King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

街の魅力

2009年09月23日 23時14分11秒 | 日々のこと
連休最終日というので、街はいつものとおり
リュックをしょって地図を片手の観光客が
目立ちます。

私もほしいものがあったのでいくつかの商店
を巡ったのですが、魅力的な街の情景とか
機能というものがすっかりなくなった感じ
です。

というのは、日常の食卓に彩がほしくなる
のは人の常で、趣味の食器とか小物は生活の
アクセントであり、散歩のついでとかふと目に
ついて買うものです。

そんなお店がかつてはいくつもあったのが、
今や店はあってもそんなものを売る店がなく、
100円ショップや雑貨屋はあっても、かつての
趣味の店の内容には当然及ばないのです。

街に出れば何かある。それが街の魅力であり、
誰かに出会えるという魅力と気軽に憩える店と
街の機能はそういうことで出来上がっていた
のがいつの間にか人口減社会とともに失われて
いたのです。

今あるのは食料品や日常ティッシュなどの雑貨の
安売りを競う店ばかりです。

確実にあるニーズを取り合うことで、本来提供
していたサービスをおざなりにし、根本の需要を
なくしてしまったのです。

かつてあった商店街の魅力ですね。今は牛乳と
ティッシュの値段を下げ比べているだけで街に
は何かあるがなくなったという現実。

そして、それはネットの社会にも徐々に押し寄せつつ
あります。
かつては本当にびっくりする安さやサービスが
ありましたが、今は普通のものが普通に提供される
だけのおもしろみもないものに変わりました。

本屋さんも変わりました。次々に出てくる雑誌の
数やベストセラーしか店頭に並ばないという偏った
品揃えと本の高騰です。

そういえば昨日はバスケの本は一冊もなかったなあ。
コメント
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