King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

今日はホンジュラスSHG

2011年05月23日 09時04分28秒 | 珈琲
本日の珈琲です。

日本ではなじみのない豆です。

これはとても扱い易い豆という印象がありましたが、
ここのところアイス用に深煎りで長めの焙煎が続いて
いたので、この豆も同じような焙煎をしてしまいましたが、
中米系の豆は下手に焙煎するとすぐ味に出ます。

それをおもいださせてくれました。

続いての焙煎は、心してすぐやり直し豆ごとの特性を
改めて頭に刻みました。

特に、豆が色づき出した頃から一ハゼに至る間の火力の
調整と一ハゼと二ハゼの時間のとり方。

これは一ハゼまでは強火で二ハゼに落とすというのが
セオリーとなっていますが、適当だと味が安定せず、
強火二ハゼ弱くという型どおりだと仕上がりの顔が
悪くなってしまったりします。

豆面が悪くても味が良ければいいのですが、豆にハゲ
が出来ていたり、まめが乾いたでこぼこの表面だと
見るだけでまずそうです。

逆につやつやしていかにもうまそうな豆も飲んで見たら
苦味が出ていたりと悩みの深いものです。

ただ、焼いているときに出てくる香りでうまく焼けているか
というのは判断できるのです。

そして、豆を挽くときにはじける様に良い香りが飛び出して
来る豆は味がいいのです。

ですから、焼いている最中に出来不出来は判断できている
ものなのです。

良く透明の袋を使って豆の質をアピールしたがる豆屋さん
がいますが、何をアピールしたがっているのかと思います。

ホンジュラスは仕事中に飲む珈琲です。

派手な香りもなく、神経集中を乱す余計な苦味も酸味もなく
豊な甘みがとげとげした意識をささっと整理してくれます。

もっと飲まれて良い味です。
コメント
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