弁で「走っていれば効き出すのです」と言っていたけれども、全然。まるでサファリラリー・路線バス部門のような状況でした。「今日は灼熱の秋田part2ですね」と。で、分科会。これがまた…。秋田○○大学の先生が登場してえらっそうに。「もしも日本列島が沈没したとして、あなたを住ませてくれる外国の知り合いがいる人、手を挙げて」で、「いませんねー。今、手を挙げなかった人は国際人とは言えませんよ」と。私、特に国際人希望じゃないですから、かまいませんけど。
教育の世界には「国際化」というのがものすごく良いものだという信仰が広まっているらしい。ところが「英語の学力を押し上げる。授業時間も大幅に増やしてバンバン鍛えていくぞ。先生も生徒もしっかりやれ!」という方向には行かないで、ちゃちな会話文やら挨拶やらホームステイで満足している。はじめから「どうせたいしたことじゃないから」とお茶を濁すような姿勢で取り組んでいるのだろう。
中国から帰国した女子高生とアメリカに留学していた女子高生のスピーチは良かった。フレッシュで真面目。ところが、○○大学の先生が話に割り込む。邪魔でしたね。「おっさん、出てくるな」と叫びたくなりました。
秋田の大会を総括すると「大学の先生がメタメタに失敗して、その失点を女子高生の健闘でカバーする」という構図でした。秋田小町の伝統でしょうか。
分科会の後、秋田市へ戻って、偶然に校長先生たちと再集合。秋田県立美術館、伝統の祭り「竿灯」の展示館、旧・秋田銀行本店など。美術館には藤田嗣治画伯の巨大な絵が。岸田劉生の麗子像(5歳)もありました。二人とも画風が…ちょっと怖いです。
子供用の竿灯を持たせてもらいました。おろおろしました。あれじゃあ祭りになりません。やはり伝統のワザはすごいものです。
一行とは別れて、秋田の塾=秋田英数学院の皆さんと夕食を。美味しいものばっかりで、つくづく滋賀県は味覚の砂漠地帯だなぁと。秋田県、美味しいものがあり過ぎ!
今日の写真は八郎潟の干拓地。どこまでも美田が続いていました。山国育ちの私には驚き。小学時代の教科書では、八郎潟干拓地は「日本の農業のスーパースター」
でしたなぁ。本当に広い。
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