King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

カルモデオーロの朝

2009年04月18日 10時13分47秒 | 珈琲
朝のひと時、残念なのはいつもの新聞連載の小説が
つまらなくなってしまったことがあります。
前回の北方健三の時には、まだ読めたのに今はひたすら
つまらないし、くだらなく感じるのです。
ところが、今月より履歴書を書いているのが近藤道生氏
になり、俄然新聞が楽しみになりました。

今や戦中体験を聞くこともまばらになりましたが、人の
人生を人の生死を偶然に左右し、その無念や戦後の価値観の
変化や社会の変化を諸に現実に体験した強烈なストーリーは
生半可なドラマにない衝撃があります。

見てきたものが違う、味わってきたものが違うという背景の
色の違いが人生に反映されている感じです。最近多い、派遣
切りにあいホームレスになったなどというドキュメントなど
と全然違う生きるつらさを感じます。

朝から色々考えさせてくれます。
そんな重くなった思考をほぐしてくれるのは、朝の珈琲ですが
最近の珈琲はどんどん味か良くなっています。というのは、
注文してから焙煎して送ってくれるところから取り寄せた豆
ですが、焙煎したてより段々味がよくなっているのです。

良く焙煎後三日目が一番味がいいといいますが、その後は味が
悪くなる一方だというイメージでしたが、いやいや最初から
考えると段々味がよくなっている感じです。クリスタル
マウンテンと今回のブラジルの豆で、まるで違った味を知り
珈琲のイメージもまた変わったかもしれません。

というのも、外で飲むコーヒーがまるで別物で珈琲だと受け付け
ないほどです。
最初の一口で浸る幸福にいつまでも浸っていたい欲求が夢のように
広がります。やがて鼻に抜ける香りとのどに残る味わいがあたたまり
実に味わい深いのです。

今回のブラジルはスペシャルティコーヒーで、カルモデオーロと
いう農場ブランドのもので、最近変わりつつある国から産地農場名
で流通する豆です。滅多に入らないといわれますが、ネットで
検索すると結構でてきます。興味のお有りの方は味わってみて
ください。

さて毎日各地の花の話題が聞かれる今日この頃ですが、昨日買い物
から帰ってくるときに感じたのですが、もし秩父の芝桜を鑑賞に
来チチするなら、寄居から有料道路で美の山トンネルをとおり
降りたら国道を和銅大橋手前で右折して荒川対岸を走って秩父入り
するのがいいでしょう。

現地には一番遠いですが、いつも私が走る公園ミューズパークに
車を停めて無料バスで芝桜の丘まで行くのがいいと思います。
そうすれば、市内の渋滞も避けられ、駐車場も無料で済みます。

渋滞承知で一番近い駐車場を目指すなら299号から横瀬町でやって
いる駐車場群に停めることになると思いますが、それでも現地へは
10分の山道になります。それを考えるとこのミューズ停車は色々な
秩父の景色を眺められ、公園橋を渡って秩父入りし武甲山を眺めながら
芝桜への憧憬を高めつつ渋滞する市内をバスの高い位置から眺め
ながら羊山の駐車場まで行けます。

もうそろそろ満開になるのではと思います。今は先週ほど外が
騒がしくなく、花の状態も気になりますので、私も現地をそろそろ
覗いてみようと思います。
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みてきました『赤壁2』

2009年04月18日 01時29分44秒 | 日々のこと
昨日は朝から雨が降り、二日続いて雨の中
を走るのもいやだったので、夜映画を見に行きました。

そして、ついでにかねてから気になっていた下着を
買いました。実は、前からパンツの線が出ない下着を
ほしいと思っていたのです。最近は、スパッツとかタイツを
穿いて走るので、この下着の線というか形が汗をかいたり
すると余計浮かび上がってかっこよくないのです。

女性用だと結構種類があるし、昔からそういう線を気にする
スタイルが多かったせいか売っていましたが、男性用となると
スポーツ用のサポーターのようなものとかランニングパンツ
用の薄い下着とかしかなく、スポーツ店で見るそれらの下着は
いまひとつ機能や品質に不満がありました。

ところがどうでしょう。最近では、トランクスしか置いてない
店が多い中、ある店にはあるのです。
気になっていたものがひとつ片付き、満足して映画館に行くと
吹き替え版になってしまい、字幕版には間に合いませんでした。
ところが、はじまって20分も延々と予告編をやっており、
これなら字幕版でも間に合ったかと後悔しました。

予告編の中では、やはり『グラントリノ』がいちばん気に入り
ました。これは、アカデミー賞のときにもすでに話題になって
いましたから。いつもぶっきらぼうなせりふしか言えない役しか
できなかったクリントイーストウッドが、まさか賞連発の監督
になってしまうんですからね。

さて、レッドクリフですが、予告編だけでなく本編もなんか
すっごく長く感じました。赤壁の戦いというと孔明の風を呼んで
勝つという話が有名ですが、映画では現地の気象情報とか科学
的な裏づけを取り入れ、史実とリアリティを組み入れた脚本づくり
をしたんだなと感じました。

ですが、映画ですからそれはそれなりに演出があり、原作にない
ストーリーやら登場人物やらの脚色があり、そこに賛否両論が
ひしめくわけですが、私はこんなに色々盛り込んだり長い話に
する必要があったのかなと感じました。

蹴鞠のシーンとかボーガンとか火炎弾とか作りすぎなんじゃあと
思われるシーンも多いのです。もっとシンプルに武将の激突とか
武闘シーンを増やして派手さをそいでリアリティに徹した方が
かえって三国志の魅力に近づけるのではないかと思ったのです。

もう矢が飛んでくるシーンや舟が何隻も出てくるシーンはCGだと
知ってるわけで、そんな作り出した絵は誰も見たくないのです。
プライベートライアンで弾が飛んで血が飛び散る戦場の臨場感は
経験済みだし、矢が雨のように降ってくるシーンもチャンィーモー
とかで見てるし、ましてワイヤーアクションも鳩ももうばればれ
なんだから…。

中国映画なんだからつきもんだとして楽しむ人もいるでしょうが
もうこれだけやられているとどうなんでしょう。

中国といえば、本物の赤壁にはなんと岩壁にガードしたの落書き
のような赤壁という文字が書かれているのです。
三国志の英雄の墓がまるで神社のようにあちこちに祀られていたり、
この映画よりすごい現実があるのです。

日本では、1より2の方が興行成績がいいらしいですが、それは
ひとえに広告宣伝に金をかけているからでしょう。今、丁度
いい映画ないし、日本の映画は漫画の映画化ばっかりだし、
洋画もいいところはみんなテレビドラマに取られてしまったようで
これっていうのがないんですよね。

そういえば、同じシネコンでまだ『おくりびと』やっていました。
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