黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

元・東大総長氏、高校の民謡部に完敗の巻。

2006-08-29 11:16:30 | Weblog
秋田へ出張?私、県立A高校のPTAの係をやっておりまして、今回は「全国高校PTA連合会秋田大会」への参加でした。校長先生、PTA担当の先生もご一緒でした。
さて大会。驚きNo.1 これが暑かった。秋田市立体育館が会場だったのですが、秋田が暑いかどうかとは別に、体育館の中は灼熱の世界。「参加者の熱気がムンムンムンと伝わってまいります」と。ただ高温多湿というだけですけど。5千人以上も入っていたでしょうから、クーラーが追いつかない。「東北地方だから」と背広やカーディガンを持参した人もいましたが、耐暑訓練でしたね。
驚きNo.2 午前中は丸々ずーっと挨拶。連合会の会長さん、秋田県知事、秋田市長、文部科学省の偉い人などなどが次から次へと挨拶をする。
「ステージの上で暑さに耐え抜いた人だけが挨拶の権利を与えられます」というゲームみたいでした。で、挨拶の次は表彰式。つまり「身内の作業」で午前丸々使ってしまった。この気合いはすごい。塾にはまねができません。こんあことしたら誰も来なくなっちゃいますでしょう。
驚きNo.3 元・東大総長で現在は学習院の教授という人の記念講演。これが耐暑訓練に加えて耐眠気訓練も兼用。みんなゾロゾロと退散して「おいおい、そんなことでいいのか?」と。講演の最中なのに、まるで野球が終わった後の阪神甲子園球場みたいにゾロゾロと出ていきますから。「講演者に失礼じゃないか!わざわざ秋田まで来たのだから、気合いを入れて聞かないと」と思っておりました。が…。
講演の内容がつまらない。「一億総中流時代の後に来るもの」という高尚な題名でしたが、内容は…。ま、回の性質上、そんなにショッキングなことは言えないから、抽象的な一般論で終始していました。つまらんゾー。北海道から沖縄まで、みんな遠くから集まって来たのだゾー。暑いのを我慢して聞いているんだゾー。
うちの高校一同は、非常に良く粘りましたね。校長先生なんかメモを取りながら聞いておられました。が、後半まで粘った私も、ついにリタイア。外へ出たら涼しいこと。みんな外へ逃げ出したから、特設の秋田名産品売り場は大混雑。売り上げの一部を元・東大センセイに寄付すべきです。元・東大総長センセイ、あれじゃ東大の学生が可哀想だったなぁ。こっちは2時間足らずの一回きりですけどね。
驚きNo.4 秋田の高校生は民謡が上手でありました。
アトラクションで地元の高校生が民謡を歌って踊って。これは聞きごたえ&見ごたえがありました。高校の部活に民謡部があるらしい。見事なものでした。
東大氏のときは体育館内がガラガラになっていたのに、みんな歌声に釣られて再び着席しました。東大の負け、民謡部の勝ち。
「挨拶と講演はカットして、民謡ばっかりにすりゃあよかったのに」と。そうもいかんか。
今日の写真は、その炎熱の講演会。このセンセイ、中教審の親玉らしいけど、大丈夫か。日本の教育を考える係は、もっと明るい話ができる人に頼む方が希望が湧くのじゃないか。でも考えてみれば御本人も暑かったはず。ご苦労様でした。



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