King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

残念なこと

2009年04月14日 17時49分34秒 | 日々のこと
二日続けての山歩きから、昨日の18Kのロングランニングと
ちょっとハードに来たから、今日の雨は当然休むことに
しました。ジムも休みだし、自宅にマグネットサイクルマシンが
あったときには、30分くらいは漕いだりしましたが、休養も
必要なので、ここは無理せずに休みます。

思ったほど激しく降らないので一安心です。
昨日の『スクールオブロック』は面白かったです。
日曜にやった『名曲探偵アマデウス』はちょっと微妙でした。
というのはピアノのあの超有名曲『英雄ポロネーズ』を
やったんですが、主題の絡め方のひねりも足りなくて、
曲の構成では細部までばらしてしまったという感じに、さらに
残念なことに仲道郁代さんのピアノが以前のベートベン『月光』
の時ほどいいと感じなかったのです。

これなら地元のピアニストを生で聞いた時の方がはるかによかった
なあと思いました。これが正統現地の人が聞いてもポロネーズ
だとしてもあまり受け入れられませんでした。つまり、それだけ
何度も聞いた演奏と細部が気になるほど違っていたからでしょう。
各パートの解説を聞いていたとしても、受け入れがたいものが
ありました。

しかし、人間の主観などというものは実にいい加減で、演出方法や
聞く時の体調やら気分でころころ変わってしまうのです。だから
個人の感想ほどあてにならないものはないのです。それでも、コンサート
会場にアンケートは必須であり、クラシックからロックまで必ず
アンケート用紙が配られます。果たしてどんなものにどれだけ
利用されているのか。

先日もコーヒーの味に関して、主観というものは実にいい加減だと
思う事件があり落ち込んでしまいました。それは、クリスタル
マウンテンを頼んだコーヒー屋が今度はブラジルのいい豆を入れる
というので早速注文しました。

ブラジルというのは、昔からサントスNO2というブランドで日本に
なじみの深いものですが、その最高級の豆は入ってこないと言われて
いました。しかし、しかし、世の流通事情も流通方式もついに変革を
迎えて、昔のように豆はブランド=国という図式が崩れ、徐々に
農園単位の取引方法と流通に取って代わられようとしています。

今でも農園名で輸入される豆は、スペシャルティコーヒーで、これは
ブルマンより味がいいものがほとんどなのだそうです。ならば
味わってみないわけにはいきません。ブルマンを超えるブラジルとは
どんなか。これは飲む前から相当気になって気になってわくわくとして
飲んだのですが、びっくりするくらい特徴の少ない味で逆に拍子抜け
してしまったのです。

これがそのスペシャルティ豆かと豆を改めてみてみますと、香りも
前回のクリスタルマウンテンの方がはるかに良く、豆のふくらみも
クリスタルの方がよかったのです。まずくはないのですが、期待
しすぎるとこんなことになるのです。値段もクリスタルマウンテン
の方が高かったのですが、味もどちらがいいかというとクリスタル
かなあと言う感じです。

ブラジルならもっと安くて無農薬とか有機とか色々選べる時代に
なったので、費用対効果で言えばどうなのか。

最近いんちきそうなブルーマウンテンも増えたので、それより
おいしいのは間違いないのですが、それにしても人の味覚とか
感じ方なんて実にいい加減です。ブラインドでだされたら、
どれが一番と答えるか自分でも怖い感じです。
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真水15兆円に思う

2009年04月14日 00時22分53秒 | 日々のこと
すっかり市内の桜も散ってしまいました。
山行きのあとのロングランで、あちこち痛いところ
だらけです。

山に山菜を取りに行ったりすると、その春はもうスキー
を終わりにしてしまう傾向があります。でもまだ終われない
そんな感じの前回のスキーでした。

コブ斜面でも新しい滑りができるのかを試すはずが、臆して
今までのコブ滑りに終始していたし、進化を実感したいと
出かけてそれも果たせずこのまま終わっていいはずもなく、
このすっかり暑くなった日にまだ雪は残っていてくれと
願いつつ、次の目的を練っています。

最近の景気対策がまた発表されましたが、財源は赤字国債
だといいます。40億もの赤字国債になってしまうというのですが、
借金といいつつ誰が貸主になるのでしょうか。日本の国債は
今はまだ日本の金融機関がすべて引き受けています。つまりは
銀行が金を出しているといえます。その銀行だって巨額の
公的資金注入をしています。

つまり、銀行が国債を持っていて経営も危うくなっても
また公的資金を注入して救ってやるとなるなら、債権と債務が
混同して借金はチャラということにならないでしょうか。

アメリカのように日本や中国がどんどん国債を買ってくれる
と軍隊に金をかけたり、世界の警察面もできるわけです。
日本は、アメリカの核の傘の下、軍事費も節約して経済に
邁進できると言われていましたが、米軍の経費など全て持って
いるし、基地移転の費用まで払わされて果たして責任を回避して
お得な身分なのかそろそろまじめな議論が必要なのではないで
しょうか。

とはいえ私は、日本が軍備をちゃんとして国際的な負担を果たし、
自国の主張もするというのは反対です。
アメリカがやっているような独裁政治や民兵組織の所に軍事介入
して平和維持活動をするというのも反対です。
そういう強い力での介入を望むものがいるから独裁政治が今でも
生き残っているのであり、武器を安易に持ちすぎるから、難民やら
不当な人権侵害が横行するのです。

先進国もやっと最近腰に刀やピストルを持たなくなってのですから
それをもっと当たり前にしていかなくてはならないのです。スーパー
でピストルの弾丸が買える国が西部劇の時代から進歩したといえるで
しょうか。そんな調子で世界中武力で乗り込んで平和がきたといえる
でしょうか。

そんな国にお付き合いして、真水15兆円だと奇声を上げて、それが
全てばら撒き方の金の使い方に危うさを感じます。二重行政をなく
したり、天下りや公益法人などをなくし、誰もが豊かさを享受でき
働き甲斐のあるシステムを早く構築しないと、もろもろの先送りが
悲鳴を上げるでしょう。

派遣労働者の問題もそもそも中高年の正社員の雇用を守るために
若い人の雇用が正社員から契約型の短期社員になったもので、若い人の
仕事が低所得のままだと社会保障の仕組みも支えられなくなるし、税収
も伸びません。これらはみんな問題の先送りでいい加減な改革で終始
してきたから起きています。

定額給付金も国民の80%の人が反対しているといわれていましたが、
結局実施されてしまいました。前回も経済的な効果がないともう結果
が一度でていることなのに、またぞろ繰り返し、似たようなばらまき
政策が目白押しなのです。まあ、米国債を売って日本の国債を買って
もらえばまだ借金できるのでしょうが。
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