King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

みました『おくりびと』

2009年04月04日 22時16分09秒 | 日々のこと
写真が好きで、ネットで写真関連のサイトやブログを
よくみますが、最近思うのは素人の写真はつまらないです。

つまらないだけならまだしも、気持ちの悪いものが非常に
多いので、あまり見る気もなくなってきました。

それはピンボケが非常に多くて気持ちが悪くなる原因と
なっているからです。特に春で花がアップの写真が多いの
ですが、花のアップならほぼ後ろの地面の方にピントがあっている
おそらくデジカメで撮ったためにそのようになっていることを知らず
そのまま載せているのでしょうが、そもそも表現したかった
ものは何なのかと問いたい気分です。

さらに、一眼で撮ったらしい写真でも必要以上に前ぼけ後ろぼけ
を使い、結局気持ち悪い写真になっているものとか何をしたい
のかというものばかりなのです。

手軽に映せるということで、堂々とそんなピンぼけ写真をおお伸ばし
して飾っている人もいて、珍しい高山植物でコメントを求められて
ピンぼけじゃんというと怒り出して芸術がわかってないとかいいだす
輩があまりに多いです。

この映画もちゃんとした映写設備の映画館でなく見たためか、
なんだか絵がとても汚く見えました。ピントの合ってない映像も
多かったし、アングルとかカット割とかそんなことはあまり気を
使わなかったのか、とにかく映像にはがっかりなものばかりで、
最初の主人公が職を失って故郷へ戻る話も、あまりに信憑性と
いうかこっけいなので物語にのめり込めない稚拙なストーリーです。

それと私が体験した葬儀では、あの漁村の親父を棺おけに入れようと
した葬儀屋のような扱いでした。死体の処理は看護婦さんが全て
済ませ、死に化粧や湯灌など見たことがありません。

それが山形の田舎で納棺だけの会社があるというのもびっくりで
信じられません。

そんなわけであまり物語には入っていけずでしたが、人が死ぬと
いうシーンは涙が出ます。この間死んだ峰岸徹が死体役というのも
ショックが大きかったです。

セロの挿入曲が、アベマリアというのも芸がない感じでした。
逆に風のガーデンのガブリエルさんが弾くセロを思い出して
しまうくらいあちらの方が楽器の使い方はうまいし曲もドラマも
うまかったですね。

脇役の芸達者ぶりでどうにか最後まで見れた感じといったところ
でしょうか。

映画館は結構の入りで、いつもながら年寄りばかりでした。
映画館というより映写場というほうが正しいのか、わさわざ
地元で見たけど今でも映画館でやっているし、映像をみたら
果たしてよかったのかと考えてしまう行動でした。かといって
もう一度みたいとも思わないのですが。
コメント
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