King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

夢から覚めるとき『インセプション』

2010年08月30日 01時37分25秒 | 映画
この映画を見たのには理由があります。

ディカプリオがきて、渡辺謙とプロモーション
したり、かなり大々的に宣伝したのに、あまり
以前のディカプリオ映画ほどの評判が聞こえて
こないばかりか、いつもの金曜夕刊の映画評でも
星三つだったのです。

テレビでのインタビューや評論家の話でも夢の
話で、なんとも話している内容が心許ないのです。

ディカプリオ映画自体は、ブラッドダイヤモンド
からアクションも主人公の精神面も演じられる俳優
になったと注目の人でした。

ただし、今回はあまりに予告の絵が作り物であり、
最近のCGバリバリの映画と思ってしまっていました。

ですから、あまり見にも行く気がしてなかった
のですが、深夜のランキング番組でめちゃくちゃ
この映画だけ高得点だったので気になってしまい
見る事になったのです。

そして、もう既に映画館では夜一回しかやってない
状況で、日曜の夜に見て来ました。

結論としては、すごい面白かったです。

最後、こまを回す意味とかどうとるかで映画も
違ったものに映るでしょう。

私は、エンドロールの途中でそうだったのかと
解り面白みがずっと増しました。

最初はとにかく話がなかなかつながらず、そんな
解らないまま話しを進めて後から説明して、どう
最後あの最初のシーンに繋がるのか、なんで夢の中
銃を持った敵が出てきてそれと戦わなくてはいけない
のかとか、見ていて考える事が多くて他の人は話に
ついて行けるのかと思ってしまいました。

とにかく、同じ夢に入って行くシステムとか仕組み
とか、アイディアを人の頭の中で盗むと言う説明も
映像で説明されているままではなんとなく理解しても
実際それがビジネスになるのか、そもそもアイディア
がその人の深層心理とか潜在意識の中に完全な設計図
なり、文書なりをどうコピーしてくるというのでしょう。

そんなこんなで色々詮索も出たり駄作だと騒ぐ人も
いるのでしょう。

私はエンドロールを見終わってそういうことかと
気がついてそれから色々思い返したりしてすっかり
堪能してしまいました。

それと最初字幕版を選んだはずなのに吹き替えで
はじまり、どうしてと思ったら最初は日本の設定で
日本語始まりだったのです。

それにしては建物とか渡辺謙の衣装とか新幹線に個室
があったり、日本シーンは渡辺謙が出ている割に外国
の日本と言う感じがしました。

それでも、最近こういう経験をした事がなかった
だけに堪能しました。映画ってこうじゃなくちゃね。
星四つです。
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